タイトル | 地底旅団ROVER元老院第336回CAVING | ||||||||||||||||||||||||||||
サブタイトル | 奥多野かんな姫計劃・第23次神流町旧万場地区洞穴調査 | ||||||||||||||||||||||||||||
分 類 | 調査ケイビング | ||||||||||||||||||||||||||||
入洞洞窟 | コウモリ穴 | ||||||||||||||||||||||||||||
日 程 | 2016年7月16日(土)〜17日(日) | ||||||||||||||||||||||||||||
参加者 | 村野、千葉の、木嵜 以上3名 | ||||||||||||||||||||||||||||
2000年から発動した奥多野地域調査「奥多野かんな姫計劃(プロジェクト)」。2005年6月に「奥多野かんな姫計劃報告書1 群馬県多野郡神流町 立処山洞穴地域調査報告」を発行、第1章立処山地域を終えることが出来た。 引き続き第2章を開始、対象地域は旧万場町地区、持倉地区など神流町残地域及び旧鬼石町地区となる。 本活動では、姫プロ・第22次神流町旧万場地区洞穴調査(地R元第333回CAVING)に続く「コウモリ穴」測量第7弾、周辺洞窟の測量、コウモリ生態調査を目的として計画された。 16日20:00、千葉宅にて千葉・木嵜合流。倉庫から装備を積み込んで、慌ただしく千葉車で出発。 今回は団装として購入したレーザーテクノロジー社製「トゥルーパルス360R」を初投入する活動であり、とても楽しみである。 21:00、村野宅にて村野合流。2人は食事済みに対し、千葉は夕飯も食べず運転をしていることにご立腹の様子。 22:30、「セブンイレブン 小鹿野バイパス店」にて、千葉念願の夕飯と小宴会のお酒やおつまみ、朝食など各々購入。 23:15、宿泊予定地である道の駅「万葉の里」到着。ここは外灯が夜間帯も常備点いている様子。ここでの野営は断念し、暗所を求めて第2候補地へと移動。 23:30、「塩沢ダム」到着。トイレも近くにあり、野営には最適である。 東屋で小宴会。最近のコンビニにあるおつまみのクオリティは高く、どれも美味しい。 24:30、消灯。車の通りも少なく静かで安眠。 17日5:00、起床。徐々に明るくなりつつ、鳥の鳴き声で目覚める。寒くなく爽快な朝。各々朝食をとり、出発準備。 6:30、「塩沢ダム」の駐車場を出発。 7:00、洞窟付近の「栃金田橋」に到着。 入洞前にトゥルーパルスの使い方DVDを見ようと千葉車ナビで試みるも再生不可。しかし、村野は使い方を熟知しており特に問題なし。 今回の体制はスケッチ千葉、コンパス村野、メジャー木嵜ということで入洞準備に入る。 いつものように集合写真を撮り出発。 「コウモリ穴」は10年前の姫プロ・第7次神流町旧万場地区洞穴調査(地R元第176回CAVING)の事例から出産保育洞の可能性が高く、注意して入洞することになった。 8:00、入洞開始。洞内にはコキクガシラコウモリが数頭見られた程度だった。新鮮なグアノもない。10年前には約400頭いたはずのコウモリは一体どこにいってしまったのだろうか。千葉はとても残念そうである。 仕切り直して、前回の測量ポイントと測量の進め方を確認してから測量開始。狭洞で複雑過ぎる洞内に四苦八苦する木嵜をよそに、千葉・村野は見事な連携プレーでどんどん測量して第2洞口まで基線を伸ばす。 村野はトゥルーパルス2回目とは思えない程、使いこなしている様子。 12:30、第2洞口から出洞し、車両脇で昼食となった。食べ物の取り合いをするアリを観察して楽しむ。 13:30、再入洞。最後に残された[仮]ぞうさんホールから先の支洞部分の測量開始。ここも複雑にループしており、更にに下部へと続く通路を発見してしまう。今日中には終わらないことが確定。とりあえず上部に伸びている支洞へ基線を伸ばし、こちらは終わるかと思いきや、まだまだ上部へと少し続いておりタイムアップ。 15:30、出洞。
16:00、大急ぎで撤収して現地出発。 16:30、旧中里村の奥多野地権者宅に到着。高橋隆さんからかき氷を振る舞っていただくことに。テーブルをテラスに移動し、いちご味のかき氷を堪能。とても美味しい。 手土産の紀の国屋「おこじゅ」を食べながら、今年のお盆の話や平原地区に売り出し中の古民家の話題で盛り上がる。 千葉は地権者娘に電話をかけ、詳しい帰省情報を入手。地R元も奥多野に帰省することにする。今年のお盆は楽しくなりそうだ。 17:30、奥多野地権者宅を出発。 18:00、志賀坂峠を越えて小鹿野町へ。帰宅後の装備洗いが面倒という話になり、まずはコインランドリーに立ち寄る。
19:00、出発。コインランドリーでつなぎ回収。完璧に綺麗になっており、とても効率的で一同満足。 21:00、村野宅に到着。順次解散となった。 今回の成果は59.1m。トータル基線数は267.8m(放射を除く)となった。千葉・村野の2人対し、私がもう少し適確に測量できるようになるように頑張りたい。 しかし、ここ10年でコウモリが出産保育をしなくなった原因はなんだろうか。放棄されるほど入洞者があったとは思えない。 今回も「コウモリ穴」の測量は終わらなかったが、久しぶりに隆さんともお会いでき、束の間の交流だったがとても楽しい充実した活動となった。(文責 木嵜ちひろ) |
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