タイトル | 地底旅団ROVER元老院第402回CAVING | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サブタイトル | 日本洞窟学会第49回大会・帝釈台大会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分 類 | 大会ケイビング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入洞洞窟 | 堂面洞窟(豊松堂面洞窟遺跡)、毘沙門洞(毘沙門自然洞窟)、岩屋堂洞窟、平谷洞(平谷洞窟)、(仮)平谷洞第2洞、観音洞(帝釈観音堂洞窟遺跡)、大風呂洞窟(帝釈大風呂洞窟遺跡)、白雲洞、賽の河原(賽の河原洞)、日切大師洞(穴の薬師)、東城川第1洞、東城川第7洞、野辺川の通り穴(通り穴)、野辺川第1洞、野辺川第2洞、野辺川第6洞、岩屋権現(岩穴宮、原谷権現、原谷の権現さん) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日 程 | 2023年9月8日(金)〜10日(日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加者 | 千葉の、細野、洞穴科学調査会、カマネコ探検隊、ワイルドバッツ、東京スぺレオクラブ、Japan Exploration Team(J.E.T)、うきぐもケイビングクラブ、明治大学地底研究部、大阪公立大学学術探検部、日本洞窟学会など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本洞窟学会主催の学術大会が広島県神石郡神石高原町で開催された。期間は9月8日(金)〜10日(日)。 地R元からは千葉・細野が参加。プレ及びポスト巡検「幻の鍾乳洞」は2人とも落選したので、大会としては洞窟に入れないことが確定しているが、帝釈台(庄原市〜神石高原町)には小穴はかなり存在するようなので巡検することにした。 なお、千葉は2000年に個人活動として帝釈台を訪れた以来で、2002年正月の地R元第66回CAVINGでは雪により「幻の鍾乳洞」巡検をキャンセルした経緯がある。 8日4:48、千葉はJR国立駅を出発。 5:05、細野はJR武蔵小金井駅を出発。 5:30、千葉・細野はJR中央線にてそれぞれJR東京駅に到着。駅弁屋祭 グランスタ東京店にて合流、朝食用駅弁を購入。 新幹線ホームに出ると自由席は列ができていたため、1本遅らせることにする。 6:33、のぞみ5号で出発。駅弁を食べながら車窓を眺める。台風13号が東海地方へ接近していたが、浜松を通過したあたりから雲空となる。 車内販売が来たのでホットコーヒーを購入。車内販売は10月末で終了すると発表されているので、必ず購入していた身としては今回が最後になると思うと寂しい。 10:03、JR福山駅に到着。隣接する商業施設「さんすて福山」に立ち寄り、阿藻珍味 さんすて福山店で地R元メンバーに尾道ラーメンなどお土産を発送。資料集めをしてくれた手間賃である。 10:30、オリックスレンタカー 福山駅前店に到着。車両はムーヴ、3日間で19800円也。 細野の運転で国道182号線を北上。神石高原町に入ると、特徴的な赤い瓦屋根が目立ってくる。石州瓦というものらしい。 11:15、道の駅さんわ 182ステーションに到着。さほどお腹は減ってないが、ご当地グルメを食べようと182CAFEにて神石高原ピザ(神石高原野菜使用/800円)、神石高原ホットドック(神石高原ポーク使用/500円)、ゆずソーダ(500円)を注文。さほど印象には残らず。 直売所にも立ち寄るが、これといって購買意欲をそそるものはなかった。 12:00、細野の運転で出発。 12:30、「堂面洞窟」に到着。ここは県指定史跡(豊松堂面洞窟遺跡)だが、道路工事により洞口付近が削り取られており、かろうじて洞窟の定義に該当する状態である。わずかな二次生成物を確認して撤収。 12:45、「毘沙門洞」に到着。やや朽ちた看板には毘沙門天が祭られているとあり、天田川対岸には立派な洞口が見える。川には鉄橋が架かっているが、かつての増水のせいなのか、面白いほど曲がりくねっている。