タイトル | 地底旅団ROVER元老院第37回CAVING | ||||||
サブタイトル | 第5次奥多野ちゃんから穴調査 | ||||||
分 類 | 調査(測量)ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | ちゃんから穴(珍空洞、チャンカラ洞) | ||||||
日 程 | 2000年9月23日(土)〜24日(日) | ||||||
参加者 | 千葉、小園、黒田、山下 以上4名 | ||||||
後日調べてみると、1984年に明治大学地底研究部が測量、「群馬県洞穴地域調査報告書 中里村(叶山・立処山)編」として報告してることが分かった。 しかし、当時と比べて国道拡張工事のために洞口が増えており、また縦断面図もなく総延長も約300mとの報告であった。さらに高橋氏の強い要望もあったため、測量対象に十分値すると判断した。 23日9:30、先発隊の小園・山下・黒田が府中を出発。 15:00、連休の大渋滞に巻き込まれながらも「木古里」到着。店内にて軽い食事を済ませる。 16:00、入洞開始。このとき3人とも時計を所持していなかったため、小園・黒田が携帯電話を洞内に持ち込み、出洞時間の19:00にアラームを設定する(笑)。 洞内に入ると、「くもの巣ホール」にペットボトルの蓋やインスタントラーメンの食べ残しなど多数のゴミが散乱、またマーカー も踏み荒されていた。どうも、不許可入洞した者がいるらしい。とりあえず清掃を行ったが、洞内できのこ栽培を行っていることや、洞内保存・洞内生物保護などを考え、「ちゃんから穴」は地主により入洞禁止となってしまった。 気を取り直し、まず「山の神洞口(第6洞口)」付近から「くもの巣ホール」までの距離の再測を行った。前測量値と今測量値は2mもの誤差があった。3と5の読み違えか? 次に下層部の急斜洞の測量を試みたが、現メンバーでフリーでの測量は危険との判断をし断念する。 そして次に、その斜洞から少しはずれたところにある狭洞の測量を行う。黒田はとても苦しい体勢になりつつも奥まで進み、5mの距離を延ばすことに成功した。 19:00、携帯のアラームが鳴ると同時に「くもの巣ホール」へ引き返す。同時刻、同場所にて千葉が合流。 夜は「木古里」のみなさんと大宴会。たくさんの料理に囲まれ、幸せなひとときを過ごす。なかでも、「森の天使」という木古里オリジナルの きのこの味は絶品であった。また、「叶山」という地酒を飲ませてもらった。千葉は「石灰岩の味がする〜」と言っていたが、叶山の水を使用していないので、石灰岩の味がするわけないというのが事実である。 また、「木古里」のお婿さんによる、酒に酔った時にしか見せられないというマジックショーは実におもしろく、私たちは大爆笑であった。そしてこの日は、CLである千葉のバースデーをささやかに祝った。 「木古里」の皆さん には、いつもとても良くしていただいているが、宴会に招いてもらった上、店内に泊めていただくなど、今回はいつも以上にお世話になった。本当にありがとうございました。 24日9:00、入洞。千葉はやや2日酔い。 千葉・山下チームは、昨日断念した下層部の斜洞の測量に向かい、小園・黒田チームは、この日のメインである上層部に向かう。 10:00、2チームが合流して上層部の測量を開始。千葉が平面スケッチ、山下が断面スケッチ、小園がメジャー、黒田がコンパスを担当する。上層部は、至るところがループしてつながっていた。測量箇所は多々あったものの、午前中はそれぞれの役割に慣れるのが精一杯で、あまり測量を進めることができなかった。 13:30、一時出洞して「木古里」にて昼食をとる。 15:00、再び入洞し、上層部の残りの測量を開始。細かいループが多く手こずる部分もあったが、この全ループを探査、測量したことにより、「ちゃんから穴」の全貌が見えてきたと言えるだろう。この日は1日中上層部のループにかかりっきりであった。 19:00、出洞。「木古里」の方に挨拶をして帰路につく。 今回の測量距離は81.4m。トータル基線距離375.4m、高低差49.7m。(文責 黒田さち子) |
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