タイトル | 地底旅団ROVER元老院第46回CAVING | ||||||
サブタイトル | 奥多野かんな姫計劃・第8次奥多野ちゃんから穴調査 | ||||||
分 類 | 調査(測量・生物採集)ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | ちゃんから穴(珍空洞、チャンカラ洞) | ||||||
日 程 | 2001年3月3日(土)〜4日(日) | ||||||
参加者 | 千葉、黒田、大池 以上3名 | ||||||
3日21:30、西武秩父線横瀬駅にて千葉・黒田・大池が合流。 23:00、矢弓沢林道に到着する。現地はまだ行きが多く残っている。残雪上に設営。 24:00、消灯した。 4日6:00、起床。黒田は寒くてまったく眠れなかったらしい。すぐに火を起こし、朝食作りにはいる。メニューは手作りハンバーグである。牛肉をブロックから刻み、手際よく作る。 7:30、完成。ジューシーな出来映えに満足していると雪が降り始め、撤営が終わる頃には5pも積もっていた。 9:30、活動開始する。「矢弓沢洞」に向かって林道を進むと、土建屋の2トントラックが雪でスタックしていた。頼まれて牽引ロープで引っ張るが、上り坂のうえに凍っていたため脱出させることは出来なかった。他に何もすることも出来ないので、「矢弓沢洞」へ向かう。現地に到着するとさらに深く雪が積もっている。ハンバーグ作りに満足してしまったこともあり、今回は洞口へのアプローチは断念する。林道を戻り始めカーブを曲がると4WDがいた。あわててブレーキを踏んだが滑ってしまい、壁に無理矢理ぶつけてなんとか接触寸前で止まった。今度は土建屋の別車がスタックしたらしい。ウィンチを使い、10名で押す。 11:00、無事に2台とも脱出。 その後、話をしているうちに我々の素性を知り(ちゃんから穴調査のことを知っていた)、中里村の洞穴情報を頂いた。土建屋ならではの情報であり、思わぬ収穫である。 コンボイを組んで下山、麓で別れた。 各食事処は閉店、「不二洞」も休洞、行くところがない。となれば、そう「木古里」である。食事をとっていると、ご主人に地元の方を紹介される。やはり我々の素性を知って、大正14年から誰も入洞していないという洞穴情報を頂いた。後日調べてみると「仏穴第4洞」だということが分かり、新洞ではなかったが、行者がいたことなど貴重な情報を頂いた。 その後、「ちゃんから穴」へ移動する。黒田・大池(初ちゃんから穴)はファンケイビング、千葉は「くもの巣ホール」の測量補正、生物採集、一部マーカー撤去を行い、この日の活動を終了した。 この日で丸1年間の洞内活動となった。その結果、「ちゃんから穴」はコキクガシラコウモリの生活洞として機能していることが判明した。12月下旬〜3月中旬はヒアリングで得た洞穴を冬眠洞として使っているものと思われる。(文責 千葉伸幸) |
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