タイトル 地底旅団ROVER元老院第195回CAVING
サブタイトル 奥多野かんな姫計劃・第14次神流町旧万場地区洞穴調査
分 類 調査ケイビング
入洞洞窟 むじな穴(金作穴)
日 程 2007年7月1日(日)
参加者 村野て、木嵜 以上2名
むじな穴・洞口付近2000年から発動した奥多野地域調査「奥多野かんな姫計劃」。2005年6月に「奥多野かんな姫計劃報告書1 群馬県多野郡神流町立処山洞穴地域調査報告」を発行、第1章立処山地域を終えることができた。引き続き第2章を開始、対象地域は旧万場町地区、叶山麓、持倉地区など神流町残地域、及び旧鬼石町地区となる。
本活動は神流町黒田地区の「むじな穴」測量第3弾(最終回)を目的として企画された。


8:00、現地到着。入洞準備をしていると、前回活動で挨拶を交わした地元の方と再会。「またむじな穴に行くのかい?」と聞いてこられる。昔は時々「むじな穴」への行き方を尋ねられたそうだが、最近はめっきりなくなったとのこと。まぁ、そうでしょうなぁ。

9:00、「むじな穴」入洞開始。さすがに梅雨だけあって、洞内は湿り気を増していた。そして、カマドウマたちもすくすくと育っているようだ(笑)。
まずは中層部の未測量残部の測量を行う。体制はスケッチ&メジャー村野・コンパス木嵜。前回木嵜が確認した狭い支洞は、人一人しか入れないため、村野が嫌々ながらも、お得意の1人測量をする。その間、木嵜は先の続いていそうな狭洞部のディギングを行う。しかし洞床が硬く、途中で作業放棄。未測量部分の測量は午前中に終了。
昼食後、前回活動での測量データにいくつかの誤差が見られたため、一通り再測量を行った。しかし、全体的に前回とほぼ同様の数値となってしまった。おかしいと思い、GW活動中に測量したエリアを再測量。その結果、このエリアでいくつもの誤差があったことが判明。結局、中層部のほぼ全体を測量し直すこととなってしまった。今回、尻拭いをさせられた木嵜はお怒りモードである(笑)。

16:00、マーカーを回収し、出洞。

17:00、現地出発。

19:00、解散となった。


今回の活動により、計5日間かけて行われた「むじな穴」測量活動がようやく完結した。総延長は136.8m、高低差は9.9m。かつて総延長35mと呼ばれていた小穴が、晴れて100m級の「奥多野大洞穴」の仲間入りである(笑)。再測量した甲斐があるとは、こういうことだ。全体的に狭く、泥にまみれての測量に木嵜は苦戦を強いられていたが、測量を完遂することでこの穴に愛着が持てたようである。良かったら、またファンケイビングにどうぞ!(文責 村野哲雄)

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