タイトル 地底旅団ROVER元老院第96回CAVING
サブタイトル 奥多野かんな姫計劃・第9次中里村立処山洞穴調査
奥多野かんな姫計劃・第3次中里村叶山麓洞穴調査
分 類 調査ケイビング
入洞洞窟 仏穴第2洞、仏穴第3洞、仏穴第4洞、仏穴第5洞、[仮]仏穴第6洞、[仮]仏穴第7洞、[仮]仏穴第8洞、[仮]仏穴第9洞、[仮]立処魚穴、立処鍾乳洞、[仮]立処西尾根の小穴第1洞、[仮]立処西尾根の小穴第2洞、[仮]立処西尾根の小穴第3洞、仮]立処西尾根の小穴第4洞、不二洞
日 程 2003年3月29日(土)〜30日(月)
参加者 細野、千葉、酒井、中野、宮野原、鶴巻琴子(亀戸ケイビングクラブ) 以上6名
木古里前
集合写真
間物沢川
仏穴群の開口する間物沢川
間物沢川
宮野原と鶴巻、イノシシを確保!
「奥多野かんな姫計劃」の一環として企画された。
立処山は1980年に「明治大学地底研究部」によって洞穴探査及び測量がなされているが、地主の話によると未報告の洞穴が多数あるようなので洞穴探査・測量を行うことにした。
今回は2002年7月に東海大学探検会が行った「仏穴第2〜5洞」の修正測量、「[仮]立処魚穴」測量、立処山洞穴群のGPS測定を目的として企画された。
なお、活動翌日の4月1日は中里村が万場町と町村合併、神流町へ移行するため、最後の中里村での活動となった。


29日23:00、地主宅「木古里」にて全員集合する。千葉は木古里若旦那と町村合併に関してしばし談話、その他のメンバーは木古里山荘で飲みにはいる。千葉が合流後にブリーフィング。

24:30、消灯する。
30日6:30、起床。

8:00、活動開始する。

【千葉班(千葉・宮野原・鶴巻)】
8:00、「仏穴」群へ向かう。千葉と鶴巻は「仏穴第4洞」「第3洞」「第2洞」「第5洞」の順で修正測量を行う。その間に宮野原は周囲を山狩り、4洞確認してきたので、仮称「仏穴第5〜9洞」とする。
昼食後、第2次中里村叶山麓洞穴調査で見つからなかったコウモリを取って遊んだ穴を確認するために「中岩」北面を再び探索するが、やはり今回も見つけることがてきなかった。

15:00、立処山山頂を目指す。

15:30、「立処鍾乳洞」に到着。鶴巻はコウモリコロニー有無の確認を行うために入洞、100頭ほど確認してから一人で下山する。
千葉・宮野原は山頂に到着、GPS測定後に立処山西尾根の新洞探査を行う。3〜30m程度の貫通穴や複数洞口を持つ小穴が4洞確認できたので、仮称「立処西尾根の小穴第1〜4洞」とする。
その後、「立処鍾乳洞」「[仮]立処魚穴」「抜け穴」「目玉穴」の順で17洞GPS測定。

18:30、下山して活動終了となった。


【細野班(細野・中野・酒井)】
8:00、「[仮]立処魚穴」へ向かう。

9:00、立処山頂上付近に到着するも、洞口を発見に手間取る。

11:00、「[仮]立処魚穴」の測量開始。スケッチ細野・コンパス中野・メジャー酒井の体制で、上部洞口(第1洞口)から下部洞口(第2洞口)までのメインルート他、支洞の測量を行なった。下層部のフローストーンなどは保存状態がよく、美しいものもあった。3人とも測量経験が浅く、洞内の特徴を表現することに難渋しており、次回の課題となった。

15:20、下山開始。

16:00、木古里到着。その後、「不二洞弥生祭」が行われている観光洞「不二洞」を見学する。

17:30、「木古里」へ戻る。


19:00、「木古里」にて全員で夕食。各班活動報告を行う。

22:00、「武甲温泉」入泉後に解散となった。


千葉班は全て予定通りに終了したものの、細野班は「[仮]立処魚穴」を終わせることが出来なかった。地R元の測量に関するスキルアップが課題となった。
立処山・叶山麓の洞穴は現在26洞確認、13洞測量済み。(文責 酒井智文・千葉伸幸)

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