タイトル | 地底旅団ROVER元老院第219回CAVING | ||||||
サブタイトル | 体験ケイビング23 暗黒空間への誘い at 秩父市・石舟沢鍾乳洞 | ||||||
分 類 | 体験ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | 石舟沢鍾乳洞 | ||||||
日 程 | 2008年10月4日(土)〜5日(日) | ||||||
参加者 | 山崎、村野て、細野、本田、芦田、荒木ひとみ、横内美菜、鞠子皓一、吉田秀幸(以上、体験ケイビング者) 以上9名 | ||||||
地R元発足以来、23回目となる体験ケイビングとして企画された。 今回の体験者は当初5名の予定であったが、1名キャンセルにより男性2名、女性2名の体験者に対してサポート5名で行われた。 4日20:00、JR立川駅南口ロータリーにて旅団員及び体験者集合。 20:30、地R元車両2台にて出発。各車内で簡単な自己紹介をしながら、皆の普段の生活やワカメや洞窟の話をしながら秩父へ。 22:00、秩父市内のコンビニにて明日の朝食及び昼食を購入。外は半袖では寒いぐらいだ。 23:00、現地付近のあずまやに到着。早速、テントと懇親会の準備開始。 23:30、焚き火を囲み、お酒を飲みながらCL山崎の仕切りで懇親会を始める。山崎の優しい声かけにより、体験者達がリラックスした状態で会話ができる空気がつくれた。その間、細野よりおでんと春巻きが振舞われた。寒い体に染み渡る。また、横内よりトルコ土産のクッキーをみんなで頂いた。体験者達は海外行ったり、住込みバイトやってたり、登山してたり、スキューバダイビングをしていたりと活動的な感じである。 24:30、懇親会を終了して体験者は就寝。旅団員はブリーフィングを行う。 25:00、旅団員も消灯。 5日6:00、起床。天気は晴れ。各自で朝食をとる。 7:00、確保ロープ設置班の細野・芦田は、一足先にテント場を出発する。他の者は撤収および入洞準備をする。 8:00、確保ロープ設置班は「石舟沢鍾乳洞」に到着。途中、反対斜面に崖崩れの痕があり、木や土が根こそぎ削り取られて悲惨な状況になっていた。少し休憩した後、細野がトラバースラインと滝ビレイの設置を行った。芦田は必死に勉強。 体験者班もテント場を出発。装備を再確認して、石舟沢出合いより洞口アプローチを開始する。 9:00、確保ロープの設置完了。そこへ体験者到着が本田により伝えられる。その間、洞外では山崎より「石舟沢鍾乳洞」の説明が行なわれた。 9:30、「第2洞口」より入洞開始。「赤龍の間」では村野より、洞窟サンゴやハイドロキシアパタイトが説明された。"芸能人は歯が命"という説明もまだまだ通じるようである。ここで飛んでいるコウモリを1頭確認。すぐにどこかに行ってしまい、後にも先にもコウモリを確認したのはこの時だけであった。 10:30、「白龍の滝」に到着。水量は普通だが、体験者達はドキドキのなか、みな必死で登る。全員筋が良く、難なく登りきった。しかし、やっぱり濡れるため待っている間は寒い・・・。 11:00、「青龍の泉」に到着。そして「最奥の泉」へ移動。ここでも村野からの説明があり、神秘の泉に感動する。その後は「黒龍の顎」を経由して「白龍の滝」を降り、「第1洞口」からへ出洞した。 12:30、細野・本田はロープ回収作業をしてから出洞。みんなで昼食をとる。 13:00、下山開始。 14:00、石舟沢出合いに到着。各自装備を洗い、干していたテントをしまってから移動をする。この頃にはパラパラと小雨が降り出してきた。 15:00、道の駅「大滝温泉」にて入浴。雨が激しくなっていた。 15:30、風呂上りに座敷にて、感想を聞きながらしばし雑談。そして、会計を済ませる。 16:00、「大滝温泉」を出発。 17:30、東飯能駅にて横内さん解散。その後、飯能駅にて鞠子さん・吉田さん解散。 19:00、東京府中の旅団倉庫に到着。団装を収納した後、千葉夫妻と共に近所のインド料理店「FUL BARI」にて反省会を兼ねた夕食をとる。体験者の荒木さんも参加。多種類のカレーとナンを食しながら歓談。特にチーズナンがおいしかった。反省点として準備事項の確認徹底や情報の共有があげられた。 22:00、JR谷保駅にて解散。 芦田にとって2回目、1年ぶりの「石舟沢鍾乳洞」であったが、この体験ケイビングをとても楽しむことができた。体験者の方々も旅団員の説明に対して興味深く耳を傾け、笑顔を何度も見せてくれていたので、楽しんでもらえたのではないかと思う。全く知らない人たちと2日間も共に過ごすということは、体験者にとってとても緊張を強いられることだと思う。今回は体験者に恵まれたが、企画者である我々がどういう空気を作ってあげられるかがこの企画において大切な事であると感じた。(文責 芦田拓郎)
【体験者の感想】 ◆洞内に関して 雨が降っていなかったので滝がしょぼいんじゃないかと、期待していなかったのですが圧巻でした。 泉も観光洞の柵の向こうじゃなくて、泥だらけで壁に張り付いて覗きこんで見れて嬉しかったです。 思いのほか足が滑るので恐怖感と、普段使わない筋肉を使って足がガクガクになってしまい、滝を登っているど真ん中でもうダメかもしれないと思ってしまいました。 他にもこれは無理だと思うところが何箇所かありましたが、たぶんその辺の人に頑張れと言われてもダメだったと思います。経験のある人に絶対大丈夫だと断言されて、できるんだと思いました。 自分のことしか考える余裕がなくて、あんなに楽しめたのは100%面倒を見てもらえたからだと思います。 洞窟の空間とか時間とかすべてが心地よくて心が満たされました。本当にありがとうございました。(荒木ひとみさん) ◆洞内に関して |
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