タイトル 地底旅団ROVER元老院第212回CAVING
サブタイトル 体験ケイビング22 暗黒空間への誘い at 秩父市・石舟沢鍾乳洞
分 類 体験ケイビング
入洞洞窟 石舟沢鍾乳洞
日 程 2008年5月31日(土)〜6月1日(日)
参加者 本田、木嵜、千葉の、村野て、古村有希絵(東京農業大学探検部)、酒井真吾、脇街道卓、佐藤弘徳(以上、体験ケイビング者) 以上8名
石舟沢鍾乳洞・洞口前地R元発足以来、22回目となる体験ケイビングとして企画された。
今回の体験者は4名、大学探検部から1名、サポートは4名というメンバー構成となった。


5月31日20:00、雨の降るなか、JR立川駅南口に体験者および地R元メンバー集合。

23:00、現地付近のあずまや到着。併設する公衆便所が水洗の立派なものになっていたことに驚くメンバー。いつのまに? 雨も止み、幕営準備へ取りかかる。
その後、一席設けながら、体験者や地R元メンバーの自己紹介を行う。つまみは、餃子・味玉・こんにゃく煮(木嵜作)とオニオンスープ(本田作)。

25:00、消灯。

25:30、地R元スタッフは翌日のためのブリーフィングを行ってから消灯。
6月1日6:00、起床。天候は快晴。各自朝食をとり、出発準備をする。

7:00、木嵜・千葉は洞内ビレイセットのために一足先に出発。

7:30、幕営撤収を行い、本田・村野が体験者を連れあずまやを出発。
7:45、石舟沢出合にて、準備体操および持ち物の確認を行い入山開始。昨日の天気とはうって変わり、植林伐採されたアプローチ道は日差しが強かった。

8:30、洞口到着。まだ木嵜・千葉は出洞してきてなかったため、体験者に第1洞口がわからないように、村野が第2洞口から入洞して様子を見に行く。その間、本田が石舟沢鍾乳洞の話をして待つが、ネタが持たず、準備不足を痛感する。

9:00、村野が洞内状況を確認し出洞。木嵜がトラバースラインの設置に手間取っている模様。また、「白龍の滝」の水量が多いため、ビレイ設置は安全のために千葉が代わりに行うことになった。

9:15、完全にネタが尽き、待ちきれずに第2洞口より入洞開始する。
「赤龍の間」にて村野がお馴染みのハイドロキシアパタイトの説明を行い、キクガシラコウモリを観察。そこで千葉とびしょ濡れになった木嵜と合流。
全員で「白龍の滝」へ向かう。今までにないくらい水量の多い「白龍の滝」に地R元メンバーも大興奮。本田・木嵜が滝上部、千葉・村野が滝下部で体験者の補助を行う。体験者はみな筋が良く、難なく「白龍の滝」を通過。
「青龍の泉」から「黒龍の顎」を経由して「白龍の滝」に戻る。
「白龍の滝」を全員降りたところで2班に別れ、千葉・木嵜は体験者2名と洞内生物を観察しに「赤龍の間」へ向かう。本田・村野は滝のロープを回収し、残り2名の体験者と第1洞口より出洞する。

12:00、洞口付近にて、出洞したものから各自昼食を取る。程なくして「赤龍の間」へ行った班も出洞。洞内生物のはあまり観察できなかった様子であった。

13:00、下山後、各自装備を洗ってから撤収。

14:30、道の駅「大滝温泉」にて入浴する。

17:00、立川駅にて解散。


今回、初めてCLを担当した。SLの木嵜や他のメンバーの協力により無事活動を終えることができた。今までに何度が石舟沢鍾乳洞での体験ケイビングに参加しているが、CLをやって初めて気づいた点が多々あった。次回以降、今回の経験を活かし、体験者に洞窟の感動をより味わってもらえるようにしてきたい。(文責 本田佳吾)
石舟沢鍾乳洞・第2洞口 石舟沢鍾乳洞・水流部 石舟沢鍾乳洞・黒龍の顎付近
えっ?ここから入るの? トレンチにて洞穴形成のレクチャー 最終目的地に無事到着!

【体験者の感想】
◆洞内に関して
今回初めての自然洞だったのですが、観光洞と違い入り口から匍匐前進で入って行き水を浴びながら滝を登り進んで行ったり最高でした。奥の泉はとても綺麗でした。また機会があれば是非やってみたいです。
(脇海道卓さん)

◆洞内に関して
配水管の中にいる感じがたまりませんでした(良い意味で)。
◆その他
私達素人の為にずぶ濡れになっていただき、ありがとうございました。
観光洞窟では味わう事の出来ない、大変貴重な体験でした。
 (酒井真吾さん)

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