タイトル 地底旅団ROVER元老院第271回CAVING
サブタイトル 体験ケイビング28 暗黒空間への誘い at 秩父市・石舟沢鍾乳洞
分 類 体験ケイビング
入洞洞窟 石舟沢鍾乳洞
日 程 2012年6月2日(土)〜3日(日)
参加者 脇海道、芦田、千葉の、松山龍太、秋元優希(体験ケイビング者) 以上5名
幕営地地R元発足以来、28回目となる体験ケイビングとして企画された。
今回の体験者は2名、サポートは3名というメンバー構成である。


2日21:30、JR立川駅南口ロータリーのケンタッキーフライドチキン前にて体験者と合流、出発。車内で自己紹介をしながら談笑。今回の体験者2名は脇海道の友人ということもあり、どちらも生き物好き。

23:00、「サンクス 秩父上野町店」にて懇親会の酒、つまみ、翌日の朝昼飯を購入。

24:00、あずまやに到着。テントを張ってから懇親会スタート。今回はいつもと趣を変え、焚火を用いた芦田の特製ホイル焼きや焼き芋、焼き野菜をふるまった。塩麹に漬けた鶏肉は味も良く大好評。ただ出来上がりに少々時間がかかるので、これにバーナーで作った料理をプラスすれば尚良いと思われる。

25:30、懇親会終了後ミーティングを行い就寝。夜中の間付近をうろついていたネコに秋元さんの荷物を荒らされた。芦田・脇海道が何度か追い払ったものの、手提げ袋はどこかへ持ち去られてしまった。被害はおやきひとつで済んだが、どうやら付近に住み着いている常習犯のようだ。
3日7:00、起床。朝食を食べ撤収、準備開始。芦田はどう寝違えたのか腰を痛めており、非常に辛そう。これが歳というものか。

9:00、石舟沢出合到着。準備をしてアプローチ開始。鍾乳洞までの道のりは、前回まで崩壊していた木橋が大方直されており大分歩きやすくなっていた。体験者の2人も普段フィールドを歩き慣れているので足取り軽く、全く問題無いアプローチであった。

10:00、現地到着。装備装着後、記念写真。芦田は一足先にトラバースラインを張りに行く。体験者の2人ともアウトドアに興味があったので、今回は実際にトラバースラインを張る現場を見てもらうことにした。

10:30、脇海道・千葉・秋元・松山が第2洞口より入洞開始。
「赤龍の間」では松山持参のバットディテクターでコキクガシラコウモリの鳴き声を聞くことができた。いつもはパタパタ飛んでいるだけのコウモリたちであるが、実際は多彩な声で鳴いていた。コウモリたちの心情が少しばかり読み取れた気分になり、大いに感動した。
滝の確保は脇海道が担当した。華麗なチムニーでかっこいいところを見せようと目論んでいたが、プーリーを落とすなどかっこ悪いミスを連発。確保が終わり体験者も滝を登攀。2名共に動きが良く、一度も落下する事無く通過できた。
滝通過後は芦田の腰が限界にきてしまいリタイア。「青龍の泉」「最奥の泉」の説明後、脇海道の案内のもと、自由に探索してもらった。

14:00、全員出洞。滝通過によりずぶ濡れのため、少し下山し日当たりの良い場所で昼食。やはり今回も「荷物」を持つことになった。今回こそ脇海道が千葉を負かせて下剋上を達成しようと目論んだものの完全に読みを見破られ、あっさりジャンケンに負けた。

15:30、車に到着。体験者と共に装備を洗ってから温泉へ。千葉は装備の水切りも兼ねて、サファリの後部にロープとつなぎを括りつけていた。ただでさえ厳つい車がさらにワイルドに。

16:30、「大滝温泉」到着。入泉。

17:30、会計を済ませて帰路へ。

18:00、秩父市内の焼肉屋「焼肉ホルモン 一番館 」で夕食。注文は豚ホルモンのみというのが旅団の鉄則であるが、芦田が牛ホルモン「てっぽう」を注文し批判を食らう。

19:00、出発。

21:00、JR立川到着。各自解散。


今回は前回の反省点を踏まえ、段取りはうまくこなせることができた。2名共に友人ということもあり少々緊張感の足りないところはあったが、2人とも楽しんでくれて幸いであった。
プーリーを落とすなどのミスは、もし竪穴や回収困難なクラックに落としてしまった場合致命的である。次回は細かなミスを無くし、完璧なガイドを行いたい。(文責 脇海道卓)
石舟沢鍾乳洞・第2洞口 石舟沢鍾乳洞・赤龍の間 石舟沢鍾乳洞・第1洞口付近
探検開始! バットディテクターでの観察 泥だらけで記念撮影

【体験者の感想】
◆事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む)
丁寧でわかりやすかったです。特に、持ち物が詳しく書いてあって良かったです。
◆洞内に関して
とても楽しかったです!洞窟の中は狭いので、登ったり、くぐったり、普段はやらない動きができて面白いです。
スタッフの方々のように洞窟の中を自由に動き回れたらもっと楽しそうだと思いました。
◆その他
ケイビングはずっとやってみたかったので、とても楽しかったです! ケイビングという名前も今回初めて知りました。またやりたいです!
(秋元優希)

◆事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む)
当日の行動などに関して,移動時間など詳細に把握することができて非常に分かりやすかった。
◆洞内に関して
コキクガシラコウモリの声が聴けて興奮した。次はキクガシラコウモリなどの声も聴きたいです。
洞窟のなかの滝を登ったり、地底湖を見れたりしてとても楽しめた。
◆その他
普段の山登りとはまったく違う経験ができた。
普通では見ることのできないコウモリが見れたり、地底湖が現れたりして楽しかった。
滝を登るのは楽しかった。
(松山龍太)

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