タイトル | 地底旅団ROVER元老院第74回CAVING | ||||||||
サブタイトル | 体験ケイビング9 暗黒空間への誘い at 大滝村・石舟沢鍾乳洞 | ||||||||
分 類 | 体験ケイビング | ||||||||
入洞洞窟 | 石舟沢鍾乳洞 | ||||||||
日 程 | 2002年4月20日(土)〜21日(日) | ||||||||
参加者 | 千葉、細野、山下、大池、宮野原、村野哲雄、春山ゆかり、瀬島紀子、柏倉まゆ子、島村理恵子、間瀬拓巳(以上、体験ケイビング者) 以上11名 | ||||||||
20日23:00、大滝村中双里の駐車スペースに到着する。 すぐさま野営準備、その後に火を囲んで懇親会を開始する。この体験ケイビング前夜に行う懇親会は、体験者の方々を潤滑にサポートするため、より多くのコミュニケーションを図る目的で初設定したものである。ビールを飲み、マシュマロを焼きながら体験参加経緯、趣味、職業、石舟沢鍾乳洞発見経緯などについての会話をし、非常に和やかな雰囲気でひとときを過ごした。 最後に測図を見ながら翌日の活動予定を説明する。 25:00、消灯。 21日7:00、起床。今にも雨が降ってきそうな雲行きである。すぐさま撤営にかかり、同時に朝食の準備をする。 7:30、雨天となる。朝食・準備・朝礼後、石舟沢出合に移動する。そこで明治大学地底研究部サポート陣(OB)と遭遇、千葉・宮野原は洞内ビレイセットをするために、彼らと一緒に一足先に洞口へ向かう。 9:30、細野・山下・大池は体験者と共に出発。足もとの悪いなか洞口へ向かう。 11:00、全員が石舟到着。休憩、入洞準備となる。当初はビレイセットする予定であったが、明大地底研がセット、地R元が撤収ということで共有することになる。 11:30、千葉班(大池・村野・春山・瀬島)と細野班(山下・宮野原・柏倉・島村・間瀬)に別れて、「第2洞口」から入洞開始する。「赤龍の間」ではグアノやフローストーン、「洞口ホール」ではペンダント、洞窟サンゴ、洞内生物、新支洞発見方法、「石畳ホール」先ではスカラップ、洞穴形成成因、「第3洞口」の説明を行い、その後「白龍の滝」へ向かう。「白龍の滝」は地R元1名・体験者2名を除いて登攀、「青龍の泉」を経て「最奥部の泉」に到達する。ここで反転、上層ルート経由で「第1洞口」へと進む。 14:30、出洞となった。 その後はゆっくりと温泉に入り、夕食後に解散となった。 今回は全日雨のなかでの活動であった。しかし、体験者には非常に満足していただけたようである。また、懇親会は我々の目的以外にもアウトドアとして満足して頂けたようである。時間の許す限り、今後も懇親会は設けたい。 (文責 千葉伸幸) 【体験者の感想】 はじめてみる光景だったので、とても新鮮に感じたのしかったです。ただ、5mくらいの滝をのぼるときは、どこに手や足をひっかければいいかわからなかったので、すこしこわかったです。(間瀬拓巳氏) 懇親会は楽しかったです。マシュマロを焼いて食べたのも初めてでした。洞窟に入る前に皆さんとお話ができたので、洞窟でも安心して探索することができました。 洞内は足がチョ〜つめたかったですが、目的の滝も無事登ることができ、大満足です。(瀬島紀子嬢) 懇親会はスタッフとだけでなく、体験者同士の親睦が深められて良かったと思います。入洞する前に既に連帯感を持つことができたし、いろいろなお話を聞くことができました。日帰りではそうはいかないですものね。あとマシュマロが青く燃えるのは新しい発見でした。家でも夜中に燃やして食べようと思います。 洞内はスタッフの皆さんのサポートのおかげで何の不安もなく楽しめました。入り口から匍匐で入るときは思わずはしゃぎそうになりました。でも匍匐中にはしゃいだら危険ですよね。内部では学術的な説明もして頂き、洞窟に関する知識も深められました(観光洞では無駄な命名ばかりが目につき、生成理由の説明等が少ないので)。石舟沢鍾乳洞は今まで多くの人が入っているようですから、ある意味"安全で周知された"洞窟なのでしょうが、自分にとってはチャレンジングで神秘に溢れた、刺激的な洞窟でした。それから個人的なことですが今回程度の滝ならフリーで登攀・降下できるような技量と勇気を身に付けたいと思いました。自身の勇気のなさから確保をお願いしましたが、その点だけは我ながらちょっと不本意。(村野哲雄氏) 懇親会はとっても楽しかったです。今度はもう少し早めに出発してBBQもいいですね。 洞窟は予想以上に本格的でした。ちょっとしたハイキング程度と思っていたので私にとっては嬉しいびっくりでした。団員の人の言う"安全"という言葉の尺度が一般とかなり差があって面白かったです。(春山ゆかり嬢) 思ったよりちょっと怖かったけどなかなか出来ない体験出来て良かったです。(島村理恵子嬢) 初対面の皆さんとすぐ仲良くなれるか不安でしたが、懇親会でお酒を交わしながらキャンプファイヤーしているうち(こういうの憧れてたんです)、不安もすぐ消え去り、とても楽しかったです。 洞窟は入口があんなに狭いとは、ビックリしました。洞内は神秘的で素敵でしたが、山道と同じく(落ちないように)生きるのに精一杯で、浸れる余裕はなかったのが残念です。洞内でも、地底旅団の皆様、特にサブリーダーに助けていただき、本当に感謝しております。こんなに貴重な体験はめったに味わえるものではないので、地底旅団の皆様に大々感謝です。(柏倉まゆ子嬢) |
|||||||||
「活動報告」に戻る 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る |
|||||||||
2002 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院 cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp |