タイトル 地底旅団ROVER元老院第230回CAVING
サブタイトル SRT訓練 at 日立市・大久保の風穴
分 類 合同・訓練ケイビング
入洞洞窟 大久保の風穴(風穴鍾乳洞)
日 程 2009年7月5日(日)
参加者 木嵜、細野、荒木、村野て、佐野洋輔(早稲田大学探検部) 以上5名
大久保林道「大久保の風穴」は総延長504.7m、高低差43.4mの竪横複合洞である。風穴は天神が造ったもので、人間がこの穴に入ろうとすると必ず洞穴の中から風が吹き出してくるという民間伝承がある。竪穴の基本訓練やリギング練習する場として、関東ケイバーには身近な洞穴のひとつである。
今回の活動は、秋に計画している「熊石洞」での活動を行うことを目標にしたSRT訓練である。初心者は基本的なことを、経験者はリギングを習得するために企画した。


5:30、JR国分寺駅前にて細野・木嵜合流。村野は電車の乗り継ぎが悪く急遽新宿駅にて合流することになった。

6:30、JR新宿駅にて村野・荒木・佐野君と合流して全員集合。コンビ二に寄ってから出発。渋滞も無く、軽快に目的地を目指す。車内で今回やることの確認を行う。細野・木嵜はリギングの練習・確認。

9:00、「大久保の風穴」到着。各自準備開始。初心者の2人も装備の着け方は事前確認していたようで大丈夫そうだ。基本的なロープの収納の仕方など確認しながら準備する。乱れながらも皆で集合写真を撮る。

10:00、入洞開始。「六畳の間」で基本練習を行うためのロープを細野が設置。木嵜は第1ピッチにてリギング開始。ホールの天井にはコキクガシラコウモリのコロニー群集を確認。300〜400匹ぐらいか?

11:30、「六畳の間」で村野によるSRT講習会開始。
同時刻、リギング中の木嵜は苦戦。テンション下がる。細野によって第1ピッチを張り直してもらいとりあえず一安心。細野はいつもよりテンションが低い木嵜をとても気遣ってくれるが、気分は変わらず。

14:00、第3ピッチを張り終えた後、「六畳の間」にて全員集合。細野・木嵜が休憩中、村野が第3ピッチにチェックをしに行く。

15:00、全員で第3ピッチまで降りる。張り方の確認を行うと第3ピッチは良くなかった。バックアップより支点の上に作ってしまったりなど、基本的なことが出来ていなかった。そこは村野に張り直してもらい、第3ピッチを下降する。そこから奥を荒木・佐野君は探検して楽しんでいる様子。

16:00、撤収開始。第3&2ピッチ目を木嵜、第1ピッチを細野、「六畳の間」を村野がそれぞれ回収。

17:30、全員出洞し、装備洗いなど行う。

18:30、出発。萩屋旅館へ移動するも、18:00で日帰り入浴の受付終了ということで断念。その後、日立港あたりに移動、「浜善」にてシラスのかき揚げ丼定食、目光の唐揚げとシラス丼の定食、お刺身定食を堪能し一同満足。デザートには「和」という名の味噌チーズケーキを食すが、味が濃くしょっぱい。料理で満足していたのに非常に残念であった。

21:30、JR新宿駅にて荒木・佐野君離脱。

22:30、JR国分寺駅にて全員解散。


今回、村野に細野は合格点をもらい、木嵜は何もかもダメだったため落第。次は今回の失敗を取り返していきたいと思う。初めて竪穴へ来た2人は、1回目で第3ピッチまで下降することが出来た。これからもっと実践を積めば完璧だろう。皆で「熊石洞」へいけるように頑張りたいと思う。ベテラン勢の負担をなるべく減らす予定だったのに、結局色々協力してもらった。私は早く自立しなければいけないと思う。(文責 木嵜ちひろ)
大久保の風穴・八畳の間 大久保の風穴・八畳の間 大久保の風穴・第3ピッチ
笑顔でリギングする木嵜 手順を確認する佐野君 第3ピッチの降下

「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2009 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp