タイトル | 地底旅団ROVER元老院第267回CAVING | ||||||||||||
サブタイトル | プロジェクトギャラクシー at 住田町・滝観洞 | ||||||||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング | ||||||||||||
入洞洞窟 | 滝観洞(風吹き穴、大洞の岩窟、大洞の洞窟)、白蓮洞(空穴第2洞、滝観新洞) | ||||||||||||
日 程 | 2012年1月7日(土)〜9日(月) | ||||||||||||
参加者 | 千葉の、細野、芦田、小池純、宮崎朋彦(以上、東京スペレオクラブ)、両角耕一、小池啓子(以上、明治大学地底研究部OBOG)、藤田絵梨子(パイオニアケイビングクラブ) 以上8名 | ||||||||||||
岩手県住田町の洞穴調査プロジェクト「プロジェクトギャラクシー」に参加した。個人的には2000年から8回目の参加となる。 今回は地元への挨拶回りと滝観洞調査で、活動日程は7〜9日である。 7日0:00、JR新宿駅にて千葉・細野・芦田が合流、細野車で出発する。ほぼ同時刻に小池車(小池夫妻・両角・藤田)も出発した模様。 5:00、東北自動車道・前沢SAに到着。氷点下のなか仮眠する。 7:30、目が覚めると小池車も到着していた。合流して、レストランにて朝食。雪が降り始める。 8:30、出発。 細野車は種山峠越えをしたが、小池車は釜石自動車道経由で遠野市に立ち寄り、買い出しをしたようである。 10:00、滝観洞観光センターに到着。小池車はまだ到着しておらず、その合間を見て大洞鉱山を眺め、JR上有住駅を見学。この駅は鉄ちゃんに人気の釜石線の駅で、愛称は 「Kaverno(カヴェルノ:洞窟)」である。 11:00、一足先に滝観洞観光センターで休んでいるところへ小池車到着。 12:00、小池夫妻・千葉は地元のK野家に挨拶。その他は夕食準備を行う。 13:30、買い込んできた弁当で昼食。ブリーフィングを行う。 15:00、千葉・細野・芦田は、宮崎の案内のもと「白蓮洞」での洞内確認を行う。 出口側から入洞し、まずは観光洞部分を見学する。東日本大震災による目立った崩落はないが、燈篭が破損していた。 観光通路下の「第5ホール」を見学後、「ひざこすり」を経て「最北端」へ向かう。「最北端」の入口には水がたまっており、お約束で一番若い芦田を投入。つなぎで水を吸わせていたところに釜石線が通過。 17:30、予定通りに列車音を聞くことができた。その後引き返し、「エイリアン」を経て「新開地」を満喫した。 21:00、出洞。同時刻帯で、小池夫妻・両角・藤田は「滝観洞」での探検活動を行った。 22:00、夕食(鶏塩鍋、頂いた煮物・赤酢の大根漬・煮豆・なます)。 23:30、順番に入湯。 25:00、消灯。
8日7:00、起床。朝食。ブリーフィング。「滝観洞」において、各班に分かれて活動することとなる。 8:00、入洞準備。 11:30、活動開始。 宮崎・両角班は「イレイサーホール」を測量。小池け・藤田班は別の上層部を測量。小池は探検を兼ねて拡販の調整を行う。 千葉・細野・芦田班は、皮膜に穴の開いてしまったキクガシラコウモリ、「八つ墓村」撮影個所を横目にしつつ、メアンダートレンチ状の観光通路をひたすら進む。途中、東日本大震災の影響で一部が崩落、ガレが通路に散乱し、蛍光灯ケー ブルがはぎ落され、蛍光灯も地面に落ちている。洞壁の割れ目も、おそらく地震の影響だろう。業者が鉄製やぐらを組み上げ、上層部の様子を確認したようである。まずは安定しているようであったが、どこまで手をかけるか難しいところである。 観光部終点「天の岩戸の滝」において写真撮影会。照明がリニューアルされ、以前よりも滝の迫力がより鮮明となった。「この滝を登ったんだなぁ」と、初めて人工登攀で登ったことを思い出す。 12:30、細野は前日に肩を痛めてしまったため出洞。以降、遠野市内でひっつみ定食を食べたり、「蔵王洞窟遺跡」を見学したり、「遊林ランド種山」にてゆっくりと入泉した。 13:00、千葉・芦田は「乳房の岩」から上層部へ上がり、目標としていたポイントへ到達、写真を撮って終了とした。 16:00、芦田は出洞。千葉は小池け・藤田班に合流、測量フォローをする。 18:00、活動終了。 19:00、夕食(キムチ鍋)。 順番に入湯。 23:30、順次消灯。
9日6:00、起床。清掃を行う。 7:00、挨拶をして滝観洞観光センター出発。 9:00、花巻空港に宮崎を残置。東北自動車道にて東京を目指す。 9:30、前沢SAにて朝食。小池車とはここで解散。 15:30、蓮田SAにて遅めの昼食。焦げ臭いことからオイルチェックをしてもらうと、著しく減っており、細野車はエンジンオイル交換を余儀なくされる。 17:00、JR新宿駅到着。解散となった。 個人的には4年半振り、8回目のプロギャラ参加で、大怪我をしてからの初参加であった。滝観洞インターの開通、洞内照明リニューアル、そして新洞部発見と全てが興味深い活動であった。次回は調査に関して尽力したい。(文責 千葉伸幸) |
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