巷の噂(2020年版)![]() ![]() 新たな秋芳洞ファンの開拓と閑散期の入洞促進を目的に、美祢市や美祢市観光協会、秋芳洞商店会などでつくる実行委員会が毎年開催。5回目として2021年2月14日に開催予定だった。 ※萌えサミット ウェブサイト ![]() ![]() 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所助教であり、月の縦孔・地下空洞直接探査(UZUME)計画の実現を目指している著者が、月に関わる探査や発見をめぐる舞台裏を綴るとともに、人類や日本が月を目指す理由を問く。 「第4章 月の縦孔・溶岩チューブ」においては、日本の月探査機が発見した月の縦孔は、溶岩チューブ(溶岩洞)の天井部を隕石が貫通したもので、その底には未発見の空間があるとする仮説と論争や、今後の解明が期待される科学的課題などが紹介されている。 光文社発行。春山純一著。新書サイズ224ページ。定価780円(税別)。12月15日発売。 購入は書店、honto、楽天ブックス、Amazon.co.jpほかにて。 電子書籍版もある。 ![]() 洞窟調査中の探検部の大学生が死亡 滑落か 崖下で発見 岡山・高梁 岡山県高梁市川上町高山市の山中で13日午後2時頃、洞窟の探査中だった立命館大学生(24)=京都市右京区常盤村ノ内町=が滑落したと、同行者から119番通報があった。男子学生は頭を強く打ち市内の病院に運ばれたが、約2時間後に死亡が確認された。 県警高梁署によると、学生は大学の探検部に所属。この日は探検部の活動とは別に、部のメンバーら7人で入山し、午前10時半頃から洞窟を調べたり、 新たな洞窟の探査をしたりしていたという。 崖から滑落する音を同行者の女性が聞き、十数メートル下に学生が倒れているのを見つけた。署によると、崖は急勾配で岩肌が露出している。学生が足を滑らせた可能性があるとみて調べている。 ※氏名は男子学生や学生と差し替えて表記。 ![]() 草間台地巡り新見の魅力発見を 12、13日にスタンプラリー 新見市草間台地でカルスト地形特有の自然を生かした活性化に取り組む住民グループ「草間台エコミュージアム推進協議会」は12、13日、石灰岩アーチの国天然記念物・羅生門(草間)などの人気写真スポット3ヵ所を巡るスタンプラリー「ARATANA TRIP」を開く。 羅生門のほか、満奇洞(豊永赤馬)、井倉洞(井倉)にあるQRコードをスマートフォンで読み取ると参加できる。羅生門では、各日3回のガイドツアーで普段は入れない第二門まで見学できるほか、小型無人機ドローンによる映像の試写もある。満奇洞、井倉洞は通常中学生800円、高校生以上千円の入場料が500円になる。満奇洞では水面にサンタクロースを写し出すなど洞内をクリスマス仕様にライトアップし、井倉洞にはツリーを設ける。 3ヵ所を全て巡ってスタンプを集めれば、賞品が当たる抽選に参加できる。期間中、大原観光果樹園(草間)では草間名物けんちんそば(1杯500円、売り切れ次第終了)が味わえ、市内特産品の販売ブースも設ける。 スタンプラリーは、観光庁に採択された新型コロナウイルス禍での観光振興を図る実証事業の一環。観光スポットの回遊促進を目指すとともに、イベント会場を複数に分けて観光客を分散させ、混雑による密の回避を試みる。会場の消毒や換気も徹底する。 実証事業は11月スタート。来年3月まで、草間台カルストの魅力発掘に向け各専門家によるセミナーやワークショップを開き、地域住民らが地域資源見直しや、観光業界の流行について理解を深める。 同会の堀江利明会長は「地域を巻き込んでカルスト台地の魅力を発信し、今後の誘客力アップにつなげたい」と話している。 ※草間台地村ウェブサイト ![]() 「光のトンネル」 七釜鍾乳洞ライトアップ 来年3月まで 長崎県西海市西海町にある国の天然記念物、七釜鍾乳洞を発光ダイオード(LED)の明かりで彩る「光の鍾乳洞」が開かれている。来年3月14日まで。 洞内の気温は年間を通じて15度前後。