タイトル 地底旅団ROVER元老院第31回CAVING
サブタイトル 第4次奥多野ちゃんから穴調査
分 類 調査(測量・洞内生物採集)ケイビング
入洞洞窟 ちゃんから穴(珍空洞、チャンカラ洞)
日 程 2000年7月8日(土)〜9日(日)
参加者 千葉、雨宮、酒井、小園、細野 以上5名

立処山麓の食事処「木古里」の主、高橋隆氏所有の未測量の洞穴があると聞き、測量許可を得た。
後日調べてみると、1984年に明治大学地底研究部が測量、「群馬県洞穴地域調査報告書 中里村(叶山・立処山)編」として報告してることが分かった。
しかし、当時と比べて国道拡張工事のために洞口が増えており、また縦断面図もなく総延長も約300mとの報告であった。さらに高橋氏の強い要望もあったため、測量対象に十分値すると判断した。


8日15:30、雨宮・小園・細野が「木古里」に到着。

16:00、入洞を開始する。6月第29回CAVINGの未測量しなった中層部の支洞2本を測量する予定だったが、7日から8日朝にかけて関東上空を通過していった台風13号により未測量個所が水没と流入口と化しており、測量不可能になっていた。そのため、中層部の水の具合を一通り見てまわり、その後、翌日の測量の為に上層部を確認しに行く。

19:00、出洞。 その夜は高橋氏のご厚意で「木古里山荘」に宿泊することとなる。

22:00、千葉合流。

23:00、酒井合流。小宴会後に消灯した。


9日9:00、測量を開始する。今回の体制は平面スケッチ千葉、断面スケッチ酒井、コンパス細野、メ ジャー雨宮、洞内生物採集小園。「山の神洞口(第6洞口)」より上層へ向かって測量、濡れた+40〜70度斜洞に悩まされる。

14:00、午前中の測量は終了する。この時、「ひねもす探検隊」が中層部に入洞していたらしい。

15:30、「国道洞口(第7洞口)」前で「ひねもす探検隊」と初遭遇した。
その後、測量再開。「くもの巣ホール」からのバイパスルート、上層部の残りを測量する。また、途中の支洞ではディギングを行い洞奧へ進んだが、6m延びたのみであった。
同時に行っていた洞内生物採集では、前週(7/1)に6ヶ設置しておいたトラップは4ヶ水没、ほとんどが吸虫管による採集となった。結果はカマドウマ類2種、クモ類3種、ヤスデ類2種、キセルガイ類1種、トビムシ1種であった。

19:30、上層部洞口付近迷路を残したまま、この日の測量は終了した。
ちゃんから穴・くもの巣ホール ちゃんから穴 ちゃんから穴前
吸虫管での生物採集 スケッチマン2人体制 測量後の脱皮風景
この日の測量距離は107.4m。高低差は49.7mと決定した。トータル基線距離296.8m。(文責 細野誠・千葉伸幸)


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