タイトル | 地底旅団ROVER元老院第255回CAVING | ||||||||||||
サブタイトル | 精進御穴調査見学会 at 富士河口湖町 精進御穴日洞 | ||||||||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング | ||||||||||||
入洞洞窟 | 精進御穴日洞(精進お穴、お穴、誓行さんのお穴、九品浄土窟)、精進御穴月洞、精進風穴第1、精進風穴第2、精進風穴第4、精進風穴第5、上人穴第1、上人穴第2、竜宮洞穴、鳴沢コウモリ穴第1、鳴沢コウモリ穴第2、鳴沢コウモリ穴第3、鳴沢コウモリ穴第4 | ||||||||||||
日 程 | 2011年4月17日(日) | ||||||||||||
参加者 | 千葉の、村野て、立原弘、宮下弘文、鈴木一年、川村一之、吉田勝次、宮崎哲、伊東典夫、槙田但人、光森勇樹、井戸洋子(以上、NPO法人火山洞窟学会)、家崎晶(立正大学探検部)、石井由美子、相澤正樹、猪又美樹子、NHK甲府放送局の方々5名 以上21名 | ||||||||||||
「精進御穴日洞」は1832(天保3)年、誓行が断食入定したと伝えられる富士山麓青木ヶ原樹海内の溶岩洞である。近年まで乾徳道場によって管理、入洞規制がかけられていた信仰洞で、総延長は160.8mと小ぶりであるが、富士講と関連した洞穴の背景には大変興味がある。 見学できるようになった経緯はよくわからないが、「NPO法人 火山洞窟学会」にお願いして同行させていただくことになった。 6:00、JR立川駅にて千葉・村野・家崎が合流。千葉の人生初朝マックを体験してから、村野車にて中央自動車道経由で現地へ向かう。家崎とは初対面であったため、立正大学探検部について話に花が咲く。 7:00、河口湖ICを通過。 7:30、「道の駅なるさわ」に到着。店舗はまだ営業前で、エリア内にある溶岩樹型や岩石を見学するが時間はさほど潰せず。 8:00、千葉の15年以上前の記憶をたどって、隣接する鳴沢コウモリ穴群へ行ってみようということになる。しかし、目印であった看板はなく、見つけることはできなかった。 8:30、それでは「竜宮洞穴」にでも行ってみようということになり、洞口周辺だけを見学。洞内には氷が残る。 9:00、集合場所であるレストラン「ニューあかいけ」駐車場に到着。すると数名が到着しており、続いてNHK撮影クルーが到着する。後から聞いたところによると、ドキュメンタリー番組を制作するらしい。そこへ吉田さんが登場。火山洞窟学会の会員だったとは驚きである。立原会長も到着し、精進口登山道入口へと移動する。そこで車両を数台にまとめ、未舗装の登山道を進む。 10:00、乾徳道場に到着。この道場前に「精進御穴日洞」は開口していた。まずは歴史的背景を立原会長にレクチャーして頂く。ここで修業をした行者、初代誓行、2代賢鏡、3代祐善の墓石に線香を立てて合掌。そして入洞を開始する。 洞口から程なくしたところで、誓行が50日行を行ったと書かれた石碑が現れる。そこから四つん這いになりながら進むと、「日」マークの描かれた石が置かれていた。その先には「月」マークの石があり、その傍らには国内唯一のcoffin(殻)があった。このcoffinが女陰部として信仰対象となっていたらしい。NHKと一緒に洞内撮影。 11:00、付近に開口する「精進御穴月洞」へ入洞。こちらは通り抜け可能で、出洞すると樹海の真ん中にいた。しばらくどこに出たのか把握できず。 11:30、早めの昼食をとる。しかし、我々は昼食はおろか水も持っていなかった。どういうスケジュールなのか把握していなかったのである。 食糧危機を訴えると、伊東さんや吉田さんからチョコやおにぎりの支援物資を頂く。ありがたや、ありがたや。 12:00、活動再開。行者道をたどり、精進風穴群の確認へ。「精進風穴第1」「上人穴第1」「上人穴第2」と確認し、ちょっと離れた「精進風穴第2」「精進風穴第4」「精進風穴第5」も確認する。「精進風穴第2」は未測量部分が確認されたので、井戸・家崎ペアが測量を行った。 13:30、「精進風穴第3」を探し始める。GPSデータを頼りに探したのだが再発見できなかった。 15:30、道らしいところをたどって下山、行者道に出たので、それをたどって乾徳道場へ向かう。 16:30、乾徳道場に到着。 17:00、精進口登山道入口に到着。御礼がてら、持参した龍泉洞珈琲をみんなに配って別れを告げた。 17:30、帰りがけに鳴沢コウモリ穴群リベンジ。なんとか「鳴沢コウモリ穴第1」「鳴沢コウモリ穴第2」「鳴沢コウモリ穴第3」「鳴沢コウモリ穴第4」を確認、簡単に入洞してまわった。 18:00、「道の駅なるさわ」に到着。閉店間際ギリギリで土産を購入し、すぐさま富士吉田名物「吉田うどん」を探しに向かう。この「吉田うどん」は数年前から急激にメジャーになった代物で、麺のコシが強く、スープは醤油と味噌の合わせ味、具は煮キャベツ、すりだねという薬味を用いるのが特徴。しかし、大半の店が平日昼時のみ営業で、のぼり旗はあるものの、営業している店はなかなかない。 18:30、国道138号線沿いに「玉喜亭」を発見。閉店間際に飛び込み、初「吉田うどん」を満喫した。 20:30、千葉宅で解散。 溶岩洞は富士講や民間伝承があることが多く、それも含めてケイビングが楽しめるのが大きな魅力であった。(文責 千葉伸幸)
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