入洞禁止とも書かれていないので、鉄橋につかまりながら渡って入洞。 洞口付近には赤瓦の重みで完全につぶれた社があった。ここに毘沙門天が祭られていたのであろう。天井が高く、空間規模は大きいといった印象。阿哲台の洞窟と雰囲気が似ている。 洞奥へと進むと微水流が現れ、フローストーンが発達していた。キクガシラコウモリとメクラチビゴミムシを観察して出洞。 13:10、細野の運転で出発。 13:45、大会会場である総合交流センターじんせきの里に到着。参加手続きを済ませると、施設内には久しぶりの顔がチラホラ見える。ご挨拶や談笑。 藤森マサヤン@J.E.Tはプレ活動としての「幻の鍾乳洞」に入ってきたらしい。うらやましい。 14:00、開会式が始まる。代表世話人(運営スタッフ)、山田会長、神石高原町長の挨拶。 14:20、続いて学術講演会が始まる。「日本最初のケイバーは誰」「Hypogene speleogensisの概要」「日本の熱帯島嶼カルストの認定」と興味深い大御所の講演が続く。 15:30、休憩時間。細野の運転で会場を離脱する。 15:40、5kmほど離れた「岩屋堂洞窟」に到着。ここは神石高原町に到着してからgoogleマップにて見つけた穴である。現地案内板によると庄原市指定記念物で、洞窟の外壁に当たる岩陰では縄文土器片が出土したとのこと。岩陰前には岩屋堂と呼ばれる観音堂があったらしい。 洞口まで整備された小道を登っていくと、まさかの照明スイッチが出現。これといって見どころはなかったが、気軽に楽しめる横穴であった。 16:00、400mほど離れた「平谷洞」に到着。ここも照明スイッチがあり、洞内も「岩屋堂洞窟」と似た雰囲気。カボチャ岩と命名された崩落石フローストーン包みを見てから出洞。 ふと振り返ると、同レベルに別洞口が見えたので寄ってみるが、洞窟の定義には当てはまるものの奥行きは浅い。とりあえず「(仮)平谷洞第2洞」と呼称して出洞。 16:30、細野の運転で出発。国道182号線を南下。 17:30、東横INN福山駅新幹線南口にチェックイン。一人4914円也。シャワーを浴びてしばしくつろぐ。 18:50、福山駅前にある福山城を見学。天守は見学終了していたが、ライトアップされた夜の城を楽しむ。天守の北面は防御のために鉄板が張られており、復元といえども見ごたえがあった。 20:00、予約していた居酒屋「魚鮮」に到着。ねぶと唐揚げ、刺身6点盛合せ、鯛かぶと煮、太刀魚塩焼き、シャコ一味焼き、ホルモンの天ぷらをつまみに生ビール12杯。ご当地グルメや瀬戸内魚介を楽しむ。 22:30、おあいそ。15000円也。 23:00、セブンイレブン ハートインJR福山駅南口店でデザートを買ってからホテルに帰還。 ふと駐輪場を見ると福山市章がコウモリである。洞窟とは関係ない由来であろうがいい町である。 24:00、消灯。
9日5:30、起床。 6:30、ホテル内で朝食。前夜飲みすぎたので軽く食べる。 7:30、チェックアウト。細野の運転で出発。 8:40、国道182号線を北上し、細く曲がりくねった県道259号線を進むと、突然、岩肌に「天見線起工記念」と彫られたものが現れた。昭和初期に7年もかかって開通させた道路開通記念碑とのことで、石面刻字と呼ばれるものであった。インパクト大。 8:45、洞窟遺跡「観音洞(帝釈観音堂洞窟遺跡)」に到着。発掘調査でかなり掘り下げられており、元の姿を想像するのがやや難しい。洞窟の定義に当てはまるか微妙なところだが、説明板には洞口幅約10m、奥行き約16mとあるのでなんとか洞窟か。 このすぐ上にも別の洞窟遺跡があるようなので登ることにする。 9:00、急斜面を登ること10分で「大風呂洞窟(帝釈大風呂洞窟遺跡)」に到着。汗だく。これまた岩陰風だが、細い通路が洞奥へと伸びているので立派な洞窟である。でも、2度と来ることはないだろう。 サクッと見学して下山開始。下には駐車車両が見えるがケイバーだろうか。 9:10、下山完了。駐車車両は石川さん@東京スペレオクラブのレンタカーであった。一緒に「鬼の岩屋」へ行くことにする。 2台で出発。もちろん運転は細野。 9:30、神龍湖に出たところで巨大な龍の頭オブジェ。付近の川をのぞき込むと石灰岩壁があり、洞窟っぽいところが見える。