タイトル | 地底旅団ROVER元老院第366回CAVING | ||||||||
サブタイトル | SRT訓練 at 日立市・大久保の風穴 | ||||||||
分 類 | 合同・訓練ケイビング | ||||||||
入洞洞窟 | 大久保の風穴(風穴鍾乳洞) | ||||||||
日 程 | 2018年10月20日(土)〜21日(日) | ||||||||
参加者 | 細野、松本力(東山ケイビングクラブ)、田島大貴(東京スペレオクラブ)、奥沢香那(東京農業大学農友会探検部)、西條達哉、田中亮悟(以上、明治大学地底研究部) 以上6名 | ||||||||
「大久保の風穴」は総延長504.7m、高低差43.4mの竪横複合洞である。風穴は天神が造ったもので、人間がこの穴に入ろうとすると必ず洞窟の中から風が吹き出してくるという民間伝承がある。洞内には、公開していた名残りとして古びた梯子が残っており、竪穴やリギングなどを練習する場としてもよく利用されている。
東京スペレオクラブの田島氏が後輩のSRT基礎訓練を行うという連絡を受け、サポーターとして松本と共に参加する事にした。 20日18:30、細野は自宅出発。 19:30、集合場所である東武東上線「成増駅」南口ロータリー到着。集合時間より30分も早く到着したため、コインパーキングに車を停めて「西友 成増店」を散策。西友専属の運送会社で4tトラック配送のアルバイトをしていた学生時代に良く納品に来ていたので、懐かしさを感じる。 20:00、田島・西條・田中・奥沢が到着。ロープ、スリング、金物類の備品を取りに行くため、東京スペレオクラブの貸倉庫に移動。 20:30、出発。外環自動車道路・大泉ICより乗り、常磐自動車道・日立南太田ICで降り、国道6号を北上。「ローソン 日立末広町五丁目店」にて翌日の行動食を購入。 23:00、大久保の風穴付近に到着。先に到着していた松本と合流。 細野・松本は持参のタープテントを立て、夜食である鍋の準備。 23:30、鍋をつまみながら談笑。 25:00、細野は車中泊。他メンバーはテントの下、野宿状態で消灯。 21日6:30、起床。各自朝食。 7:30、リギング装備準備。 8:00、リギング班(松本・田島・西條)が先発で入洞開始し、田島がメインでリギング。松本が確認及び指導。 8:30、細野とSRT訓練者(奥沢・田中)が入洞開始。「八畳の間」に到着するもリギングが完了しておらず、待機。 細野はタワシくらいのオオゲジを探して周辺をウロチョロしていた。別に好きなわけではない。 9:30、第1ピッチのリギングが完了。 奥沢が下降開始。洞外練習はしているという事ではあったが、西條・松本の指導の元、基本的な確保と下降前の確認事項をチェック。 途中のディビエーションも難なくクリア、危なげなく第1ピッチを下降。 続いて田中。田中も難なく下降する。暇を持て余していた松本が第2ピッチをリギング。 11:00、全員第1ピッチ下降。希望者は第2ピッチも降下し、水流を散策。 12:00、昼食をとりながら談笑。 13:00、出洞開始。相当暇になっていた松本は第1ピッチ途中にてトラバースラインを張り出す。 細野は途中のテラスにて奥沢を確認と指導。腕力だけで昇る姿が初々しいが、脚力を使うことを意識するように指示する。 奥沢が「八畳の間」に到着後、細野も昇り返す。 その後、田中が昇ってくるところも確認したが、特に指導するまでもなく昇り返す。 他参加者が順次「八畳の間」へ戻り、各々出洞。装備洗いを始める。 最後に田島がデリギングを行い出洞。 16:30、全員出洞。日が暮れる前に団装洗い。 17:30、現地にて松本と解散。日立南太田ICより常磐自動車道に乗り南下。 20:00、東武東上線「成増駅南口ロータリー」にて全員解散。 21:00、細野帰宅。
後輩のSRT基礎訓練と称して企画された活動であったが、リギングの練習も併せて行う活動となった。SRT初心者の2人は洞外練習を行っていたということもあり、細かい注意をするだけで、基本的な動作は問題なかった。普段の練習が役に立ったのだろう。 学生からの依頼により細野・松本は参加することとなったが、このような依頼は我々にとっても後輩を育てていくという意味で、とても嬉しく感じる。 我々も、後輩育成を考えての活動計画を立てていきたいと思う。 (文責 細野誠) | |||||||||
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