タイトル | 地底旅団ROVER元老院第201回CAVING | ||||||||||||
サブタイトル | 第9次龍泉洞再測量調査 at 岩泉町・龍泉洞 | ||||||||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング | ||||||||||||
入洞洞窟 | 龍泉洞(湧口・湧窟・龍泉窟) | ||||||||||||
日 程 | 2007年9月16日(日)〜17日(月) | ||||||||||||
参加者 | 千葉、村野て、細野、菊地敏雄(日本洞穴学研究所)、落合直之、小池純、宮崎朋彦、松澤亮、野池耕平(以上、東京スペレオクラブ)、松本力(東山ケイビングクラブ)、石山慎弥(パイオニアケイビングクラブ)、槇島啓子(明治大学地底研究部OG) 以上12名 | ||||||||||||
日本三大鍾乳洞のひとつとされる国指定天然記念物「龍泉洞」。本洞穴は透明度日本一という地底湖が見所である、岩手県岩泉町経営の観光鍾乳洞である。「平成17年度日本洞穴学研究所総会」において協議された結果、再測量を行う運びとなった。 今回は9月15〜17日の期間で、第4地底湖奥の新洞探査、報告用ビデオ撮影を目的として計画された。地R元は16〜17日のみの参加である。 15日22:30、村野車(千葉・村野・細野・野池)は東京を出発する。 いつもの事ながら、東北自動車道をひたすら北上。仙台あたりまで行くと「もう少しだ」感が出てくるのだが、それでも結構距離はある。麻痺しているだけらしい。 16日4:30、紫波SA到着。仮眠後に朝食をとる。 10:30、盛岡の奥座敷と呼ばれる、つなぎ温泉「湖山荘」にて入泉。広い露天風呂は、壁から流れ落ちる湯。いとをかし。 11:30、焼肉店「ひげ」にて恒例となった盛岡冷麺を食す。みなで冷麺比較討論会に突入。村野による「盛岡冷麺ランキング」の上位には入選しなかった。 12:30、岩泉町に向けて出発。 14:30、「龍泉洞」に到着。早くも土産屋にて物色、酒類を買い込む。 15:30、宿舎「尼額公民館」に到着。前日からの活動隊と合流。前夜は支洞「蝙蝠穴」の測量を行ったということであった。簡単に打ち合わせしてから仮眠。 18:00、夕食。すると、落合・小池・宮崎・槇島による千葉への手作り誕生ケーキのお祝いが!ゆる〜いバグパイプ演奏もあり、千葉は大喜びである。 宴の後、ブリーフィングで班編成を行ってから入洞準備をする。 20:00、「龍泉洞」に到着。2班に分かれ、各班ごとに入洞開始。 村野・細野班は、第7次調査で確認した第4地底湖奥の「人工トンネル天井竪穴」の+30m地点の支洞探検を行う。 まず、水平方向へは10m程度。それから竪穴を降りていき、続いて急傾斜の通路を進んで行くと・・・・・・な、なんと新地底湖発見!! 第4地底湖からの水平距離から考えると、過去にケイブダイビングで確認された第5地底湖よりは手前に位置すると思われるので、7つ目の新地底湖であることは間違いなし。「希望の支洞」が「現実の主洞」に変わった瞬間であった。出来る限りの写真を撮り、吉報を別動班へ伝えるべく「第3地底湖」へ引き返した。 ビデオ撮影班は、菊地監督・千葉撮影・落合主演、記録撮影は石山、照明は小池・宮崎・槇島・松本・松澤・野池という体制で行われた。 100mに及ぶ電線を引っ張りまわしながら、洞口〜第3地底湖、第4地底湖奥の「人工トンネル天井竪穴」、第3地底湖〜第4地底湖の峠撮影。SRTをしながらの撮影に難儀していたようである。 17日3:30、ビデオ撮影班が「第3地底湖」へ到着したところに新地底湖発見の吉報が届く。みな大喜びである。 村野・細野は我慢していたトイレへ直行、ビデオ撮影班が出洞して来るまでそのまま洞口待機。外気温19度。雨ザァザァ降りであった。 4:00、ビデオ撮影班、撮影再開。「月宮殿」上層を撮影を行う。 5:30、全員出洞。 6:00、宿舎に戻り、カップラーメンにて朝食。新地底湖写真を披露、話に花を咲かせながら順次消灯。
17日10:30、起床。清掃後に現地解散となる。 13:00、盛岡市内の焼肉店「食道園」到着。またもや冷麺と焼肉。ん?うまいんじゃないか?? 村野の「盛岡冷麺ランキング」の上位入賞である。さて、今度はどこに行こうか・・・。わんこそばはもういいので、じゃじゃ麺か? もう少し冷麺を極めるべきかな。 14:00、東京へ向けて出発。さすが3連休最終日、2回の渋滞に巻き込まれた。 22:30、東京到着。以後順次解散となった。 今回の活動では、細野が前回から懇願していた第4地底湖奥の「人工トンネル天井竪穴」の支洞を探検できた。その結果、新地底湖を発見できたことがとても嬉しい。 また、今後の調査においても「目指せ第5地底湖!」への光が見えた。以後の測量結果より位置関係を知りたく思う。(文責 細野誠)
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