タイトル 地底旅団ROVER元老院第51回CAVING
サブタイトル 穴の子ルンルン at 多賀町・河内風穴
分 類 合同・ファンケイビング
入洞洞穴 河内風穴(河内の風穴)
日 程 2001年6月9日(土)〜10日(日)
参加者 千葉、黒田、山下、宮崎朋彦、槇島啓子、竹内菜穂子、金成芳隆、国田雄一(以上、明治大学地底研究部)、松澤亮(東京スペレオクラブ)、杉浦芳久(京都産業大学探検部OB) 以上10名
第2水流入口手前
泥水をかけあう女性洞人
最奥部付近
蝙蝠フローストーン包み
最奥部付近
コウモリの観察・寸法測定
森の間
豊富な二次生成物
第2水流
水着姿でワニングする女人
第1洞口
活動終了!
東京スペレオクラブと明治大学地底研究部との合同ファンケイビングである。


9日、地R元の活動としては久々に測量抜きの活動であったので、道中の車内は和やかムードに包まれていた。

26:00、現地到着。アズ・スーン・アズ・設営に取り掛かる。ふと、前を流れる芹川を見ると蛍を発見。喜びのあまり蛍踊り(※注)を踊りそうになったが、地R元では裸族は御法度なのでおとなしく鑑賞。
設営完了後、早々に就寝
10日7:00、起床。撤営して朝食。千葉県富浦産びわカレーを喰らう者2名、カレーヌードルを喰らう者1名。

8:00、京都産業大学探検部OBの杉浦君合流。

8:30、管理人藤本さんに挨拶後に入洞。先頭は「河内風穴」を知り尽くした杉浦君。観光部「大広間」を駆け抜け、「T支洞」「シアターホール」「ドリームホール」「石切場」「鐘の鳴る池」を通過。

10:30、「最奥部」に到着。Uターンして、目的の一つであるフローストーンに包まれた洞窟性コウモリの確認を行う。各自観察、寸法測定をする。大きさや過去確認された種から推定すると、キクガシラコウモリが有力である。また、古代種のキクガシラコウモリには触角があるという説(明大地底研の竹内女史提唱)があがるが、実は後足である。
「第2水流」入口で昼食、その後、「第2水流」で"ギョギョ、つなぎだらけの水泳大会"開催。低い水温にもめげず暴泳。そんななか、洞内にもかかわらず水着姿でワニにしがみつく女人が目撃される。しかし、午前中の活動の疲れと、カーバイトの臭いが誘発した幻覚の可能性もある。

15:00、洞内水泳満喫後、明大地底研を先頭に右往左往迷いながら出洞。 
藤本さんに感謝の言葉を述べたあと、我々は活動の余韻に浸りつつ帰路についた。


ケイビングは一般人から見るとかなり奇なる行動。どうせならその奇を極めるべく、次回「河内風穴」へ遠征する際はゴムボートを持ち込み、"洞内ポセイドンアドベンチャー"に挑戦したいと思う。 
また今回、非観光部への入洞許可をもらい、様々な二次性生物、巨大な水流をみることができた。これもすべて、管理人の藤本さんが我々のことを信用していただけたからこそ。その行為を裏切らぬように日々の活動を送りたいと思う。(文責 山下勲)


※注:蛍踊り
まず、衣服をすべて脱ぎ捨て、火のついた蝋燭を尻に挟みながら踊る。最初は激しく踊るが、蝋燭が短くなるにつれ弱々しく踊り、最後に放屁によって蝋燭の火を消す。これは蛍の美しさとはかなさを表した踊りで、何かの古典落語に登場するそうな。大変危険なので真似しないように(ストップ・ザ・裸族)。

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