タイトル 地底旅団ROVER元老院第190回CAVING
サブタイトル 体験ケイビング20 暗黒空間への誘い at 奥多摩町・ちょうちん穴
分 類 体験ケイビング
入洞洞窟 ちょうちん穴(曲良洞穴、川乗鍾乳洞、ちょうちん穴第1洞−第2洞)

日 程 2004年4月15日(日)
参加者 木嵜、村野て、細野、千葉、黒田、長峰久子、大原巴奈(以上、体験ケイビング者) 以上7名
川乗谷地R元発足以来、20回目となる体験ケイビング。今回は女性2名から申し込みがあり、また地R元入団以来の初リーダーを木嵜が勤めることになった。


8:00、JR立川駅にて、体験者である長峯さん・大原さんと木嵜が緊張のなか合流。そんな様子を先に集合場所入りしていた千葉・黒田・細野・村野は、こっそり覗いて楽しんでいたのであった。その後、全員合流して現地へ出発。

10:00、現地到着。参加者全員で自己紹介や注意事項の説明を行う。体験者は初めて着るつなぎ姿に興奮、記念撮影をして盛り上がる。その様子が実に新鮮だった。

10:30、千葉・黒田は懇親会のための昼食準備に取り掛かり、そのほかのメンバーは第2洞口に移動を開始。体験者は初めてみる第2洞側洞口を見て、その小ささに驚いている様子。まずは木嵜、続いて大原さん、長峯さん、村野、細野の順に入洞する。「ちょうちん穴」といったらハート型の開口部での記念撮影。カメラを持ち込まなかった体験者は、スタッフに写真を撮ってもらい嬉しそうである。
その後、メインイベントの狭洞部(第1洞との連結部)通過へ。体験者に連結部を探し出してもらいアタックさせるが、2人ともなんなく通過してしまった。もっと苦戦することを期待していたのに、期待はずれである。

11:30、体験者に測量図を見てもらい現在地を確認、それから第1洞の最奥部へ向かう。ここで大原さんは下部からの匍匐ルートに挑戦するも狭さに断念。全員で上部から最奥部へ行き、某クラブが残した記念プレートを前に記念撮影を行った。
今回はコウモリはいないのかと諦めていたところ、単体のコキクガシラコウモリを発見、それを見て体験者は大喜びであった。最後は匍匐ルートで戻り、第1洞側洞口へ向かった。匍匐ルートで体力を奪われた大原さんは洞口直前で一旦休憩をする。なぜここまできて!?(苦笑)

14:30、全員出洞。河原でくつろいでいる千葉・黒田と合流し、着替えた後はお楽しみの昼食タイム! 懇親会メニューは手製炭火ハンバーグのハンバーガー、ジャガバター、そしてメロン! 参加者全員で楽しくハンバーガーを作り楽しい懇親会となった。
洞穴からでたあとの食事は美味しく、参加型懇親会ということで体験者も旅団員にまじって楽しそうな様子。空腹も満たされ満足したところで現地を後にした。

17:00、奥多摩温泉「三河屋旅館」で入泉。別車両に乗っている千葉から電話がかかってきた。マクドナルドハンバーガーの昔話だった。余程お昼からハンバーガーが頭から離れなかったのだろう。段々お腹も空いてきた。

19:00、JR立川駅にて体験者解散。それから旅団員は夕飯へ向かう。何処で食べるのかと思ってたら、なんとハンバーグ店「びっくりドンキー」に入っていった。昼に手作りハンバーグを食べたのに、ここでもハンバーグを食べるのか・・・。食事しながらの反省会では、初リーダーを務めた木嵜は合格点を付けてもらえた。

20:30、「びっくりドンキー」にて全体解散となった。


今回の体験ケイビングでは、懇親会にて体験者も一緒に作る参加型にしたのが、体験者にはとても楽しかったらしい。今後の体験ケイビングに生かせたら良いのではないだろうか。また、洞内での滞在時間を計画よりオーバーしてしまったのは、反省しなければならない点である。(文責 木嵜ちひろ)
ちょうちん穴・第2洞 ちょうちん穴・第1洞 ちょうちん穴・第1洞
ハート型開口部で記念撮影 測量図を見ながら現在地を確認 出口はもうすぐだ!

【体験者の感想】
懇親昼食会に関して:とってもおいしかったです!みんなでハンバーグの具を重ねたりできて非常に楽しかったです。
洞内に関して:予想ではもっと天井が高くて広いイメージだったので、観光洞とは全く違うんだなと驚きました。スリリングで正に迷路!探検&冒険といったかんじで楽しかったです。狭いところや高いところがたくさんあったので、ふとしたときに閉じ込められたらどうしよう!と思い出して怖くなりましたが、いろんなテクニックを使って難所(?)をクリアしていくのはスムーズにできると爽快でした。最後の方はひじやひざが痛くなって大変でしたが、外の光がみえたのには感動しました。蝙蝠がみれたのは嬉しかったです。コキクちゃんとってもかわいくてペットにほしいと思ってしまいました。
その他:本当にすばらしいスタッフの方たちのおかげで、とっても楽しく参加することができました。ありがとうございます。洞窟と同じくらい人に感動!その後家に帰って気づいたのですが、どうも地底湖に異常に興味があるみたいです。今回は水がたまっているところはほとんどなかったんですが、ケイブダイビングというスポーツも別にあるみたいですね(とても危険そうですが)。10月の水流のあるところにぜひ1度チャレンジしてみたいなと思いました。それでは、今回は本当に貴重な体験をありがとうございました。今週1週間、筋肉痛と戦います!(長峰久子さん)


※「ケイビング 入門とガイド」では第1洞と第2洞、第1洞口と第2洞口が逆になっている。詳細はケイビングジャーナル第73号「東京都西多摩郡奥多摩町川苔谷「ちょうちん穴」の呼称」を参照のこと。 なお、このページでは正しい表記に修正してある。

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