タイトル 地底旅団ROVER元老院第155回CAVING
サブタイトル 洞内清掃 at 丹波山村・青岩鍾乳洞
分 類 合同・清掃ケイビング
入洞洞穴 青岩鍾乳洞
日 程 2005年6月18日(土)〜19日(日)
参加者 鈴木、山崎、木嵜ちひろ、庄司真南、土沼直亮、宮坂大智、金原勇人、坂本美貴(以上、東京農業大学農友会探検部)、野口知子、北川涼太、小田桐慧、西田智信(以上、立教大学探検部) 以上12名
青岩鍾乳洞・洞口前第142回CAVINGにおいて、洞内気象調査・ファンケイビングとして、関東一美しいといわれる「青岩鍾乳洞」に入洞したが、そこで鈴木・山崎が見たものは、息を呑むほどの滝状のムーンミルクの神々しさ!と、最奥部にある木製はしごの朽ち果てた残骸だった。「青岩鍾乳洞」の光と陰を見た気がした。その「陰」である、木製はしごだが、これは1970年代に大滝上部を測量した際に、使用したものだと思われる。洞内環境保護の観点から考えても、これは撤去すべきだろう、という気持ちが2人の心の中に芽生え、今回の「清掃合宿」を行うはこびとなった。


18日23:00、青梅市古里のセブンイレブンにて東京農大車、立教大車合流。

24:00、後山林道入口を一度間違えるも塩沢橋に無事到着。前回は林道終点まで行けたのだが、現在は工事中でこれより先には進めない。到着後、幕営準備。

24:15、酒宴・自己紹介。和気藹々としたムードに満ちる。

26:00(2:00)、就寝。
19日5:30、起床。

6:45、テント撤収して出発。塩沢橋から林道終点までが単調で、ひどく長い。

8:00、アプローチの長さに萎えながらも、「三条の湯」に到着。管理人に挨拶。今計画はかなり好印象だったらしく感謝される。この時期に登山道沿いに自生する美味しいキノコ(マスタケ)についてレクチャーを受け、「よかったら採って帰っていいよ」という言葉を頂く。

10:00、洞口着。途中の橋や涸れ沢は去年のまま。辛うじて通れるが、一人一人、慎重にトラバースして通過。管理人との話では、来年度以降に洞口までの登山道が東京都によって整備されるとのこと。しかし、あの登山道を整備するというのは、ケイバーのためだろうか(笑)。

10:30、目的地「大滝」着。メンバー一同、「青岩鍾乳洞」の白さにかなり感動したらしく、また、単調ではない構造に立教大メンバーは興奮。「ちょうちん穴」よりは10倍楽しいはず(笑)。

10:40、作業開始。シートを敷き、その上でノコギリ3本を使用して次々と適当な長さに切断。それをタックルバッグにつめて「大広間」まで持って行く。結構辛い・・・。満杯に木材を詰めると、子供を一人背負ったままケイビングしているような状態が生み出される。4往復して、なんとか「大滝」下の梯子は全て「大広間」に搬出成功。木材を切断する際に出た木屑の処理にも非常に苦戦。

14:00、出洞。

15:15、突然の雨に打たれながら下山。幸い、「三条の湯」に着いた頃には雨も止んでいた。管理人は下山されていたが、常駐している人に、簡単な報告をした。労いのお言葉と、全員分のジュースを頂いた。本当にありがたい。

16:30、塩沢橋着。帰り支度終了後、活動終了。

17:00、別エリアで活動していた千葉が様子を見に来る。鈴木&農大組は気が付き挨拶をするが、山崎&立教組は無視したのであった・・・。


今回は洞外まで搬出することはできなかったものの、「大滝」下の梯子は全て撤去。途中の木材も見落としていなければ、ほとんどを撤去が完了した。次回は完全な搬出ができるだろう。タックルバッグの数を増やし、次回は倍速で撤去したい。(文責 山崎宏之)
青岩鍾乳洞・洞口前 青岩鍾乳洞・大滝 青岩鍾乳洞・大滝
入洞準備 大滝の梯子残骸 シートの上で細かく切断

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