タイトル 地底旅団ROVER元老院第144回CAVING
サブタイトル 下仁田ねぎと蒟蒻を求めて・・・! at 下仁田町・下郷鍾乳洞
分 類 地誌調査・ファンケイビング
入洞洞窟 下郷鍾乳洞第1洞(下仁田鍾乳洞第1洞、横岩洞穴)、下郷鍾乳洞第2洞(下仁田鍾乳洞第2洞)、下郷鍾乳洞第3洞(下仁田鍾乳洞第3洞)、天女窟(弁天窟)
日 程 2005年1月9日(日)
参加者 黒田、千葉 以上2名
下郷集落3月に行なう予定のスカウト体験ケイビング下見、皇國地誌に記載されている洞穴が「下郷鍾乳洞」である可能性が高いための実地検証、奥多野かんな姫計劃でお世話になっている地主への年始挨拶を目的として活動を行った。


6:00、府中出発(千葉・黒田)。連休中ということもあってか高速は渋滞気味。渋滞中、超改造サファリを物珍しそうに眺める人がいっぱいいた。

9:00、「下郷鍾乳洞」付近到着。橋に重量制限があったりしてなかなかたどり着けず、同じお婆ちゃんに2度遭遇。
到着後準備を始めると、先ほどのお婆ちゃんにまた遭遇。サファリの後ろの旅団ステッカーをまじまじと眺めていた。

9:30、アプローチ開始。工事中の舗装路には雪が積もっていたが、山道に入るとほとんど積もっていなかった。緩やかな山道を歩き続けると、なんと!!9:45に千葉の左の靴下が脱げたではないか!!これは一大事!!・・と思っていたら、9:48には右の靴下が脱げた!!きゃぁ、たいへ〜ん。・・・そんな漫才を交えつつ、9:54、湧出口確認。水が伏流しているということは、このあたりにはまだ穴があるかもしれない。また山狩りか・・・?と溜め息ひとつ・・・。

10:00、「下郷鍾乳洞第1洞」到着。GPS測定をし、地誌の内容を照らし合わせながら入洞する。
洞内は1つの大きな空間となっているが、形状などから3つのホールが連なっているようにも見える。風化は進んでいるものの二次成生物は顕著で、方解石がキラキラ輝いていたのが印象的だった。
ホール最奥付近には、150頭ほどのコキクガシラコウモリ・コロニーが確認された。どうやら冬眠洞として使われているようである。小さな体を寄せ合っている様子はとても愛らしく、思わず笑みがこぼれた。
記録用に写真撮影をし、出洞。洞内の形状や特徴から、地誌に書かれている洞穴に間違いないようであった。

10:45、「下郷鍾乳洞第2洞」到着。再びGPS測定をして入洞。
洞口は匍匐前進だが、3mほどで広くなる。東方向には大きなホールがあり、コウモリがいた形跡がみられた。おそらく「第1洞」を冬眠洞、そして「第2洞」を生活洞として利用しているのだろう。実際、数年前に千葉がコウモリの活動期に訪れた際、「第2洞」でコキクガシラコウモリ・コロニーを確認している。
また、グアノにはリュウガトゲトビムシやオビヤスデ2種などが多くみられた。

11:15、「下郷鍾乳洞第3洞」到着。洞口から流れ出る少量の水流を見てすっかりやる気のなくなった黒田は洞口待機。
GPS測定をして千葉がプチ入洞。以前、千葉が単独で訪れたときにあったというイノシシの亡骸は、キレイさっぱりなくなっていた。

11:30、下山開始。20分後サファリに到着。着替えも終わり、移動しようとしたその時、再びあのお婆ちゃんに遭遇・・!!今日4度目だぞ??!!すごい偶然に2人共爆笑。お婆ちゃんも驚きを隠せない様子。
そんなお婆ちゃんと別れて、12:00移動開始。

12:30、「道の駅しもにた」到着。地の物地の物〜♪ということで蒟蒻定食を注文。しかし、これは間違った選択であっただろう・・。なぜなら、本当に全部蒟蒻だったからー!!蒟蒻ステーキ(しかも木古里のほうがおいしかった)、刺身蒟蒻(青海苔入り)、味噌田楽(これも木古里に1票)、そして極めつけの蒟蒻そば!!これがやっかいで(笑)。なんせのどごしが悪い!箸に絡まる!!おなかが膨れる〜!!面白さではピカイチだが、完食はきつかった・・。

13:45、移動開始。

14:20、「天女窟」洞口確認。洞内から湧き出る水はこの辺りの飲料水になっているため、入洞するには水道局の許可が必要ということだった。周辺には石灰岩帯がみられ、怪しい箇所を幾つか発見。採掘のために開けた換気口か自然洞かは微妙なところで、道路からは判断ができなかった。どちらにしても鉱区入洞禁止なので問題なし。

15:00、木古里到着。祐紀さん、明美さん、野々香、春菜が不在で、店内はいつになくしっとりした雰囲気をかもし出していた。
野々香にはお正月スペシャルとして、うさはなグッズをてんこ盛りプレゼント。でも本人がいなくて反応が見られなかったのが残念だった(泣)。春菜にはシナモングッズ。大きくなったであろう春菜にも会いたかった(ちなみに余談、黒田的に野々香にはうさはな、春菜にはシナモンの物をあげるようにしている)。
そして、今神ヶ原周辺で流行っているという「ヤーコン」というナゾの野菜をいただく。梨みたいな食感と風味で、とてもおいしかった。すっかりご馳走になりまったりしていると、突然サイレンが鳴り始めた。万場で火災で火災が起きたようであった。窓の外を見ると、ヘルメットを被ってチャリを漕ぐ消防団の人が何人かいた。

16:00、火災のハプニングもあり、早めだが移動開始。途中、木古里一族の遠い親戚だという伝田郷「高橋みそ店」にて味噌を購入した。奥さんはとても気さくな人で、極秘?情報を教えてくれた。予想もしていなかった事実に驚愕。みなさん今後はこちらで味噌を購入しましょう。

20:00、万場の火災を眺めながら帰路につき、府中にて解散。帰りは黒田が寝不足のため恐ろしい睡魔に襲われ、千葉のワンマンショーになっていた。す、すみませんでした〜・・。(文責 黒田さち子)
下郷鍾乳洞第1洞 下郷鍾乳洞第2洞 下郷鍾乳洞第3洞
コキクガシラコウモリ・コロニーにうっとり オビヤスデにもうっとり 入洞を拒む黒田

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