帝釈台は考古学調査は進んでいるが、洞窟学的地域調査をしたら面白そうなエリアである。 10:00、鬼の岩屋橋に到着。今回初めてつなぎを着る。千葉は23年前に「鬼の岩屋」に入洞しているが、洞口の記憶もなく、覚えているのは鬼がいたということだけである。石川さんも入ったことあるらしい。 ちなみにgoogleマップやジオグラフィカでの洞口位置は350m以上ずれている。 10:00、「鬼の岩屋」に入洞開始。赤鬼、青鬼共に健在で一安心。空間規模はそこそこ大きい。 設置された石段を登り始めると、コウモリグアノ臭がだんだんきつくなり、洞床はグアノ床となる。ここいらが一番暖かいか。キクガシラコウモリが飛び始めてしまったので足早に洞奥へと進むと、別種のコウモリがいた。よく見るとユビナガコウモリのコロニーである。急いで退散。 洞口まで戻って鬼たちの記念撮影。もう会うことないかもしれない。 10:40、出洞。着替え。この40分の為だけに横穴装備を持ってきたと思うとちょっと寂しい。 11:00、細野の運転で帝釈峡へ向けて出発。 11:10、帝釈峡第2駐車場に到着。駐車料金は石川さんが払ってくれた。やさしい。 ちらっと弥生食堂の土産をのぞいてみるが買うものはなさそうである。貸自転車もあったが徒歩で出発。雄橋までは片道1.2km。 11:20、観光洞「白雲洞」に到着。JAF会員の1割引で@300円がさらに安くなる。 千葉はここも23年前に入洞したことあるが、洞床が板張りで小規模な穴といった記憶しかない。改めてじっくり観察すると、総延長の割には空間規模が大きく、二次生成物も発達している。しかし、記憶に残ったのは「電球の光で育つ植物」だった。なかなか攻めた見どころである。 11:40、出洞。帝釈川沿いの遊歩道を下流に向かって進む。対岸には明らかに洞窟と思われる暗部が複数見えるが未報告である。 途中、森住さん@東京スペレオクラブらとすれ違う。 11:45、ナチュラルブリッジ「鬼の唐門」に到着。溶食の雰囲気からなんとなく洞窟の面影が残っている。サクッと見学。 12:00、ナチュラルブリッジ「雄橋」に到着。さすが国指定天然記念物、迫力に圧倒される。石川さんオススメの中州から撮影して撤収。 12:20、 帝釈峡第2駐車場に到着。千葉・細野は昼食を取ろうということになるが、弥生食堂のメニューを見て却下。150mほど戻り、ちょっとだけ小綺麗な渓山荘に入店。 イノシシ丼(800円)、だんご汁(650円)を注文。イノシシ丼は可もなく不可もなく、だんご汁は白味噌仕立てで関東にはない優しい味であった。 12:50、帝釈峡第2駐車場で石川さんと再合流して出発。 12:55、信仰洞「賽の河原」に到着。ここは隣接する石雲山永明寺が管理しており、洞内には石仏がある。23年前の記憶は完全欠如。 13:00、細野の運転で上帝釈を出発。 13:20、大会会場である総合交流センターじんせきの里に到着。数名からどこへ行っていたのか聞かれる。 幻の鍾乳洞に関しての資料やアラゴナイトなどが展示されていたので、時間まで見学する。テレビ撮影スタッフもいた。 14:00、公開講演会が始まる。「町おこしと鍾乳洞」「幻の鍾乳洞の化学よもやま話」「幻の鍾乳洞の価値(世界の洞窟との比較)」と一般人にもわかりやすい講演が続く。やはり入洞してみたかった。 16:50、講演会終了。お土産として配られた採掘場産石灰石を山田会長ハンマーで3等分にして、千葉・細野・山田会長で分ける。純度がすこぶるよく、採掘したくなるのも理解できる。。 交流会まで時間があるので、どこかの温泉でも入ろうかと調べていると、今夜の宿泊所&交流会会場で入湯できる手配になっているとのこと。さっさと移動。 17:05、交流拠点「ふれあいセンターながの村」に到着。ここは廃校となった永野小学校を利用した簡易宿泊施設で、地域自治組織「ながの村」の拠点になっている。1952(昭和27)年の建物はサッシや床など構造以外は改修されているものの、どこか懐かしくて温かみがある。 まずは割り振れられた部屋に荷物を置いてから風呂に入る。 校庭を見ると、知った顔がいたのでしばらく談笑。 19:00、元体育館に移動して交流会開始。刺身こんにゃく、天ぷら、カレー、そばなど地元のおばちゃん手作りの料理が並ぶ。正直、何の野菜なのかわからないものもある。