タイトル 地底旅団ROVER元老院第341回CAVING
サブタイトル 大穴鍾乳洞へ行こう! with 平さん at 南相馬市・大穴鍾乳洞
分 類 合同・ファンケイビング
入洞洞窟

大穴鍾乳洞(立石鍾乳洞、大穴)

日 程 2016年10月22日(土)〜23日(日)
参加者 小池、森住貢一、福間美希、石川典彦、野池耕平、岡村聖子、平井順子、山田侑生(以上、東京スぺレオクラブ)、平宗雄(あぶくまけいばぁずくらぶ)、エヴァ(無所属スペイン人)、山田努、末永氏、石垣氏(以上、東北大学) 以上13名

立石の大穴は福島県南相馬市鹿島区に位置する鍾乳洞である。洞内の石灰岩には多くの化石が含まれている。
本活動は地元ケイバーである平さんと共にファンケイビング及び写真撮影を目的として行われた。


22日14:00、JR柏駅西口で森住さん、福間さん、石川さん、野池さん、エヴァと合流。「Nice to meet you.」と慣れない英語で挨拶を交わす。日本の洞窟に入るのは初めてだそうだ。

14:35、柏ICから常磐自動車道に乗り福島を目指す。

16:10、四倉PAで小休憩。カルピスソーダで体力を回復し先を急ぐ。

16:55、南相馬ICから一般道に降りる。

17:10、ツルハドラッグ鹿島店でお買い物。エヴァにジャパニーズ酒を楽しんでもらおうと、日本酒を購入した。

17:35、「美晴湯旅館」に到着。荷物を降ろして風呂に入る。
風呂上りにはエヴァにジャパニーズスタイルを見せつけるため浴衣に着替えた。今思えばケイビングの時に旅館に泊まるというには初めてだった。

18:45、岡村さん・平井さんが合流。いい時間だったので夕食をいただくことに。焼いたサンマや刺身はとても美味しかったが、エヴァの口には合わなかったようだ。 19:40、平さん、山田さん(東スペ)が合流したので宿泊用の部屋を使って飲み会開始。平さんの化石トークを聞きながら日本酒をいただく。

23:10、平さんと山田さんは帰宅。時間も時間なのでここでお開きとなり、就寝した。


23日6:50、起床。朝食時に野池さんが「いっぱい食べて大きくなれよ。」とおかわりを注いでくれた。太らせて洞内で詰まらせる魂胆だったようだ。

7:50、平さん、山田さん、東北大学の方々が合流。「セブンイレブン 相馬鹿島店」で昼食を購入して洞窟へ向かう。

8:45、アプローチ開始地点の路肩に車を停め、入洞準備を進める。 足を骨折していた野池さんはここで離脱した。
大穴鍾乳洞・洞口付近
木登り平さん
9:45、洞口に到着。平さんが木に登って集合写真を撮ってくれた。
入洞すると中には多くのキクガシラコウモリがいた。既に冬眠のシーズンに入っているようだ。エヴァ曰く、キクガシラコウモリはスペイン語で「モルピャラゴ」。

11:00、「自然淘汰の門」到達。異常に狭く少しカーブしているため通り抜けるのが難しい。朝食時、野池さんにいただいたおかわりが響いた。平さん、福間さん、平井さん、山田さん、末永さん、小池以外は通り抜けることが出来ず、待機となった。
狭洞を抜けた先のホールにはストロー、カーテン、フローストーンが綺麗に生成されていた。
少し進むとフリーでのトラバースが必要となる箇所に出た。福間さん・平井さんはここから先は無理だと判断して待機となった。

11:40、リムストーンプールにいるメクラヨコエビを観察。小池はしっかり見るのが初めてだったため少し感動。末永さんはエビ観察のためここに残る事になった。

12:20、ペンダントが美しい通路を抜けて最奥へ。ここにある水溜まりでもメクラヨコエビを探したがここにはいなかった。
その後、平さんの案内で「東の物見」へ。洞壁にサンゴの化石を発見し、山田さんとはしゃぐ。
更に進んで「黄泉の窟」に到着。ここの洞壁にも化石が大量に埋まっているらしい。洞壁の中腹にさきほどの「東の物見」がぽっかり開いていた。
他にもカルサイトの結晶を観察。砂糖菓子のようでうまそうだ。
皆を待たせているので急ぎ足で戻り始める。

14:00、全員出洞して洞口を発つ。

14:45、現地着。着替えて帰り支度をする。石川さんの車に森住さん・福間さん・エヴァと共に乗り込み、他隊員に別れを告げる。いきものがかりをBGMに南相馬ICから常磐自動車道に乗る。

8:20、柏ICから一般道に降りJR柏駅へ。ここで完全に解散となった。
美晴湯旅館 大穴鍾乳洞・洞口 大穴鍾乳洞
女性ケイバー4人衆 「大穴鍾乳洞」に到着! 白いホタルヤスデの一種
大穴鍾乳洞・自然淘汰の門 大穴鍾乳洞 大穴鍾乳洞
「自然淘汰の門」を越えて行く エゾメクラヨコエビ カルサイト結晶


短時間だったが、メクラヨコエビ、化石、カルサイト結晶等と初めて見るものが多い活動だった。狭洞部やトラバースもありとても楽しかった。福島なら日帰りでも行けそうなのでまた後日活動を立ててみたい。(文責 小池優志)


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