冬場は外気よりも高いことを生かし、誘客につなげようと洞を管理する市観光協会が昨年から始めた。 鍾乳洞の一般公開区間(約250メートル)の終点と、洞外を結ぶ約70メートルの連絡通路に1万8000球のLEDを設置。「光のトンネル」に仕立てた。一般公開区間で最も大きな空間「新世界」にはコウモリをイメージした照明を施した。担当者は「日中でも楽しめるイルミネーション。ぜひ足を運んでほしい」と話している。 ※観光洞名が七ツ釜鍾乳洞、天然記念物名は七釜鍾乳洞となっている。 ※西海市観光協会ウェブサイト(七ツ釜鍾乳洞) ![]() タイ洞窟救出劇の実話描くロン・ハワード監督新作、21年3月に豪州でクランクイン タイで実際に起きた洞窟遭難事故の救出劇を名匠ロン・ハワードのメガホンで映画化する「Thirteen Lives(原題)」が、2021年3月にオーストラリアのクイーンランドでクランクインすることがわかった。米Deadlineが報じている。 2018年6月23日、タイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟を探検していた地元サッカーチームの少年12人とコーチは、突然の豪雨による浸水で洞窟内に閉じ込められてしまう。タイ王国海軍をはじめ、イギリスやアメリカ、オーストラリアや日本など世界各国から駆けつけたエキスパートたちによる懸命な救助活動の末、7月10日までに13人全員が無事救出された。救助にあたった元タイ海軍特殊部隊のダイバーひとりが死亡している。 世界中から注目を集めた奇跡の救出劇を、事実に忠実かつドラマチックに描く同作は、ハワード監督の製作会社イマジン・エンタテインメントと米МGМによる共同製作のもと、ブライアン・グレイザーとカレン・ランダー、ガブリエル・タナがプロデューサーを、ハワードが監督を務める。キャストやその他の詳細については、現時点でまだ明らかになっていない。 ハワード監督は、同作をオーストラリアで撮影するにあたり、「ケイト・ブランシェットやニコール・キッドマン、ラッセル・クロウら俳優陣から、(撮影監督の)ジョン・シールやドナルド・マカルパインといったスタッフまで、オーストラリア出身のアーティストたちとは長年にわたり、素晴らしいコラボレーションを紡いできました。この映画も含め、今後オーストラリアとのコネクションをさらに深めていければと思っています」と抱負を語った。 なお、「Thirteen Lives(原題)」にはオーストラリア政府が1300万豪ドル(約10億円)を注ぎ込んでおり、通信・サイバーセーフティ・芸術担当大臣のポール・フレッチャー氏によれば、同作の撮影は最低でも400人の直接雇用を創出するとともに、9600万豪ドル(約73億円)の経済効果をもたらすものと期待されているとのことだ。 ※関連記事 5/2 米国、ルアン洞窟幽閉事故をハワード監督で映画化へ 3/5 米国、ルアン洞窟幽閉事故の映画化へ
※関連記事 5/19 新型コロナウイルス、全国各地の観光洞が再開への動き 5/7 新型コロナウイルス、全国各地の観光洞が休洞延長 4/18 新型コロナウイルス、全国各地の観光洞が休洞 3/23 新型コロナウイルス、洞窟関係施設の制限を一部解除 3/10 新型コロナウイルス、洞窟関係施設も制限 ![]() ![]() 企画展「アバクチ・風穴洞穴〜北上山地に人類の痕跡を探る」は、6月1日から花巻市大迫町の市総合文化財センターで開かれる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月から休館していた同センターが、3ヵ月ぶりの開館に合わせて開く展示会。同町で見つかった弥生時代の幼児とみられる全身人骨「アバちゃん」初公開など、興味深い内容で来館者を迎える。8月10日まで。 同町のアバクチ洞穴(発掘調査開始1995年)、風穴洞穴(同96年)両遺跡の四半世紀にわたる研究成果公開で市教委、新潟医療福祉大、慶応大民族学考古学研究室の共催。▽北上山地に更新世人類化石を探る▽アバクチ洞穴を探る▽風穴洞穴を探る −の3分類で、発見された人骨や動物の骨、土器などを紹介する。 中でも注目は、アバクチ洞穴の入り口付近で96年に屈葬(手足を折り曲げて埋葬)の状態で見つかった幼児の人骨。弥生時代中期の3〜4歳児とみられる愛称「アバちゃん」は貝珠(貝を数珠つなぎ状にした装飾腕輪)とともに見つかり、東北初の弥生人骨発見として大きな話題となった。全身の骨は国立科学博物館(東京都)で公開されたことがあるが、花巻では初の一般向け展示となる。頭骨を基に復元された顔(復顔)も出展され、遠い弥生時代の大迫の子を身近に感じさせる。 このほか、風穴洞穴のコーナーに展示されているナウマンゾウ(約4万年前)の大腿骨も見どころ。同所からはゾウのほかヘラジカ、ニホンザルの動物化石群が出土している一方、同時代の人骨や道具類が発見されていないなど特徴も多く、今企画展に一層の深みを与える。 当初の展示日程は3月14日〜5月10日だったが、コロナ禍で日程を再調整。同センターの佐藤幸泰学芸員は「全身の人骨を展示するには医学など専門知識も必要で、東北唯一の弥生人骨でもあり、なかなか見ることができない。大迫、花巻の特徴的な部分にスポットを当てており、現代の東北人にもつながってくる部分がある」と話す。会期中無休。展示は午前9時〜午後5時。一般入館料200円。問い合わせは同センター=0198−29−4567まで。 ※花巻市総合文化財センターウェブサイト(「アバクチ・風穴洞穴-北上山地に人類の痕跡を探る-」を令和2年6月1日から開催します) ![]() 新型コロナウイルス感染症(COVID−19)に対する緊急事態宣言について5月14日、政府が39県での解除を正式決定したことを受けて、全国各地の観光洞が再開への動きが出てきている。消毒、検温、マスク着用、手袋着用、人数制限、時間縮小、県内限定、洞内イベント中止、飲食施設休止など、各洞で様々な条件や制限を自主設定している。
※関連記事 5/7 新型コロナウイルス、全国各地の観光洞が休洞延長 4/18 新型コロナウイルス、全国各地の観光洞が休洞 3/23 新型コロナウイルス、洞窟関係施設の制限を一部解除 3/10 新型コロナウイルス、洞窟関係施設も制限 ![]() アルテフィーチェ 四国カルストにコーヒースタンド 泣Aルテフィーチェ(松山市土手内、戸田英清社長)は、四国カルストにコーヒースタンド「カルスト珈琲」を出店する。同社3店舗目。7月中旬オープン予定で、現在クラウドファンディングも実施している。 同社は2006年設立。ブライダル業を行う。17年には新事業として、JR下灘駅(伊予市)に移動販売車のコーヒースタンド「下灘珈琲」を出店。また昨年、しまなみ海道に2店舗目となる「しまなみコーヒー」をオープンした。 1、2店舗目が盛況なことから新店舖を計画。日本三大カルストの一つである四国カルストは「有名なドライブコースで、1400メートルの高さから絶景が眺められるが、レストランなどはほとんどない」(戸田社長)といい、「新たな観光資源として盛り上げたい」(同)と出店を決めた。久万高原町観光協会の協力も得て開業を進める。 場所は「姫鶴荘」(久万高原町)の向かい辺り。これまで同様「自然になじむかわいい外観」(同)の白い移動販売車を導入する。販売車横には「キャンプ気分を味わえる」(同)ローテーブルやローチェア、丸太などを配置し、20〜30席ほど用意する予定。 現在メニューを開発中。四国カルストの牛乳を使用したウインナーコーヒーやパンナコッタ、チーズケーキなどのほか、久万高原町の特産物を使ったジュースも検討している。ホーローマグカップなどオリジナルグッズの開発も行う。 観光客やバイカーなどをメインターゲットに見据える。「自然の素晴らしい景色と挽きたてのコーヒーが楽しめる心地良い空間を創造する」(同)としている。 営業日は天気次第で決定する予定。土曜日の夜にはバーもしたい考えで、「キャンパーの方などもぜひ」(同)とする。 ※一部抜粋 ※久万高原町観光協会ウェブサイト(四国カルスト) ※姫鶴荘ウェブサイト ![]() 数万年もの時が造り上げた鍾乳石折る、賠償額たったの3万7000円 中国 【中華人民共和国発】 中国四川省古藺県の郊外にある鍾乳洞で、数万年もの時が造り上げた鍾乳石を折り、観賞用として自宅に持ち帰ろうとした女性観光客が、裁判所による調停で、損害賠償金として2500人民元(約3万7000円)を支払い、公開謝罪したことが、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で注目されている。 四川省のメディア、封面新聞の12日付報道によると、古郎洞景区で2019年10月、警備員が、鍾乳石を折り持ち去ろうとした女性観光客を発見し、警察に通報した。 女性は洞内の2ヵ所で鍾乳石を折り(長さ約30〜40センチ)、長い方を捨て、短い方を観賞用として自宅に持ち帰ろうとしたという。 警察による調停がまとまらなかったため、瀘州古郎旅遊開発有限公司は、損害賠償と原状回復を求めて古藺県人民法院(裁判所)に訴えを起こしていた。 古藺県人民法院が12日に開いた巡回裁判によると、女性被告は過ちを自覚し、当事者間で調停合意に達した。被告は損害賠償金として2500人民元を支払い、謝罪した。 古郎洞景区の担当者は、「鍾乳石は、大自然が人類に残した貴重な富であり、その価値は金銭では測れない。破壊されてしまうと、高度な科学的手法を用いても復元できない」とし、訴えを起こしたのは「賠償金を得るのが目的ではない。一部の観光客による非文明的な行動に対する警告・教育と、観光地を訪れる際には安全で文明的な観光という考え方を確立しなければならないことを多くの観光客に気づかせるためだ」と話しているという。 これについて、中国のネットユーザーの反応を見ると、ウェイボー上では、「数万年で賠償額2500元って少なすぎないか。1年たったの0.25元なんて、鍾乳石もやってらんないと思う」とのコメントに多くの共感が寄せられていた。 また、「この程度の賠償額で済むのなら、鍾乳石はあっという間に狩られてしまうだろう」との声もあった。 ![]() ブルガリア洞窟の骨と歯、欧州最古の現生人類と判明 【ブルガリア共和国・ソフィア発】 ブルガリアの洞窟で発見された歯と骨の破片が、欧州最古の現生人類ホモ・サピエンスのものであることが分かった。 歯と骨の破片は、ブルガリア北部バチョキロ(Bacho Kiro)洞窟で発見されたもので、国際研究チームによって分析された。「ホモ・サピエンスが最初に中東から欧州に到着し、ネアンデルタール(Neanderthal)人と5000〜1万年間共存していた時期のものだ」と、発掘調査チームを率いた一人で、ブルガリア科学アカデミー(Bulgarian Academy of Sciences)考古学研究所のニコライ・シラコフ(Nikolay Sirakov)教授は12日、AFPに対し語った。 シラコフ氏は「科学者らはこれまで、これらの出来事が起きたのは4万2000〜3万8000年前だと推定していた」「われわれは、それ以前に起きたことを証明した」と述べた。 英科学誌「ネイチャー(Nature)」と「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に今週発表された論文は、ホモ・サピエンスが約4万5000年前には欧州一帯に存在していたことを示唆している。 今回国際研究チームで年代特定に関わったコレージュ・ド・フランス(College de France)は、バチョキロで発見された歯と骨は「上部(後期)旧石器時代におけるホモ・サピエンスの存在を裏付ける、知られている中で欧州最古の例だ」と説明。約4万5000年前に欧州に到着した現生人類は、ネアンデルタール人が住んでいた場所に進出し、徐々に取って代わるようになったという。 ネアンデルタール人と現生人類が共存していた時代については、現在も広範な研究と議論が行われており、今回の発見はこれらに新たなデータを提供することになるだろう。 今回、炭素14年代測定法の予備段階で歯と骨は、4万6940〜4万3650年前のものと推定された。また、コレージュ・ド・フランスによると、骨片に存在するミトコンドリアDNAの解析に基づいた第2の方法では、4万4830〜4万2616年前のものとの結果が出た。 「これらの結果は、現生人類がユーラシア大陸の中緯度地域に4万5000年前よりも早い時期に広がっていたことを示すものだ」とコレージュ・ド・フランスは述べている。「ネアンデルタール人と重なる場所に住みつつ、(ホモ・サピエンスは)ネアンデルタール人の行動に影響を及ぼして、彼らに取って代わっていった」 ![]() 新型コロナウイルス感染症(COVID−19)拡大防止のため5月4日、政府は「緊急事態宣言」を5月31日まで延長したことを受けて、全国各地の観光洞が休洞を延長している。休洞が分かっている観光洞は以下の通り。
※関連記事 4/18 新型コロナウイルス、全国各地の観光洞が休洞 3/23 新型コロナウイルス、洞窟関係施設の制限を一部解除 3/10 新型コロナウイルス、洞窟関係施設も制限 ![]() 脱「3密」イベント練る 玉泉洞、職員向けの外国語学習も 沖縄 沖縄県南城市玉城前川にある「おきなわワールド文化王国・玉泉洞」。洞窟探検やエイサー、ハブのショーなど、沖縄の自然や文化、歴史などを体感するテーマパークで、年間100万人の観光客が訪れる。現在、新型コロナウイルス感染の影響によって4月9日から臨時休園している。 毎年連休中のこの時期は多くの観光客でにぎわうが、今年は入り口のゲートは閉じられ、辺りは閑散とし近くの牛舎から聞こえてくる牛の鳴き声だけが響く。 「入社して10年目になるが、このような光景はこれまで経験したことがない」。おきなわワールドを運営する南都の社員、大城宗久さん(34)は苦しい胸の内を吐露する。「開園中は次々にお客様が入っていた。休園してから、お客さまがいかに大切な存在だったのかを身に染みて感じる」 開園の見通しが立たない中、職員同士で営業再開に向けた取り組みを練っている。「『3密』を回避するような、これまでとは違った見学方法やイベント内容を考えなくてはいけない」と語る。現在職員のほとんどが自宅待機している。「外国人のお客さまも多いので、社員向けの中国語や英会話などの講座ができないか模索中だ。再開に向けて職員一同頑張っていきたい」と前を向いた。 ※一部抜粋 おきなわワールド 文化王国・玉泉洞 ウェブサイト ![]() 日本唯一の洞窟情報誌「ケイビングジャーナル」が全72号のバックナンバーリストを公開した。全号の掲載タイトルが細かく掲載されており、資料収集の一助になる。 ケイビングジャーナルは1994年に創刊。当初は愛好者による情報誌であったが、2000年からは日本洞窟学会機関誌となり、年3号を発行している。 初春号と初夏号以外の70冊は、日本洞窟学会事務局(会員)またはケイビングジャーナル編集部(非会員)から購入可能とのこと。PDF版リストはこちらから。 ※ケイビングジャーナル ウェブサイト ※日本洞窟学会ウェブサイト ![]() ロン・ハワード監督、タイ洞窟遭難事故の映画手がける 『グラディエーター』脚本家とタッグ 『アポロ13』(1995)『インフェルノ』(2016)などで知られる巨匠ロン・ハワード監督が、2018年にタイ北部で発生した洞窟遭難事故を題材にした映画『Thirteen Lives(原題)』を手がけることがわかった。米Deadlineが報じている。中規模の予算になるという。 本作の脚本を務めるのは、『グラディエーター』共同脚本のウィリアム・ニコルソン。大雨により継続的な浸水が続く洞窟に、2週間以上閉じ込められていた地元サッカーチームの少年とコーチの13人の救出劇が描かれるという。 ハワード監督が大規模事故を題材にした作品を監督するのは初めてのことではない。1995年には、1970年に発生したアポロ13号爆発事故の脱出劇を描いた『アポロ13』を手がけている。報道によると『Thirteen Lives』は、ハワード監督にとって"次なる『アポロ13』"になるとされており、観客は各国のレスキュー隊員の協力と工夫により実行された不可能な救出劇を目撃することになるという。 この事故から1ヶ月も経たない2018年7月には、映画化権を巡って早くも複数の映画製作会社が争奪戦を繰り広げていた。2019年5月、Netflixは『クレイジー・リッチ!』(2018)のジョン・M・チュウ監督とパートナーを組み、ドラマ化権を獲得。一方で米ユニバーサル・ピクチャーズは、アカデミー賞受賞作『フリーソロ』(2018)を手がけたジミー・チン&エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィを監督に迎えた映画化企画を発表していた。 ※これまで同題材を扱った作品としては、ドキュメンタリー「13 LOST THE UNTOLD STORY OF THE THAI CAVE RESCUE(NETFIX日本タイトル:洞窟の救出劇)」、2019年のタイ映画「THE CAVE」(日本未公開)が公開されてる。 ※関連記事 3/5 米国、ルアン洞窟幽閉事故の映画化へ ![]() ![]() 本誌では洞窟遺跡を特集としたのは初めて。学史的視点、近年の発掘調査の動向や成果、今後の研究展開などがまとめられている。日本洞窟学会関係者としては、石原与四郎副会長による「洞窟・岩陰の形成と堆積2」が掲載。 かなり専門的な内容だが、洞窟学の1つであり、ケイビングにおける知識としても目を通しておくべき1冊である。 ・洞窟遺跡の地域的特性を探る ・洞窟遺跡を掘る・活かす ・洞窟遺跡発掘最新情報 ・コラム 洞窟遺跡を発掘する人々 雄山閣発行。B5サイズページ。口絵カラー。定価2,400円(税別)。5月1日発売。 購入は書店、雄山閣ウェブサイト、honto、楽天ブックス、Amazon.co.jpほかにて。 ![]() コロナでキャンセル続き廃業 山口・秋吉台唯一のホテル 美祢市の秋吉台にある唯一のホテル「秋芳ロイヤルホテル秋芳館」を経営する秋芳観光ホテル秋芳館は30日、同日付で廃業し、近く山口地裁に破産手続きの申し立てをすると発表した。負債総額は2億3000万円の見込み。新型コロナウイルスの影響で宿泊のキャンセルが相次いだという。 同ホテルは全43室。正社員10人とアルバイト30人は30日付で解雇された。 記者会見した斉藤秀一郎社長と代理人弁護士によると、4月の売り上げは例年の1割以下に落ち込んでいた。神戸市のリゾートホテル経営会社と事業譲渡の交渉をしていたが4月中旬に破談となり、廃業を決めたという。「県や市の観光にも影響が出る」として、ホテル事業の継承先を募集する意向を示した。 同社は1952年に法人化。ホテルは93年にリニューアルされ、ピーク時の96年3月期には年間売上高8億5000万円を計上した。しかし、秋芳洞の観光客や修学旅行生が減って収入減が続き、2013年に民事再生法の適用を地裁に申請。同年、再生計画案が認可されていた。 帝国データバンク山口支店などによると、コロナ関連倒産は萩市のホテル経営会社に続き、県内2件目。篠田洋司・美祢市長は「社員の生活・雇用支援などを進めていく。施設を受け継ぐ事業者が進出するよう、観光地の再生に向け施策を展開していく」との談話を出した。 ※秋芳ロイヤルホテル秋芳館ウェブサイト ![]() 吉田胎内神社で胎内祭 世界文化遺産・富士山の構成遺産のひとつ「吉田胎内樹型」がある吉田胎内神社で胎内祭が開かれた。 29日は富士講の信者らがお焚き上げを行い、家内安全などを願った。 今年は新型コロナウイルスの感染防止のため観光客や来賓の参加自粛を呼び掛け、富士講らは疫病退散も合わせて祈願した。 ※一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス ウェブサイト ![]() 「3密避け」平尾台に家族連れ続々 ポイ捨てマスクで感染懸念も 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出自粛が要請される中、国内有数のカルスト台地「平尾台」(北九州市小倉南区)は例年以上の人出でにぎわいを見せている。