タイトル 地底旅団ROVER元老院第220回CAVING
サブタイトル J.E.T&地R元特別合同企画 奇祭!穴祭り2008 at 秩父市 豆焼沢・瀧谷洞
分 類 合同・ファンケイビング
入洞洞窟 豆焼沢・瀧谷洞、豆焼沢鍾乳洞
日 程 2008年11月1日(土)〜2日(日)
参加者 村野て、千葉の、芦田、吉田勝次、稲垣雄二、近野由利子、縣智丈、西森裕記(以上、Japan Exploration Team) 以上8名
彩甲斐街道 出会いの丘 毎年恒例となったJapan Exploration Team(J.E.T)との懇親企画である。
J.E.Tとは第90回CAVINGから定期交流活動を行っており、今回で通算7回目となる。今回は久しぶりに関東エリアでの開催(前回は5年前の2003年 青岩鍾乳洞)とし、会場は地R元でも入洞許可を取得した「豆焼沢・瀧谷洞」とした。


1日10:00、地R元(村野て・芦田)は秩父市内の一般道休憩施設「彩甲斐街道 出会いの丘」に到着。J.E.Tも同時刻に合流となった。
J.E.T隊長:吉田さんは、噂に聞いていた通りすさまじく元気で、前日作成したという、強力ライトを2個装着した特製メットを持参(かぶらせてもらったが、めちゃ重い!)。吉田さん本人は「千葉ちゃんに見せるんや〜」と張り切っていたのだが、今日は千葉が来ないことを知ると、かなり落ち込んでいた。なぜなら、この重いメットを千葉が来るまでかぶらなければいけないからだ。大きな誤算である(笑)。
ところでJ.E.Tの車内では、穴祭り初参戦となる芦田のニックネームが何故「パルメザン」なのかと話題になっていた。あちらでは勝手に「チーズ臭いから」との結論となり、ことの経緯を説明しても、もはや訂正不能(笑)。以降、吉田さんから「チーズ」「くさや」「くっさ〜(←感情をこめて)」「く〜ちゃん」などと呼ばれることとなった。

11:00、準備完了。「出会いの丘」を出発。各人20キロ前後の装備を背負子で運ぶ。大鍋にバーナーに大量の肉と野菜・・・キツイ。

12:00、工事用トンネルに到着。出発前に施設管理人から「車上荒しがいる」との情報を聞いたため、貴重品は各自持参していたのであるが、稲垣さんは貴重品をいつの間にか途中の物陰に隠していたらしい。しかし、トンネル手前で登山客と遭遇したため、隠した貴重品が急に心配になったらしく、稲垣さんはそれを取りに戻ってしまった。稲垣さんを待っている間、他の者は昼食休憩。

12:30、休憩終了。稲垣さんはご飯食べてないけど・・・。

13:30、「トウの滝」に到着。しばし休憩。すばらしい滝とマイナスイオンに癒される。夏だったらここでバーベキューして、泳ぎたいものだ♪

14:00、「豆焼沢 瀧谷洞」に到着。まずは宿泊場所として選んだ「嶺鳴の間」へ。このホールの大きさには圧巻。どうやら15階建てのビルが入ってしまうほどの高さらしい。道理で私のヘボライトでは照らしきれないわけだ。しかし、ここで吉田さんの強力ライト、CAVEビ〜ムが威力を発揮する。ここは滴下水もなく、気温も良好。

15:30、いったん出洞して第1洞口へのアプローチ途中、吉田さんが奇妙な甲虫を発見。吉田さん・稲垣さん・西森さんが興味津々。いったい何枚写真撮ったの?というぐらい写真を撮りまくる。縣さんいわく、「以前、虫の写真を30分間取り続けた」と・・・。あぁ、もう日が沈む・・・。

16:00、無事に写真撮影を終え、吉田さんもご満悦となって第1洞口より入洞する。まずは「奥の院」へ向かう。ここには男女のシンボルを髣髴とさせる二次生成物があるのだが、自然の造形とは思えないほどリアルである。J.E.Tも喜んで写真を撮ったりしていたのだが、一番喜んでいたのは、この私、芦田である。
その後、「大聖堂」〜「Iルート」〜「白銀柱ホール」〜「最初のホール」〜「コの字ホール」〜「メインシャフト」〜「登竜門の滝」を探検。皆それぞれ、平面図や縦断面図、ガイド文などを読みながら、ワイワイと楽しく迷いながらの探検となった。

21:00、無事に「嶺鳴の間」に再到着。J.E.T名物「霧鍋」作成に取り掛かる。大量の野菜と肉をキムチチゲの素と赤味噌で煮込む。日中は快適だったこのホールも、夜間になると外気が侵入し、息が白くなり、滴下水も発生してきた。水で冷えた体には熱い鍋が旨かった。吉田さんのウ●コ武勇伝や稲垣さんの大食い話を聞きながら、楽しい夕食会となった。

23:00、適当にシュラフに潜り込み、消灯。
2日8:00、起床。ウインナーを焼きながら、合流予定の千葉を待つ。

9:00、風邪で声が出なくなった千葉が予定通り洞内で合流。すでにフラフラである。吉田さんは大喜びでCAVEビ〜ムを放つのであった。朝食(霧鍋の残りにうどんを投入)を食べて談笑の時間を過ごす。千葉の親指切断話やいろんな洞穴のこと、ケイバーの話で盛り上がる。

11:00、もう一度洞内巡検するかという話にもなったが、撤収時刻も近づいていたため、出洞準備に取り掛かる。縣さんはちょっと残念そうであった。

12:00、下山開始。

14:00、やっとの思いで「出会いの丘」に到着。記念撮影をして、装備を詰め込み出発。

16:00、富士山を見ながら入浴できることで有名な「ほったらかし温泉」に到着。マスコミにちょくちょく取り上げられるこの温泉は、連休ということもあって超混雑。当初はマイナーな温泉へ行く予定であったが、西森さんの熱望により変更したのであるが、眺望に大満足したようである。入泉後は「温玉揚げ(半熟卵フライ)」「山ぶどうソフト」などを賞味。

18:30、温泉帰りの大渋滞を経て、甲府市内の郷土料理店「奈良田本店」にて夕食。「蜂の子炒め」「馬刺し」「あわび煮貝」「あわびの煮わた」「かぼちゃほうとう」「山のきのこほうとう」「猪肉ほうとう」などの郷土料理を堪能。さらに吉田さんには「甲州牛使用ジャンボバーグ」。またまたう●こ武勇伝やらを話しながら楽しく食事をしたのであった。

21:00、来年また会うことを約束しながら現地解散となった。


今回、芦田にとっては初めてのJ.E.Tとの交流会であったが、非常に楽しい2日間を過ごさせて頂いた。「豆焼沢・瀧谷洞」という洞穴自体がすばらしいものであったこともさることながら、J.E.Tの濃い〜メンバーに終始笑いの絶えない活動となることができたのも大きな要因である。次回、またJ.E.Tのみなさんとお会いできることを楽しみにしていると共に、このすばらしい洞穴に、今度は地R元未入洞メンバーを案内したいものだ。(文責 芦田拓郎)
豆焼沢 瀧谷洞・白銀柱ホール 豆焼沢 瀧谷洞・メインシャフト 豆焼沢 瀧谷洞・嶺鳴の間
「白銀柱ホール」で休憩 「メインシャフト」でのラダー降下 霧鍋の完成じゃ!

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