タイトル | 第7回コウモリフェスティバル コウモリフェスタ2001 in 郡上八幡 | ||||||
日 程 | 2001年8月25(土)〜26日(日) | ||||||
参加者 | 千葉、松澤亮(東京スペレオクラブ)、小野寺秀和(日本洞窟学会)、コウモリの会会員多数 | ||||||
今回の会場は岐阜県郡上八幡市の観光洞「美山鍾乳洞」。7回目にして初の洞穴にもスポットをあてた大会である。コウモリ生態のほかにも得るものがありそうなので初参加することにした。 26日8:30、時間調整のために松澤さんを「蛇穴」に案内してから会場入りをする。まずはコウモリグッズ展示を見学、日本石油の旧ロゴマークはコウモリだったことに驚嘆しながら次の会場へ移る。 10:00、シンポジュウムに参加する。テーマは「観光鍾乳洞の問題点と将来の可能性」。パネリストは小野寺秀和氏(竜ヶ岩洞)、大島晃司氏(洞穴科学調査会)、赤沢泰氏(東洋蝙蝠研究所)、川崎昌彦氏(美山鍾乳洞)ほか2名。「竜ヶ岩洞」「美山鍾乳洞」の集客やコウモリ棲息状況を説明、そして観光洞の問題点が挙げられた。その対応策としては、科学的知識の伝承、夜間観察イベントの開催、巡検コースの複数設定、観光客の視点を変えるような説明ができる従業員教育などが挙げられた。巡検コースの複数設定はおいそれとは出来るものではないが、その他は是非取り入れて欲しいものである。 シンポジュウム後、川崎支配人に声をかけると、親睦会で千葉の話が出たと言われてしまう。いったい誰が私の参加をリークしたのか? 支配人はケイビング界について非常に興味を持っているらしく、また洞内事故について大変に懸念していた。今後、「美山鍾乳洞」を会場として、洞窟救助委員会レスキューデモンストレーションを開くのも良いであろう。 その後、「美山鍾乳洞」と岩屋洞窟遺跡を見学してから帰京となった。 今回のコウモリフェスタは観光洞の話が多く、その点はケイバーにとっては有意義な大会であった。しかし、洞穴性コウモリの生態特徴などの新しい情報が得られなかったのは残念であった。次大会は富士山麓ということである。(文責 千葉伸幸) |
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