「3密」には当たらないとはいえ、トイレなどでの接触感染の可能性は拭えない。マスクのポイ捨てなど、感染につながりかねないマナー違反もあり、管理する平尾台自然観察センターは感染機会とならないか懸念している。 大型連休初日の25日昼、平尾台のほぼ中心に位置する茶ヶ床園地駐車場(約20台)は満車で、付近の路上にも約20台の車があふれていた。同センターによると、約120台が駐車できるセンターの駐車場も常時半分程度が埋まる状態。緊急事態宣言の直後は人出も減ったが、翌週あたりからこうした状況が続いており「『3密』を避けたとみられる家族連れが目立ってきた」(センター職員)という。 小倉北区から家族5人で訪れた男性(39)は「天気がいいので、『3密』回避で遊びに来た」。屋外とはいえ感染リスクを減らすため、家族全員がマスク着用して楽しんだ。 ただ、職員は「屋外だからといって、感染の可能性は否定できない」と話す。散策して息切れした人の中にはマスクを外す人もいるという。公衆トイレや食事を取る人が多いあずまやなどでの接触感染のリスクも、人出が増えたことで高まるのではないかと気をもむ。 マナーの悪さも深刻。「マスクやタバコのポイ捨てが目立つ。ごみを拾う自分たちも、ごみから接触感染しないか心配している」。職員は感染回避のため、火ばさみで回収しているという。 職員は「外出しにくい状況だから、適度に楽しんでもらいたい気持ちはある。だが、自衛とマナーの順守がないと感染リスクは高まる。そうなると、何のための自粛要請か分からない」と話す。 ※平尾台自然観察センター ウェブサイト ![]() 大型鍾乳洞で硝石製錬遺跡見つかる 四川省北川チャン族自治県 【中華人民共和国発】 中国四川省(Sichuan)綿陽市(Mianyang)の北川チャン族自治県文物管理局は23日、同自治県桂渓鎮(Guixi)彭家村(Pengjia)洞子坪(Dongziping)にある大型鍾乳洞で、火薬の主原料となる硝石の製錬遺跡を発見したと明らかにした。同遺跡は、中国の洞穴で硝石を採掘し、火薬を製造していたことを示す貴重な証拠となるという。 同文物管理局の高沢友(Gao Zeyou)局長は、遺跡が文化・観光資源の一斉調査時に見つかり、鍾乳洞は「風洞子」と名付けられたと説明した。 調査隊は、洞穴の中で硝石製錬遺跡2ヵ所を発見した。1ヵ所目は入り口から約100メートルの場所にあり硝石槽が見つかった。2ヵ所目は約200メートルの場所で、硝石槽や塩水槽、硝石炉など複数の遺構と炭やスラグ、動物の骨、木材などの遺物が見つかった。 全国重点文物保護単位に指定されている同省江油市の老君山硝洞遺跡を参考に、同洞穴がかなり保存状態の良い硝石製錬遺跡だと判断したが、現時点で遺跡の年代の特定には至っていないという。 同調査隊の指導グループは遺跡の保護に万全を期すよう求め、さらなる調査を早急に実施することを決定した。 ![]() 島根県松江市の観光溶岩洞「竜渓洞(大根島第二溶岩隧道)」が4月15日より、ガイド付きのみに入洞に変更された。 「竜渓洞」は見学する際、4月1日より有料ガイドの有無が選択できるようになったが、島根大学生物資源科学部から「(ガイドなしでは)キョウトメクラヨコエビを踏み荒らされることになる。また、危険な個所もあるため必ずガイドが付いて入るように。」との指摘を受けたことから、有料ガイド付きのみでの入洞に変更された。 ガイド料金は1回1名につき200円。中学生以下は無料。1回約40分。 なお、隣接する「幽鬼洞(大根島の熔岩隧道)」は洞内崩落の危険が増したため完全閉鎖となった。 ※関連記事 4/12 竜渓洞、洞窟ガイドの後継者探し 1/2 竜渓洞、有料ガイドが登場 ※松江観光協会 八束町支部ウェブサイト(溶岩トンネル) ![]() 秋芳洞 VRで巡って 外出自粛…美祢市観光協会が100人にゴーグル配布 美祢市観光協会は、仮想現実(VR)の映像で観光地に行った気分になれる紙製ゴーグルをプレゼントする。