タイトル

地底旅団ROVER元老院第77回CAVING

サブタイトル

奥多野かんな姫計劃・第6次中里村立処山洞穴調査

分 類

調査(測量・生物採集)ケイビング
入洞洞窟

抜け穴

日 程 2002年6月2日(日)
参加者 千葉、大池、春山ゆかり(無所属) 以上3名
木古里
使用前の集合撮影
抜け穴・第2洞口
第2洞口より入洞
抜け穴
脚立を洞内に搬入する
抜け穴
グアノ斜洞を降りる
「奥多野かんな姫計劃」の一環として企画された。
立処山は1980年に「明治大学地底研究部」によって洞穴探査及び測量がなされているが、地主の話によると未報告の洞穴が多数あるようなので洞穴探査・測量を行うことにした。


10:00、地主宅「木古里」に到着し、まずはご挨拶。お茶をいただき、地主孫娘の野々香ちゃんとの対面を済ませたあと準備をする。

10:30、アプローチ開始。今回は新支洞のアタックのためにアルミ脚立をかついでの登山である。天気がすこぶる良く、また脚立があるために傾斜がいつもよりきつく感じる。20分のアプローチの間に3回ほど休憩を取る。
11:00、「抜け穴」到着。春山さんは初めてなので洞内を散策しながら、測量箇所のチェックと、脚立をかけての新支洞のアタックを千葉が試みる。新支洞は意外に続いているとのことで、途中で引き返してくる。この間、大池・春山さんは第2洞口の確認へ行く。

12:00、第2洞口で合流。春山さんの作ってきたお弁当を堪能する。

13:30、今回は生物採集と新支洞の測量を行うことにし、行動を開始する。虫班は大池・春山さん、測量は傾斜のきつい狭洞であるため千葉が単独で行う。千葉と新支洞で別れた後、トゲトビムシ、オビヤスデ、クモ類を採集する。このとき春山さんがヒルを発見し、吸虫管へ入れる。これが、後に厳しい状況へと大池を追い込むことになる。別ポイントで生物採集を行っていると、千葉の声がする。支洞は本洞と連結しており、2箇所の連結ポイントを発見する。

15:00、千葉の単独測量が終了。3人で多量のグアノの斜面を登り、コウモリの観察をする。

16:00、出洞。

16:30、神流川で装備洗いをし、「木古里」にて夕食。虫分けを行うが、ヒルの体液のせいで吸虫管内はべとべとになり思うように取れず、千葉からの罵声が飛ぶ。

19:00、「小鹿野荘」にて入泉し、今回の調査は幕を閉じた。


今回の新支洞の発見により、「抜け穴」の規模はまた更に大きくなるだろう。この日はコキクガシラコウモリが数多く確認された。30匹はいたように思える。次回で「抜け穴」測量は終わるであろう。
現在、「抜け穴」総延長120.7+m、高低差13.1+m。
立処山の洞穴は現在15洞確認、7洞測量済み。(文責 大池香里)

「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2002 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp