タイトル 地底旅団ROVER元老院第421回CAVING
サブタイトル ヤマビルがいないうちにサックっと降りよう その2 in 佐野市・高実子の竪穴
分 類 ファンケイビング
入洞洞窟 水木鍾乳洞
日 程 2025年3月23日(日)
参加者 千葉、細野 以上2名

佐野市水木町高実子2024年10月に開催された日本洞窟学会大会第50回大会(佐野市葛生大会)及び6〜9月プレ活動(地R元第410回CAVING第411回第412回第413回)では、其処等中から湧き出るヤマビルに献血協力をする結果となった。これ以上、ヤマビルに栄養補給をさせないためにも活動停滞する冬季に、葛生石灰岩地域の竪穴「満願寺北の竪穴」「高実子の竪穴」への入洞を行うことを目的として企画された。
第2弾は「高実子の竪穴」であるが、2人活動であるため無理をせず、GPS測定や洞口付近のみの活動を目的として計画された。 この竪穴にも28年前後、誰も入洞していないはずである。


5:30、細野は自宅を出発。

5:45、千葉宅に到着。必要な団装を確認し、個人装備とともに千葉車(Y61サファリ)に積み込んで出発。
途中、セブンイレブン 府中日新町2丁目店にて軽食と飲み物を購入。
中央自動車道・国立府中ICより高速に乗り、八王子JCTから圏央道を経由し、東北自動車道を北上。岩船JCTから北関東自動車道に入り、佐野田沼ICより降りる。

8:15、ローソン 葛生北店にて行動食と飲料を購入。

8:45、高実子集落に到着。地権者に挨拶と本日の活動内容を伝えてから活動準備。
隣家の旦那さんより、横穴と竪穴のどちらに入るんだとの声掛けがあった。「高実子の竪穴」のことを知っているようである。

9:15、入山開始。地権者宅裏の谷間から作業道をひたすら登る。夏になれば先が見えなくなることが想像できる道のりである。

10:30、報告書「Caving Reports 1997」にある洞窟プロット位置に到着。露岩は皆無で、早くも怪しい雰囲気。
ここには絶対ないだろうと言いながらも二手に分かれ、尾根の北側(千葉)、南側(細野)をそれぞれ探索。千葉は人生初のニホンノウサギと出会いながら、麓(地権者宅の裏)まで下山して細野と合流。この麓以外では転石も含めて石灰岩が見当たらない。
ふと畑を見ると、訪問することを伝えていた元小学校校長がいたので電話しながら手を振る。
その後、南側の谷付近を探索しながら2人で登り返す。

12:00、探索開始ポイントに到着。昼食をとりながら、2人の行動記録をジオグラフィカにて確認したところ、全体を網羅できてしまっているほど歩き回っていた。この尾根ではない。

12:45、北隣の尾根(水木鍾乳洞の上方)には石灰岩露岩が確認できていたため、そちらの探索を行うことにする。一応辺りを見回しながら再び下山。

13:15、麓(地権者宅の裏)に到着。尾根を見上げ、ジオグラフィカの地形図と見比べながら、尾根(千葉)、尾根の東側(細野)の二手に分かれ登り始める。西側は村樫戸叶鉱山跡でえぐられている。

14:00、目標としていた標高地点にて合流。露岩や転石は多々確認できているが、洞口発見には至らず。
尾根の東側を下山しながら、ジオグラフィカの行動記録で漏れているルートを確認することにする。

14:45、スタート地点である麓の作業道入口に到着。各々の行動記録を確認したが、大きく見落としている個所はなさそうである。結局、空振りで山狩り終了。

15:00、下山途中、細野は未入洞ということで「水木鍾乳洞」に立ち寄る。
千葉が天井、洞壁に点在するオオゲジにおどおどしている様子が楽しい。千葉の洞内撮影、動画撮影に付き合いながら、地底湖に到着。地底湖にて何度も写真を撮ってから出洞する。

15:45、地権者宅に到着。在京に空振り報告。
車両下には元小学校校長からのイチゴとほうれん草と共に、「鐘乳洞外」と題した写真アルバムがあった。村樫戸叶鉱山(1967〜1980代初め)に勤めていた方が撮ったという写真56点で、豊富で立派な二次生成物が撮影されていた。これが「水木・村樫石灰の穴(別名: 村樫石灰丁場洞窟)」なのか? スケールがないのではっきりしないが、石柱は2m以上はありそうである。ちょっと興奮しながら元小学校校長に電話。いずれ写真を撮った方にヒアリングさせてもらうことをお願いする。
片付けと着替え。

16:30、地権者に活動終了の挨拶。見つからなかったこと、1年後のヤマビルが出ていない時期(冬頃)に再訪したいこと、洞窟位置に関する情報(地権者は位置を知らない)収集を心に留めておいて欲しいことを伝える。
続いて、朝に出会った隣家にアポなし訪問。声掛けしても反応はないが、どこからとなく音が聞こえる。どうやらお風呂に入っているようで、風呂場窓越しに湯船の中からお話をして頂く。旦那さんは行ったことなく、最後に入洞した方も最近亡くなったとのことだが、「作業道を約100m登り、左に30〜50m入ったところにあると聞いた。上からは危ないので、下から洞口へアプローチする。 」という情報を得た。
現地離脱。

17:30、道の駅どまんなか たぬまにて土産物を物色。 千葉はいもフライ串を購入。

地R元的佐野ラーメンランキング
(どのお店も美味しく僅差です)
1位 青竹手打ちらーめん 木挽亭
2位 佐野青竹手打ちラーメン 押山
3位 青竹手打ちラーメン 麺や大山
4位 らーめん大金
5位 麺屋ようすけ 堀米店
18:00、道の駅より10分ほど北上することになったが、佐野青竹手打ちラーメン 押山にて2人ともチャーシューメン(麺大盛り1,150円)と餃子3個(300円)を注文。ラーメンも美味。地R元的佐野ラーメンランキング上位。特に餃子がうまい。通常の3倍くらいの大きさで、厚めもっちりの皮。お腹いっぱいになる。

18:30、出発。東北自動車道は上りが渋滞しているようで、Googleマップのいう通り、東北自動車道・館林ICから乗って圏央道を経由、中央自動車道・府中国立ICにて降りる。

21:00、千葉宅に到着。団装を片付けて解散。細野は車を乗り換えて帰路につく。

21:30、細野帰宅 。
佐野市水木町高実子 水木鍾乳洞・地底湖 佐野青竹手打ちラーメン 押山
夏は来たくない作業道 「水木鍾乳洞」の地底湖 5回目となる佐野ラーメン


「サックっと降りよう」と銘打っていたが、降りるどころか「高実子の竪穴」を確認することができなかった。改めてジオグラフィカの行動記録を確認したところ、2人とも避けて通った箇所があることが分かった。「作業道を約100m登り、左に30〜50m入ったところ」という活動後に入手した情報の付近である。次回活動時にはここを重点的に探索を行う必要がある。(文責 細野誠・千葉伸幸)


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