タイトル 地底旅団ROVER元老院第27回CAVING
サブタイトル 第2次奥多野ちゃんから穴調査
分 類 調査(測量)ケイビング
入洞洞窟 ちゃんから穴(珍空洞・チャンカラ洞)
日 程 2000年4月23日(日)
参加者 千葉、雨宮、酒井、細野、黒田、山下 以上6名
ちゃんから穴
測量前の打ち合わせ
立処山麓の食事処「木古里」の主、高橋隆氏所有の未測量の洞穴があると聞き、測量許可を得た。
後日調べてみると、1984年に明治大学地底研究部が測量、「群馬県洞穴地域調査報告書 中里村(叶山・立処山)編」として報告してることが分かった。
しかし、当時と比べて国道拡張工事のために洞口が増えており、また縦断面図もなく総延長も約300mとの報告であった。さらに高橋氏の強い要望もあったため、測量対象に十分値すると判断した。


9:30、「木古里」に到着。挨拶後に洞口へ向かう。午前中は上層部アタック班と写真班に分かれて活動する。
千葉・酒井・細野はコウモリコロニーのある最上部に到着、支洞の再確認を行う。すると天井部に直径20pの通路が開いており、コキクガシラコウモリが行き来している。奧を覗いてみると空間は続いているようである。
この通路は泥と落石により埋まっていたため、ディギングを開始する。泥をかき落とし、ハンマーで周りを砕き、石を落とす。踏ん張れる足場が無く、かき落としたものは全てかぶりながら、90分後に直径40pの石を落として通路を確保した。その石は火花を散らしながら、避難していた山下の前で止まった。危うく直撃である。入ってみると5mで終わっており、状況からみると岩帯の最上部に達してしまったようである。その後、いったん出洞して昼食を取る。

14:30、測量を開始する。平面スケッチ千葉、断面スケッチ酒井、コンパス山下、メジャー雨宮・細野・黒田の体制で行うことにする。中層部の「くもの巣ホール」から延びる2本の支洞を測量、また追加の写真撮影を行った。

17:30、活動終了。


ちゃんから穴・ヘルメット街道 ちゃんから穴・最上部付近
上層部のコキク・コロニー(約80頭) 天井部をディギングして突破
午前中の活動で疲労してしまったため、この日の測量は35.8mで止めてしまった。次回は一日測量する予定である。トータル基線距離111.2m。(文責 千葉伸幸)

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