タイトル | 地底旅団ROVER元老院第176回CAVING | ||||||
サブタイトル | 奥多野かんな姫計劃・第7次神流町旧万場地区洞穴調査 | ||||||
分 類 | 調査ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | コウモリ穴、南コウモリ穴 | ||||||
日 程 | 2006年7月30日(日) | ||||||
参加者 | 千葉、黒田、星野、村上 以上4名 | ||||||
2000年から発動した奥多野地域調査「奥多野かんな姫計劃(プロジェクト)」。2005年6月に「奥多野かんな姫計劃報告書1
群馬県多野郡神流町立処山洞穴地域調査報告」を発行、第1章立処山地域を終えることができた。引き続き第2章を開始、対象地域は旧万場町地区、叶山麓、持倉地区など神流町残地域及び鬼石町地区となる。 本活動は「コウモリ穴」測量を目的として企画された。 6:30、東京府中出発。相変わらず道を覚えない星野は車載ナビゲーションを元に運転するが、千葉はそっちの方が遠回りと納得出来ない様子。しかし、眠気に勝てずしぶしぶナビ任せにすることにした。 10:00、「コウモリ穴」到着。道のりは暑かったが、現地は川沿いというだけあって涼しい。入洞準備開始。 10:30、活動開始。「コウモリ穴」に入洞しようとするが、洞口からはグアノ臭がする。以前、ゴールデンウィークに訪れた時は、全くコウモリは確認されておらず、コウモリグアノも新鮮なものではなかった。 千葉が最初に入洞し確認してみると、泣き声も聞こえてきた。さらに状況を確認するためゆっくりと進むと、子供を抱えた400頭ほどのコウモリを発見。キクガシラコウモリの出産保育洞であった。コウモリ穴というぐらいだから、昔は沢山いたんだろなぁ」程度の認識であったので、時期的なもの(6月中旬〜7月中旬は出産期)を失念していた結果であった。 11:00、「コウモリ穴」測量を断念せざるを得なかったため、隣の「南コウモリ穴」測量に急遽変更することにした。測量体制はスケッチ星野、スケッチ補助黒田、コンパス千葉、メジャー村上。 スケッチを好きになろうと申し出た星野は、洞口セクションからすでに苦戦。以前のことは忘れてしまったのだろうか・・・。黒田に教わり、チェックを受けながら洞奥へと進む。3回目のメジャーマンとなる村上は、千葉にポイントの置き方を教わりつつ順調に洞奥へと進んで行く。しかし、スケッチが追い付けず、何度も休憩が入り、村上は待ち疲れていた。 12:00、一旦出洞。村上・千葉は談笑しながら、黒田はスケッチ補助しながら昼食をとった。星野はスケッチが遅いから「お昼抜き」というありがたい言葉を千葉からいただく。 12:30、牛歩スケッチのため、このままでは終わらないと千葉が判断。断面スケッチを黒田に変わってもらう。 18:00、千葉・黒田・村上は既に出洞しており、帰り支度をしながらスケッチ終了を待っていたところへ、星野が出洞。活動終了となる。完成したと思われるスケッチのチェックを受けるが、セクションの切り忘れが判明。また次回、スケッチを補足しなければならない。 18:30、帰路の山道で黒田・村上は車酔い。星野は昼ご飯抜きだったため、あげもちを食べながら疾走する。 19:30、データの読み合わせ、確認をしながらジョナサン秩父店にて夕食。 22:30、解散。 今回の測量は1時間に約3メートルしか進まない牛歩測量であったが、測量は完了することが出来たので良かった。今後は出産保育期間中で測量出来なかった「コウモリ穴」を、時季を見て行いたい考えである。(文責 村上桃子・星野亜沙子)
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