タイトル | 地底旅団ROVER元老院第236回CAVING | ||||||
サブタイトル | 第32回イザナギプロジェクト at 多賀町・河内風穴 | ||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | 河内風穴(河内の風穴) | ||||||
日 程 | 2009年10月23日(金)〜25日(日) | ||||||
参加者 | 佐野、野池耕平、石黒秀昌(以上、東京スペレオクラブ)、毛受伸一、吉田龍一、竹田伊織、南正憲(以上、Com-pass Caving Unit)、宮川拓人、永曽大殻(以上、(仮)多賀ケイビングクラブ)、岩切恵美子(東洋大学探検部)、野口知子(立教大学探検部OG) 以上11名 | ||||||
1987〜88年の「鈴鹿プロジェクト」を引き継ぎ、2001年から東京スペレオクラブを中心に行われている滋賀県・河内風穴測量調査「イザナギプロジェクト」。今調査日程は10月24日(土)〜25日(日)である。 地R元にとっては2007年6月以来、2年ぶりの参加であり、今回は今年8月に入団したばかりの佐野のみが参加。 まだまだ測量に不慣れなため不安があったが、今回はメンバーが少なかったので参加を許可していただいた。 23日22:00、JR池袋駅から夜行バスで滋賀県彦根市へ向かう。 6:30、近江本線、近江多賀線を乗り継いで多賀大社前駅到着。野池氏の車で宿舎「多賀町集会所」へ移動する。 7:00、朝食。 8:30、宿舎を出発。 8:45、「河内風穴」到着。入洞準備を行なう。 9:30、まずはCom-pass Caving Unit班が入洞。第3水流付近の測量を行なう。 10:00、野池氏率いる学生チームが入洞。 11:00、「ドリームホール」奥にて休憩後、2班に分かれて測量開始。 A班は、スケッチ野口・コンパス石黒・メジャー宮川の体制。「ドリームホール」の「カエル岩」を通ってループする支洞の再測量を行なった。 B班は、スケッチ岩切・コンパス&メジャー佐野。「ドリームホール」奥の狭洞測量を行なった。 野池氏は両班の指導を行なった。 15:30、A班は測量を完了して出洞。 16:00、Com-pass Caving Unit班が出洞。 17:00、B班は測量終了後に野池氏と一緒に出洞した。 18:00、「多賀町立博物館」へ移動。学芸員の阿部氏と雑談。岐阜県「熊石洞」で発見されたナウマンゾウやオオツノジカの化石を見せていただき、興味深い話をいろいろと伺う。 19:00、「多賀町総合福祉保健センター」へ移動。お風呂に入ると、J.E.Tの稲垣氏ら3名と偶然出会う。山屋からの情報で新洞調査をしていたとのこと。新洞は総延長20m程度で、その日のうちに測量も終わらせたとのことだった。 20:00、「餃子の王将 彦根店」にて夕食。 21:30、宿舎へ到着。佐野・石黒・宮川はスントコンパスの読み方を特訓。スケッチマンは製図作業を行なっていた。 24:00、就寝。 25日7:30、起床。 8:00、朝食。永曽くんが到着。 8:15、Com-pass Caving Unit出発。権現谷の方で新洞探査を行なう。 8:30、学生チーム出発。2日目は最奥部までの巡検の予定だったが、みんなの希望で引き続き測量をやることにする。 9:30、「河内風穴」入洞。 10:00、3班に分かれて測量開始。 A班は、スケッチ野池・コンパス永曽・メジャー宮川。「ドリームホール」奥の泥だらけの支洞を測量を行なった。 B班は、スケッチ岩切・コンパス&メジャー石黒。昨日のA班がやり残した支洞部の測量を行なった。 C班は、スケッチ野口・コンパス&メジャー佐野。B班同様、昨日のA班がやり残した支洞部の測量を行なった。狭洞部や竪穴部に苦戦するもなんとか担当箇所の測量終了。 14:00、A班・B班測量終了。永曽・宮川は出洞、C班は「玉座」「石切場」を見学しに行く。 15:00、B班・C班出洞。駐車場でCom-pass Caving Unitと合流。 15:30、宿舎にてデータ入力。掃除のあと撤収。 16:45、東京組は野池者で宿舎出発。 20:00、夕食。 23:00、JR立川駅にて解散となった。 今回はスントコンパスでの測量であったため、これまでポケットコンパスしか使ったことがないので戸惑った。ただ2日間みっちりと測量ができ、コンパスの読み方やポイントの設置場所などのコツがつかむことができた。 「河内風穴」は初入洞で、観光洞部分以外でこれほどの規模の洞窟に入るのは初めてだった。しかし、「シアターホール」「ドリームホール」は大きすぎて光が照らせないため、あまり感動できなかった。 2日目の行き・帰りは佐野・石黒が先頭でルートファインディングの練習。「ドリームホール」までの往復だけなのに、全然ルートがわからず焦った。細い通路から大きな空間に出ると帰り道がわからなくなるものである。 他団体と交流でき、いろんな技術も訓練できたので、自分にとっては非常に有意義な活動となった。測量技術はまだまだだが、早くマスターできるよう練習していきたい。(文責 佐野洋輔)
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