タイトル | 地底旅団ROVER元老院第21回CAVING | ||||||
サブタイトル | 探検・測量ケイビング at 上野村・生犬穴 | ||||||
分 類 | 合同・調査(測量)・洞内写真撮影ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | 生犬穴、立処鍾乳洞(立処山の鍾乳洞・立処山第1洞) | ||||||
日 程 | 1999年10月30日(土)〜31日(日) | ||||||
参加者 | 千葉、雨宮、酒井、小園、黒田、後藤聡(江戸川ケイビングクラブ)、牧野浩典(亀戸ケイビングクラブ)、松澤亮(亀戸ケイビングクラブ)、大岡素平(亀戸ケイビングクラブ) 以上9名 | ||||||
30日23:30、地R元は楢原集落に到着、小春橋付近で幕営をする。江戸川CC・亀戸CCは午前中に現地入りしていた。 31日8:00、「慰霊の園」で合流する。 聞くと「生犬穴」測量はすでに完了してしまったという。そこで地R元は後藤さん・大岡さんと共に洞内写真撮影補助を行うとともにファンケイビングということで「生犬穴」へ、牧野さん・松澤さんは「不二洞」へ偵察に向かう。 9:30、「生犬穴」に入洞する。この洞穴は階段状に延びる斜洞で、観光の名残であるアングル構造の梯子が6ヶ所かかっている。弓なりの石柱「天の真賢石」、最低部通路「八岐の大蛇」で天井溝等を見学しながら、最奥部に到達する。フローストーン「不動の滝」の上部にも小ホールがあるということだったので確認、ファンケイビングを終了する。 帰路、最大落差である「常世の滝」等でバルブ撮影、黒田・小園は被写体、他はストロボ係となる。崩落ホール「高犬ヶ原」のキクガシラコウモリのコロニーを観察してから、12:00に出洞した。 なお、後藤さんは自作LEDライトをテストしていた。 13:00、中里村へ移動して食事処「木古里」で昼食。 14:30、「立処鍾乳洞」に入洞する。ここも未測量ということであったので測量を行う。コンパス千葉、平面スケッチ黒田、縦断面スケッチ小園、メジャー雨宮・酒井、他はサポートという体制で測量を行う。以前、簡易測量は行ったことはあったが、千葉以外は本格的測量は初めてであったためになかなかはかどらず、3時間かけて総延長158.2m・高低差31.6mの測量を終了した。 後日知ったことだが、「立処鍾乳洞」は1980年に明治大学地底研究部が測量(平面図のみ・総延長154.6m)をおこなっていた。再測量という形になったが、支洞一本が追加された。その後、初レポート「奥多野・立処鍾乳洞測量報告」を作成した。 支洞も少なく、比較的単純なこの斜洞は、初測量するには最適だったのではなかろうか。今後もこの経験を活かしたい。(文責 千葉伸幸) |