タイトル | 地底旅団ROVER元老院第389回CAVING | ||||||
サブタイトル | 龍泉新洞測量調査第5次調査 at 岩泉町・龍泉新洞 | ||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | 龍泉新洞(龍泉新洞科学館)、龍泉洞(湧口、湧窟、龍泉窟) | ||||||
日 程 | 2022年9月16日(金)〜9月19日(月) | ||||||
参加者 | 細野、杉山、菊地敏雄、松本力、山口真也(以上、東山ケイビングクラブ)、小向益男(日本洞穴学研究所)、山田陽介(東洋大学探検部OB) 以上7名 | ||||||
岩手県下閉伊郡岩泉町の観光洞「龍泉新洞」は1967(昭和42)年、道路拡張の際に発見された。その翌年1968(昭和43)年に日本洞穴学研究所(日本ケイビング協会)と愛媛大学学術探検部が測量を実施。1975(昭和50)年には「龍泉新洞科学館」として一般公開となったが、現在の測量基準に基づいた測量図の作成が必要と考え、再測量調査を行うこととなった。 今回は龍泉新洞測量調査第4次調査(地R元第377回CAVING)で発見した地底湖周辺の探査及び測量を目的とした。 16日18:00、細野はランドクルーザー80にて自宅出発。当初は千葉も参加予定であったが、父親の入院のためにドタキャンとなってしまったため、山口車での移動に急遽変更、中間地点の浦和IC付近での合流とした。 20:00、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線「浦和美園駅」西口に到着。車を付近のパーキングに駐車して山口を待つ。 20:20、山口が到着。細野の個人装備を山口車レクサスNXに積み込んで出発。 以前まで岩泉町までの最短ルートは東北自動車道であったが、三陸沿岸道路が全線開通したことにより、常磐自動車道を北上する方が最短ルートになっていることをすっかり忘れ、東北自動車道沿線で待ち合わせをしてしまっていたことを後になって気付いたが、今更仕方ないので、外環自動車道を経由して常磐自動車道を北上。 21:30、友部SAにて夕食。フードコート内「炙り焼 丼・どん」にて2人とも「とん丼」の大盛。 夕食後、再び北上開始するが、浪江IC〜南相馬IC間で工事のため通行止めとなっており、下道を走る羽目になる。 ドライバーを交代しながら、三陸沿岸道路に入り、宮古港ICにて降りる。 17日4:00、道の駅みやこに到着。松本・山田が到着するまで仮眠。山田は1:00には到着して仮眠していたようだが、車が変わっていたため気付かなかった。 6:30、松本が到着。山田も起きてくる。 7:00、隣接する宮古市魚市場内の魚市場食堂にて各自注文。 7:30、宮古市魚菜市場にて食材を購入し、宮古を出発。 8:30、宿舎となる新しくなった尼額公民館に到着。荷物の搬入。岩泉町警察署、岩泉消防署に挨拶。 9:00、活動準備。初日は活動時間の都合もあり、龍泉新洞活動は断念し、2017年の岩泉町内未調査洞穴調査(地R元第354回CAVING)で確認が必要になっていた宇霊羅山の露頭洞穴確認を行うことにした。 購入していた200mスタティックロープを半分の100mにカットしたり、金物系等の準備を行い、タックルバックに詰め込む。思いのほか時間がかかってしまい、昼時になっていた。 11:30、町内の食事処「藤久」にてとんかつ定食を期待したのだが、やっていなかったため、仕方なくローソン 岩泉にて各自購入して、尼額公民館にて昼食。 13:00、小向さんと合流して尼額公民館を出発。 宇霊羅山登山口より登山開始。2度と登ることは無いと思っていたのだが仕方ない。ずっと急な登山道を1時間30分ほど登っていく。 15:00、山頂付近に到着。岩壁に取り付き開始。 山口による前回の記憶を頼りに、松本・山田がフォローしながら下降。数ヵ所にて試みるが、目的の場所が確認出来ない。そんななか細野は一人、手掛かりを探し歩いていたら山頂に到着してしまったため、設置してある鐘を鳴らすのであった。 以前のように、町内の見渡しの良い場所より双眼鏡等で見ながらトランシーバーで指示する方法が効率よく確認が出来たと、後悔することになってしまった。 17:30、下山開始。