タイトル | 地底旅団ROVER元老院第56回CAVING | ||||||||||||
サブタイトル | 日本洞窟学会第27回大会・ケイブフェスティバル 2001 in 岩泉 | ||||||||||||
分 類 | 大会ケイビング | ||||||||||||
入洞洞窟 | 龍泉洞、龍泉新洞、安家洞、氷渡洞−坪沢穴(氷渡探検洞)、松林洞穴U、喜惣次穴、内間木洞、下の岩穴bQ(権の穴) | ||||||||||||
日 程 | プレ期間=2001年8月8日(水)〜11日(土) コア期間=2001年8月11日(土)〜13日(月) |
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参加者 | 千葉、雨宮、酒井、細野、小園、黒田、大池ほか 以上参加者約130名 | ||||||||||||
「地底旅団ROVER元老院」としては4回目となる日本洞窟学会大会への参加である。今回は千葉・大池が実行委員としての参加となった。 7日22:30、千葉・黒田・大池は村田さん@東京SCと共に、岩手県岩泉町に向けて埼玉県浦和市を出発する。
他の実行委員はまだ到着していなかったため、千葉・黒田・大池は「龍泉洞」を見学をする。客足が少なかったため、各地底湖をストロボ増灯しながら写真撮影をして洞内を楽しむ。 出洞後、大池・村田さんが「龍泉新洞」へ向かい、微妙な顔をして戻ってきた・・・。 10:30、実行委員が集合する。役場班、買出班、内間木洞班と別れて活動を開始する。 千葉・黒田・大池・松澤さん@東京SC・冨永君@東京SC・宮崎君@明大地底研は、安家地区で昼食を取った後、岩手県山形村「内間木洞」へ向かう。 地検者に挨拶後、まずは「稲妻洞・魔のチムニーbQ」のラダー設置作業にとりかかる。千葉・冨永君・宮崎君でボルトアンカーを打つ間、他3名は洞内状況確認のため「銀河の滝」へと向かった。 ラダー及びビレイ用アンカーを打ち込んだ後、千葉・黒田・大池・松澤さんは「北洞」のルート確認へ向かう。「北洞」は地R元的には15ヶ月ぶりの入洞である。 滴下水の中での測量を思い出しながら「断層の間」へ到着。その後「うらぎりのホール」にあるというシールドを探すが、タイムアップで出洞となった。 18:00、氷渡交流施設にて全員合流、MTG後に消灯となった。
レスキュー班は「氷渡洞」でのレスキュー用リギング作業、氷渡洞班は「右洞」「左洞」のルート確認を行った。 千葉・黒田・大池・岡本さん@日本洞穴学研究所・清水君&槇島嬢@明大地底研は「喜惣次穴」の探索へ向かう。この洞穴は実行委員が誰も入洞したことがない。プロット図を頼りに山狩りを開始、岡本さんの的確な判断により40分ほどで確認する事が出来た。 測図をもとに洞内を隅々まで確認。ホラアナナガコムシを観察して出洞した。 14:00、時間的余裕があったので、千葉・黒田・大池・槇島嬢で「氷渡洞」のファンケイビングへ向かう。膝上まで水流に浸かりながら「左洞・石灰華段」手前まで行ってから反転、帰路に「きらめく星座」「自由の塔」のスレイブユニットによる撮影を行いながら出洞した。 23:00、MTG後に消灯。
他のメンバーは氷渡交流施設を撤収、ふれあいランドの下見と町民会館での会場準備を行った。作業の合間にはポスターセッションを準備した。 その後、岩泉町役場へ移動、全員で資料封入作業を行った。 23:00、最終MTG後に消灯。 また、この日に小園が到着。黒田と合流してガールスカウト東京28団夏季野営が開始された。 11日11:00、大会受付が開始される。 千葉・大池は大会受付係、雨宮・酒井・細野・小園・黒田は「安家洞」「龍泉洞」「龍泉新洞」の見学へ向かった。 13:00、地R元メンバー全員は開会式、招待講演会「岩手の洞窟遺跡」「世界のカルストと洞窟」、巡検オリエンテーションに参加、その後ふれあいランドへ移動した。 19:00、各委員会が開催される。「洞窟測量・記録委員会」への参加メンバーは、千葉・大池ほか7名。UIS洞窟記号日本版について意見し、また国内洞穴記録管理について話し合われた。 23:00、MTG後に消灯。
「内間木洞・北洞ファンケイビング」(細野参加)は、ナビゲーター千葉・大池。 初入洞である細野は、二次生成物をかき分けるように最奥部「断層の間」まで到達した時、ケイビングを始めたばかりの頃を思い出して感動していた。 大池は案内ルートをたびたび間違え、千葉と地形地質講習の平田さん@ウルトラCCに罵倒された。 「北洞」巡検後、「千畳敷」「南洞」「新川洞」を見学後に出洞した。 千葉は道中に隙をみて下戸鎖「中戸鎖洞」、安家「松林洞穴U」に入洞した。 「内間木洞・稲妻洞ファンケイビング」(小園・黒田参加)は、ナビゲーター小池さん@東京SC・斎藤さん@亀戸CC・宮崎君@明大地底研。 懸念していた「ずぶ濡れチムニー」「魔のチムニーbQ」も難なくクリア、「ぼんぼり流し」でムーンミルク観察、「銀河の滝」で荒業を行ってから出洞した。
活動は山狩りメインということで行われたが、1hほどで難なく洞口が発見されてしまった。この時間は予想以上に早く、原因としてはおおよその方角が教えられ、また実行委員の踏跡が残っていたことが考えられる。しかし、洞口を発見したときはやはり興奮するものがあり、出洞時間を設定してから2班体制で入洞した。 巨大な石筍やフローストーン、竹の節様に円盤状に横方向に発達した石筍が観察でき、想像していたより二次生成物がよく発達していて満足できた。 「カルスト水文学講習」(雨宮参加)は、講師岡本透さん@日本洞穴学研究所。 「氷渡洞」「龍泉洞」などでの流量測定などを行った。 18:30、懇親会が開かれる。今年は野外バーベキュー形式で行われ、クラブ紹介を含めた楽しいひとときだった。裸族は予想通り現れたが、結局は実行委員のみであった。思えばプレから毎日出没していたものである。 懇親会最後には菊地さん・湊さん・畠山さん@岩泉町役場の胴上げ&冷水浸けが行われ、不覚にも千葉も浸けられてしまった。
また、小園・黒田・千葉は木崎さん@東京SCの紹介で上野俊一先生@国立科学博物館に「矢弓沢洞」で捕まえたガロアムシの同定・説明を受け、みなで感激した。 9:30、研究発表会に地R元メンバー全員が参加、その後に雨宮・酒井・細野・小園は帰途についた。 13:00、閉会式出席後に完全撤収開始。 15:00、実行委員も帰途についた。 これまで地R元参加人数は富士山大会2名、秋吉台大会4名、苅田町大会3名。そして今回の岩泉町大会では最大の7名参加となった。うち2名は実行委員としてである。 我ながら友人が増えたことを実感した大会であった。次回は秋吉台ということである。(文責 千葉伸幸・細野誠・酒井智文) |
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