地元の黒毛和牛「神石牛」のローストビーフは当然うまい。 千葉は横山英揮氏@永野を考える会に挨拶、21年前に「幻の鍾乳洞」の入洞許可を頂いたものの雪でドタキャンしたことを伝えると覚えていてくれた。戦争のために位置が分からなくなっていたこと(後に知っていた女性が確認されたらしい)、発見経緯などを教えていただき、次の機会に入洞させていただきたいことをお願いした。 東京在住のJ.E.T娘、明治大学地底研究部などの若手とも会話し、楽しい時間を過ごした。 21:30、交流会はお開きとなり、飲み足りない者は大会議室食堂へ移動。山田会長らと和気あいあいしながら次大会候補地などを話した。 25:00(1:00)、消灯。
7:00、起床。吉村先生や後藤さん@東京スペレオクラブなどと大会議室食堂で残り物(稲荷ずしカレーなど)を食べる。 8:00、校庭で水島さん@洞穴科学調査会らに挨拶してから、細野の運転で「ふれあいセンターながの村」を出発。本日の大会には参加せず、小穴巡りを行うことにする。 8:05、宿泊所から650mほど離れた花面公園に到着。 東屋があるだけの公園だが、ここからの下帝釈渓谷の眺望はダイナミックで素晴らしい。 8:20、花面公園を出発。昨日と同じルートで上帝釈へ向かう。 8:45、展示施設「帝釈峡まほろばの里 時悠館」に到着。開館まで付近を散策。キャンプ場があるようだ。 9:00、入館。帝釈峡の洞窟遺跡(岩陰)や自然の展示があったものの、内容としては特筆するものはなく、地元小学生による説明書きが多々あって子供向けといった感じであった。 9:40、 細野の運転で「帝釈峡まほろばの里 時悠館」を出発。県道23号線(庄原東城線)を東へ向かう。 途中、セブンイレブン 東城川東店に立ち寄る。 10:10、日切大師に到着。この付近に「日切大師洞(穴の薬師)」があるはずである。 「穴の薬師参道」と書かれた看板に従い、民家脇を抜けて小川を渡ると石仏2体の祠があった。付近には洞窟は見当たらない。一度戻って、細野が庭にいた男性に尋ねたところ、祠の先の山腹にあるという。最近はアプローチ道を誰も手入れしていないとのことで、釣鐘は叩いていていいよと教えて頂く。 祠の先を藪こぎすると、すぐに草木で埋もれた手すり付き石段が現れた。「深室山薬師如来」と彫られた石柱、「穴薬師」と掲げられた小屋が見える。 石段を登りきると洞口付近には釣鐘、灯篭、手水舎があり、洞内外には多くの石仏が並んでいる。小屋を覗くと「の」の看板があり、元々は「穴の薬師」と掲げられていたことがわかる。 照明をつけて入洞すると、石仏3体と祠があり、造花ではあるが花が飾られていた。洞床もコンクリートや石畳などかなり加工されていた。 釣鐘を叩いてから下山。 10:40、細野の運転で出発。次の洞窟を目指す。 10:50、国道182号線沿いにある「東城川第1洞」に到着。総延長は35.9mあるらしいが、金網を越えるのは面倒なので洞口のみ見学。 対岸にある「東城川第2洞」が見えるかもと庄原市東城クリーンセンターの敷地内へ車を入れてみたが、よくわからないので退散。 11:00、「野辺川の通り穴」に到着。野辺川(大野部川)の貫通洞で、上流側洞口は県道108号線(大野部東城線)からも見える。 まずは下流側洞口へ行って洞内を覗く。濡れないで入洞する選択肢はないことを確認。 続いて左岸にある「野辺川第6洞」を確認。 旧水流痕をたどって上流へ向かいながら「野辺川第4洞」を探すがよくわからないまま、「野辺川の通り穴」の上流側洞口に到着。岡山大学ケイビングクラブの報告書によると洞内に石仏があると報告されているので探すが、これまたよくわからなかった。 県道108号線に戻り、対岸(左岸)にある洞窟を探す。野辺川シリーズ最大の「野辺川第3洞」はわからなかったが、「野辺川第1洞」「野辺川第2洞」は確認できた。 ちょっと離れた「野辺川第7洞」も探すが見つけることができないまま終了。 11:45、細野の運転で出発。国道182号線を南下して次の洞窟を目指す。 11:55、「東城川第7洞」付近に到着。東城川(成羽川)対岸から入洞には100パーセント濡れる洞口を眺める。 12:05、細野の運転で出発。次の洞窟を目指す。途中、車窓から「下谷川第1洞」を探すがわからず。 12:15、「庚申洞」に到着。