ずっと下り坂であるため、細野は後半、膝がガクガクし始め、真っ直ぐの体勢で下ることが出来ず、カニのように横歩きし、膝に直接負担がかからないように下ることになった。 18:00、登山口に到着。下りは早い。小向さん離脱。 18:10、尼額公民館に到着。 18:30、龍泉洞温泉ホテルにて入泉。 19:30、薬王堂 岩手岩泉店にて各自、翌日の朝食と行動食を購入。宿泊は4人だけなので、夕食以外は各自、好きな物を購入する形にした。 20:00、夕食。宮古で購入した刺身と、焼きホタテ、差入れで頂いた松茸ホイル焼き。事前に予約しておいたビールサーバーでの生ビール。この時期はやっぱり、こうじゃなきゃ。 22:00、順次消灯。夜通し移動していた関東組、深夜から移動開始した東北組、やっぱり疲れが出て、早めに就寝となる。 24:30頃、菊地さんが到着し、一人飲みもしていたらしいが、誰も知らない。 18日6:00、順次起床。 7:00、各自購入したもので朝食。 8:00、活動準備をして出発。 9:00、龍泉新洞に到着。龍泉洞事務所に挨拶。 10:00、入洞開始。研究洞奥の地底湖周辺に安全確保用リギングを行うため、山田・松本・山口が先行。細野・杉山・菊地さん・小向さんは後を追う。 10:30、地底湖までのルートは半身以上が濡れる水流ルートを通過する必要があり、ずぶ濡れ必須。水温は約10℃。菊地さんは足腰の調子が悪く、水くぐり断念。 11:00、全員が地底湖付近に到着。山田が地底湖への下りルートをリギング。止まっていると寒いため、早めの昼食を取り、周辺探査のため動き回っていたが、冷えた身体が暖まることは無く、細野・杉山・小向さんは早々に撤退開始。 12:00、松本・山口・山田は地底湖トラバースラインを張り、最奧である地底湖の対岸を確認。 13:30、早期撤退組は出洞し、地底湖確認組が出洞してくるまで待機。 14:50、地底湖確認組が出洞。こちらも冷えた身体を外気温で暖めながら着替え。外気温は30℃。 地底湖対岸及びその周辺に通路を確認することは出来ず、地底湖が最奧であることを確認。水の流れは感じる事が出来るため、水が滞留している地底湖では無いことも確認出来た。 15:30、各々片付けを行い、龍泉洞事務所に活動終了の挨拶。杉山ろ・小向さんは一旦帰宅。 16:00、尼額公民館到着。公民館前で松本持参の高圧洗浄機にてアウターの洗浄。面白いように泥が落ちていく。菊地さん帰宅。 16:30、龍泉洞温泉ホテルにて入泉し、町内で食材を追加購入。 17:30、夕食。上あめやの岩泉ホルモン鍋、サンマの塩焼、松茸ホイル焼きをツマミにビール。さらに追加購入したホタテ。 21:00、眠くなる人、寝ている人が続出。宇霊羅山登山と水くぐりで、身体が疲れているのだろう。 22:00、小向さん帰宅。 23:00、順次消灯。 27:00、何故か全員一旦起きてトイレタイム。 19日6:30、起床。各々残り物と各自購入したもので朝食。 8:00、尼額公民館の片付けと掃除。 9:30、尼額公民館出発。岩泉町警察署、岩泉消防署、龍泉洞事務所に挨拶。 10:00、龍泉洞事務所出発。昼食は盛岡市内の食堂に行こうと言うことになったため、盛岡市内へ向かう。 途中、道の駅三田貝分校にてお土産を物色。 12:00、盛岡食堂 上田店にて昼食。山口・松本は唐揚定食。唐揚げ1個の大きさが握りこぶし位で4個。山田はラーメンセット、選べる丼物で中華丼を選んでいたが、普通サイズ。いずれにしてもモリモリ。細野はあまりお腹がすいていなかったため冷麺。こちらは普通サイズ。皆お腹パンパン。 13:00、全員解散。 関東組は盛岡ICより東北自動車道を南下。関東付近で渋滞が始まったので、郡山付近から常磐自動車道に移動、途中のSAで土産調達しながら、外環自動車道経由で浦和ICで降りる。 19:00、浦和美園駅西口到着。細野車を駐車しているパーキングにて荷物を載せ替えて、山口と解散。 20:30、細野・山口が帰宅。
宇麗羅山の露頭洞穴確認は抱えている課題をクリアさせて、再度調査活動が必要にあることになる。 龍泉新洞調査は探検・探査活動は終了したことになるため、次回の活動にて測量をすることになる。また、龍泉新洞全体の図面確認を行い、確認不足箇所の洗い出しと不明瞭な箇所の実地確認を行う事になる。(文責 細野誠) |
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