タイトル | 地底旅団ROVER元老院第215回CAVING | ||||||
サブタイトル | ゴンプロファイナル at 日立市・大久保の風穴 | ||||||
分 類 | 合同・訓練ケイビング | ||||||
入洞洞窟 | 大久保の風穴(風穴鍾乳洞) | ||||||
日 程 | 2008年8月9日(土)〜10日(日) | ||||||
参加者 | 木嵜、千葉の、村野て、本田、浅倉、藤田絵梨子(パイオニアケイビングクラブ) 以上6名 | ||||||
本田(通称:ゴン太)の竪穴ケイバー化を目的としたゴンプロ(ゴン太プロジェクト)シリーズ。今回はリギングの完成である。前回からは約2年ぶりの活動である。 また、木嵜のトラバースライン訓練、浅倉・藤田さんのSRT訓練も兼ねて企画された。 9日21:30、東京府中の千葉宅に集合。燃料高騰も考え、活動費を抑えるために本田車へ無理矢理装備を積み込み、車1台で出発。 22:30、JR国分寺駅にて、浅倉・藤田さんと合流。浅倉は、荷物が詰まった3列目に自分の荷物を抱きながら乗る。 10日1:30 現地到着。テントを持ってこなかったため、ブルーシートを敷いて軽く宴会してから消灯。夏だから暑いだろうと思っていたら、思いのほか寒かった。 10日6:00、起床。朝食を取りつつ、各自準備を進める。装備の確認やロープワークの練習などをしながら準備を行う。 9:00、ハンガー類のマーキングを始めた千葉を残して入洞開始。 木嵜は、村野指導のもと「六畳の間」にて練習用ロープを設置する。 本田は、第1ピッチにリギング開始する。 9:30、千葉入洞。故障したセンターマイヨンをハーネスから外すのにだいぶ苦労した様子。 本田は、千葉指導のもと本格的にリギング開始。 木嵜は「六畳の間」でのリギングが終了後、洞奥へ移動して千葉・本田と合流。 10:00、本田が1ピッチ目を張り終えたので、木嵜はトラバースラインの設置を開始する。木嵜は千葉のアドバイスをもらいながら、遅いながらも張っていく。洞内をまたぐラインを弛ませるべきか、ピンピンに張るべきか悩み、中途半端なものができたものの、とりあえずトラバースラインを張り終える。千葉が修正を試みるが、どうにもならない箇所が残ったままになってしまった。 「六畳の間」では村野指導のもと、浅倉・藤田さんのSRT訓練開始。藤田さんはSRT訓練2回目ということもあり、すんなり終了。 12:00、本田は第3ピッチまでリギング完了。千葉を呼んで確認してもらう。第3ピッチの支点とナチュラルアンカーの位置がおかしいため、修正を行う。 程なくして、藤田さんが第1ピッチを降りて来る。藤田さんはそのまま第3ピッチまで難なく降り、再度登り返していった。 14:00、合格をもらった浅倉が、村野と共に第1ピッチを降りる。 本田は、先ほど千葉に指摘された箇所を村野に確認してもらう。 登り返した藤田さんは戻り、木嵜が張ったトラバースを通過することに。千葉の指導のもと、通過しにくい箇所も無難にこなすことができた。 木嵜・藤田さんはファンケイビングがてら最奥部へ向かうが、2人とも初めてだったため、泥だらけになりながらルートを探して進む。水が意外に深くて冷たい。本当にここであっているのか半信半疑のまま、更に奥へ降りていく。段々と水音が大きくなってきたので、滝を覗きこむと垂直に落水している。2人では不安が大きくなってきたため戻ることに。戻るのは早い2人。寝ていた千葉と合流。 15:00、活動終了時間が近づいたため、村野・浅倉・本田は登り返す。本田がデリギングを行う。浅倉が第1ピッチを登り返す際に、『あぁ、あぁ、あ〜ん』とあえぎ声を上げながら登って行くためみんなの笑いを誘う。 本田は、登り途中にロープバックを第1ピッチのボトムに置き忘れたことに気づき、再度降りる羽目に。 最奥へ行っていた木嵜・千葉・藤田さんも撤収開始。 16:00、活動終了連絡時刻のため、村野・浅倉が先に出洞。在京に連絡し、活動後に再度連絡することを伝える。 本田は、デリギングを終えて千葉たちを待つ。 16:30、千葉・藤田さんが出洞。 木嵜はデリギング開始。回収途中で、紐で結んでいた6角レンチがほどけてしまい、洞内に落下音だけが響く。洞内を跨いでいるという、とても中途半端な状態で1人プチパニックに陥る。そんな木嵜を回収が終わった本田がなだめる。とりあえず、中途半端にネジを緩めていたため手でネジをはずすことができ、無難に反対の洞壁に取り付くことができた。そこで本田がロープを使ってレンチを流し、回収再開。木嵜は恐怖でバンビみたいに震える足が止まらなかったようである。 17:00、ゆっくりであるが、無事になんとかデリギング終了。話相手になっただけなのに本田は木嵜に感謝され、驚きを隠せなかった。本田・木嵜出洞。 18:00、他メンバーが片付けをしてくれていたので、速やかに現地を出発。 18:30、海沿いの「はぎ屋旅館」にて入泉。恒例のかじめ喰い(かじめの湯に浸かっている海草をかじる罰ゲーム。精神的にも気持ち悪い。)は、策略により見事にじゃんけんに負けた浅倉であった。 19:00、時間も遅かったため、道すがら見かけたレストラン「清海」にて晩飯。名前に似合わず洋食屋。海産物を期待していたため全員が落胆する。シェフのお勧めを千葉・浅倉・木嵜・藤田さんが頼み、本田・村野は他のものを頼む。シェフのお勧めはいま3だったらしく、店員の目を盗んで塩コショウをかけて食べる。 22:00、解散。 3回のゴンプロで、SRTおよびリギングの基礎は習得することができた。習得したことを他の場所でも活用できるように、実践を踏んでいこうと思う。(文責 本田佳吾・木嵜ちひろ)
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