タイトル 地底旅団ROVER元老院第213回CAVING
サブタイトル 海の日より穴の日 at 秩父市・豆焼沢 瀧谷洞
分 類 調査ケイビング
入洞洞穴 豆焼沢・瀧谷洞、豆焼沢鍾乳洞
日 程 2008年7月20日(日)〜21日(月)
参加者 千葉の、村野て、星野 以上3名
豆焼沢 瀧谷洞・第1洞口総延長2087.7m+、高低差152.6m+の規模を誇る「豆焼沢・瀧谷洞」は許可を取得した団体のみ入洞可能な大洞窟である。
このたび、2008年7月1日から2009年3月31日の期間、国有林野入林許可申請書(入洞許可書)が受理されたため、まずはルート確認と洞内生物予備調査を目的として企画された。


20日24:00、JR立川駅で全員集合、現地へ向けて出発する。千葉は浜松でレスキュー訓練をしてきたばかりで、すでにクタクタ状態である。時間短縮ということで、中央自動車道経由で雁坂トンネルへ向かう。 

26:00、「出会いの丘」到着。夜露を避けて階段下に寝床を設置、村野と星野は寝酒を飲みながら談笑するも、千葉は一瞬で寝付いたのであった。

26:30、全員消灯。
21日6:00、起床。各自で朝食をとってから入洞準備を行う。セルフレスキューのことを考え、スタティックロープやボルトキット、竪穴装備を洞口まで持っていくことにする。測量図をコピーしてくるのを忘れてしまったため、原図をデジカメで撮影、データとして洞内へ持ち込むことにした。

7:30、「出会いの丘」出発。入洞経験があるのは千葉だけなので、4年前の記憶をたどりながら山道を進む。「トウの滝」が現れた時点で間違っていなかったことを確信、もう少し行けば到着するはずである。

10:30、パイオニアケイビングクラブのアタックベースキャンプとなっている「豆焼沢鍾乳洞」到着。ブルーシートに水がたまっていたため、極力テントにかからないようにして流しておく。
11:00、休憩後に第1洞口へ向けて出発。しかし、ここから先の記憶があまりない。結局、二手に分かれて洞口探索、汗びっしょりである。

12:00、千葉が第1洞口を発見。笛で2人を呼び、洞口前で昼食をとることにした。

12:30、入洞開始。しかし、やっぱり千葉の記憶があまりない。今回は観光ルートを巡る予定であったが、このルートを通ったのは6年前。ピンポイントでしか覚えていないのである。ルート発見のためにあちこちに突っ込み、戻り、また突っ込みとしているうちに、「瀧谷観音」「大聖堂」「放水路」「ホワイトプリズン」と進むが、その先の「獣骨ホール」へのルートが分からない。久々に迷う楽しみを味わう。

16:00、タイムアップとなり出洞。星野は疲労気味であった。

16:30、[豆焼沢鍾乳洞」から下山開始。星野の女子高校生時代の恥ずかしい話を聞きながら進む。しかし、なぜか千葉独りだけ団装を集中的に持たされているのであった。重すぎる。

18:10、「出会いの丘」到着。着替えから秩父市内へ向けて出発。

19:00、みちの駅「大滝温泉」にて入泉。急いで湯からあがり、秩父市内で夕食先を探すものの、お目当ての店々はすでに閉店。空腹のまま飯能市内まで移動し、「バーミヤン」にて夕食をとる。ファミレス嫌いの千葉は初バーミヤンであったが、意外と美味しく、満足したのであった。

22:30、多摩地区到着。順次、解散となった。


今回の活動は洞内外、終始迷っていた活動であった。人間の記憶なんて曖昧なもんである。今後は定期的に入洞し、パイオニアケイビングクラブと連携をとって調査活動を行っていきたい。(文責 千葉伸幸)
豆焼沢鍾乳洞付近 豆焼沢 瀧谷洞・瀧谷観音 豆焼沢 瀧谷洞・ホワイトプリズン
洞口への急斜面アプローチ 「瀧谷観音」にて祈らされる星野 石筍に満足する2人

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