タイトル 地底旅団ROVER元老院第72回CAVING
サブタイトル 穴は花粉の彼方に at 日立市・大久保の風穴
分 類 合同・訓練(SRT)ケイビング
入洞洞窟 大久保の風穴(風穴鍾乳洞)
日 程 2002年4月6日(土)〜7日(日)
参加者 千葉、酒井、中野、大池、中村允彦(明治大学地底研究部OB)、大河内彩子、Jessica Snider(以上、東京スペレオクラブ)、戸田聡(亀戸ケイビングクラブ) 以上8名
大久保林道SRT基本練習、リギング訓練、下水流部周辺の確認として企画された。


6日23:00、現地到着。設営後に軽く懇親会を開く。

26:00(2:00)、消灯。外は雨。
7日6:30、起床。

8:30、ロープチェック後に入洞開始する。洞内では「六畳の間」班と「八畳の間」奥班と2班体制で活動を行う。

【「六畳の間」班】
酒井・大池・中野・中村。
洞口から約20mにあるホール「六畳の間」でSRT訓練を受けた。訓練内容は1.装備の説明(装着方法と使用方法) 2.アッセントとディッセント 3.リビレイの通過であった。大池・中野が初めてということもあり、午前・午後ともに上記の内容を繰り返し訓練した。
今回、SRT訓練に参加して、装備の使用・装着方法、アッセントからディッセントへの移行(チェンジオーバー)、リビレイの通過など、手順通りの動作を行う事がなかなかできなかった。装着している装備をいざ使用するとなると、かけ方によってロープが絡んでしまい位置関係がわかりにくくなったりと、混乱してしまうことが多かった。このような状態で指導いただいた中村さんには大変な面倒をかけてしまったが、的確な指導のおかげで何とか方法・手順を覚えることができた。
今後も今回習得した内容を忘れず、訓練を重ねるために、定期的にSRTを使う洞穴で実践していきたいと思う。以上、ご指導ありがとうございました。(文責 中野ちえ)

【「八畳の間」奥班】
千葉・戸田・大河内・ジェシカ。
1st千葉、2nd戸田君の体制でリギング作業に入る。大河内さんによるリクエストで、トラバースライン途中から3ピッチ落とすことにする。
八畳の間 第1ピッチ 八畳の間奥
リギング 第1ピッチ降下 デリギング
戸田君には流動分散やバタフライ・ノットによるたるみ取りなど、前回(第70回CAVING)とは違ったリギングスタイルを教えてもらい、リビレイとデヴィエーションを設置して11:30に完了した。
その後、戸田君を中心に外光の差し込むポイントを探索、確認する。母岩のためにディギングは難しそうである。また、ホールも確認、人工登攀をすれば更に洞奥へ進めそうである。

15:00、デリギング開始。

15:40、出洞。装備洗い後に撤収となった。(文責 千葉伸幸)


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