道路沿いに開口しているのでわかりやすいが、付近は荒れており、信仰対象になっているようには見えない。洞窟名称のいわれは庚申信仰とは関係ないようだ。洞口付近は荒れており、虫がいっぱいいそうなので覗くだけで撤収。 12:20、細野の運転で出発。次の洞窟を目指す。国道182号線に戻って南下、県道104号線(坂瀬川芳井線)で黒毛和牛を眺める。これが神石牛なんだろうか。 13:10、多祁伊奈太岐佐耶布都神社の駐車場に到着。ここは大会で藤井雄基君@うきぐもケイビングクラブに教えてもらった信仰洞である。説明板によると「たけのいなたきさやふつの神社」と読み、平安時代の歴史書「日本三大実録」にも載っている由緒ある神社とのこと。 「岩屋権現300m」という案内板に従って徒歩7〜8分登ると石灰岩露頭が現れ、洞内に鎮座する神社、別名:岩屋権現に到着。フローストーンや石筍があり、奥行きも洞口幅よりありそうなので洞窟と定義してもよさそうである。説明版によると、この露頭は上原谷石灰岩巨大礫として県指定天然記念物になっており、30×33×35mの石灰岩礫とのことである。礫ということは溶食洞ではなく重力崩壊洞で、洞窟は岩の下の隙間ということなのか。 10分ほど見学して下山。これで一連の洞窟巡りは終了である。 13:40、駐車場付近に植えられていた謎の植物「カナリアナス(フォックスフェイス)」をGoogleレンズで調べてから出発。最後まで細野の運転確定。 福山駅方面へ向かう途中、尾道ラーメンを食べて帰ろうということになる。 14:15、「中華そば しんたく」に到着。評判通りの人気店らしく、店内は満員、外には2組待ちである。 10分ほどで着席。中華そば大盛(820円)を注文。醤油味、背脂、ストレート中細麺で、さっぱりしているのにコクがある。美味しい。身体に悪いと思いながらスープを飲み干す。 15:30、ヤマト運輸 福山神辺営業所、apollostation セルフ福山SSに寄ってからオリックスレンタカー 福山駅前店に到着。車両返却。 ガソリン代は3日間走り回って3519円也。さすが軽自動車である。 15:40、JR福山駅に到着。帰路新幹線は福山駅始発ではないため、細野はみどりの窓口にて2人分の指定席変更を行う。 その間に千葉はJr.へのお土産として福山城御城印を買いに向かう。 15:45、福山城に到着。御城印を購入したいことを伝えると、城内の土産屋で売っており入城料が必要とのこと。一度外へ出てから、再び入城して複数の御城印を購入。 せっかくなので階段を駆け足で最上階へ向かう。慌てていたため逆走である。天守から写真を撮り、展示物は一切観ずに撤収。 16:00、JR福山駅にて合流。細野もちょうど手続きが終わったところであった。 商業施設「さんすて福山」でお土産を物色。阿藻珍味 さんすて福山店で尾道ラーメンやじゃこふりかけや関東煮缶詰、虎屋本舗 さんすて福山店ではっさく大福、にしき堂 福山駅さんすて店で生もみじ、おみやげ街道でご当地ちいかわキーホルダーを購入。 16:40、マクドナルド さんすて福山店にて時間調整。 17:10、小魚阿も珍 さんすて福山店にてちーいか天ぷら(2人前/1336円)、浜吉福山2号店にて二代目あなごあいのせ重(1480円)、セブンイレブン おみやげ街道福山新幹線店にてビールを購入。これで最後までご当地グルメが食べられる。 17:35、のぞみ5104号で出発。ちなみに福山城は、この新幹線ホームからの眺めが素晴らしい。 途中、車内販売でビールやコーラを購入。これが本当に最後の購入である。寂しい。 21:06、JR東京駅に到着。速やかに中央線にて移動。 21:50、細野はJR武蔵小金井駅で解散。 21:57、千葉はJR国立駅に到着。終了となった。
5年振り、宮城県気仙沼市大会(地R元第365回CAVING)以来の大会参加であったが楽しく、大会外活動も充実した活動であった。今後は遠隔地でも積極的に参加しようと考えを改めた活動であった。 また、「幻の鍾乳洞」にはケイバー引退する前には行ってみたいものである。 最後に、日本洞窟学会第49回大会・帝釈台大会世話人会の皆様はありがとうございました。(文責 千葉伸幸) |
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