秋芳洞や秋吉台など県内を代表する観光地に立っているような臨場感を楽しめる。 新型コロナウイルスの感染対策で不要不急の外出の自粛が続く中、自宅でも美しい自然の景色を楽しんでもらおうと企画。同協会が観光PRやイベントなどで配布するために備蓄していた紙製ゴーグルをプレゼントする。 ゴーグルは1枚紙から取り外して組み立てるキットになっており、数分で作ることができる。スマートフォンを差し込んで使い、体を動かすと、360度の景色を楽しめる。同協会はホームページ上に秋芳洞、秋吉台、別府弁天池や万倉の大岩郷などのVR用静止画、動画を公開している。 同協会は「今はVRで観光地巡りを楽しんでもらい、新型コロナウイルス感染症が終息したら実際に訪れていただければ」と話している。 会員制交流サイトフェイスブックで同協会スタッフが掲載しているゴーグルプレゼントの投稿に「いいね」を押し、フェイスブックのメッセンジャーで送付先の郵便番号、住所、氏名、電話番号を送ると応募できる。先着100人。問い合わせは同協会(電話0837−62−0115)へ。 ※美祢市観光協会ウェブサイト(「お家で秋芳洞・秋吉台の体感が出来ます!」美祢市観光 VR360°について) ![]() 新型コロナウイルス感染症(COVID−19)拡大防止のため4月16日、政府は「緊急事態宣言」対象地域を全国に拡大、それを受けて全国各地の観光洞が休洞を始めている。休洞が分かっている観光洞は以下の通り。
※関連記事 3/23 新型コロナウイルス、洞窟関係施設の制限を一部解除 3/10 新型コロナウイルス、洞窟関係施設も制限 ![]() 世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園で新たに12の洞窟を発見 【ベトナム社会主義共和国発】 英国洞窟研究協会(BCRA)はこのほど、3月3日から20日にかけて北中部地方クアンビン省で実施した2020年度の調査で新たに12の洞窟を発見したことを発表した。 調査は、同省ボーチャック郡(huyen Bo Trach)、クアンニン郡(huyen Quang Ninh)、ミンホア郡(huyen Minh Hoa)の各地点で11人の専門家らが2つのチームに分かれて行った。しかし、調査に先立ち、メンバーのうち5人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の隔離対象となったことから調査の進捗に影響したという。 今回の調査で発見された12の洞窟の総全長は1万491m。概要は以下の通り。
![]() 竜渓洞ガイド次世代へ 松江・大根島「洞窟の番人」門脇さん後継者探し 松江市八束町寺津の国指定天然記念物「竜渓洞」で56年にわたり「洞窟の番人」としてガイドを務めている同町遅江の門脇和也さん(66)が、地元で後継者を探している。内部は落石などの危険があり、なかなか手が挙がらないといい、門脇さんは「大根島の自然は、日本が誇るべき遺産だ」と、洞窟の価値を強く訴えている。 中海に浮かぶ大根島は、約20年前に火山の噴火によってできた島で、竜渓洞は1933年、周辺の道路工事で偶然見つかった。奥行きは約100メートルで、内部には珍しい火口跡が残っている。 門脇さんは10歳の誕生日前日に、当時竜渓洞の案内役をしていた父親から「代わりに行ってこい」と命じられ、半世紀以上にわたって見学者を案内してきた。多い年には、年間2000人の案内を一人でこなし、独学で中国語や仏語など7ヵ国語のリーフレットを作製した。岩石だけでなく、日本で3ヵ所しか発見されていないムヨコエビの一種や、夏場に雲が発生する現象も見もので、「生物や気象について学ぶこともできる」と胸を張る。 門脇さんは「後継者を考える年になったが、洞窟内は楽しいだけではない」とし、常に落石の恐れがあるほか、四季を通じて湿度90%、気温15度と、一定のため、体温調整がうまくいかず、体調を崩すこともあるという。「自分以外を危険にさらしたいない」という気持ちが強く、今まで一人で道を歩んできた。 門脇さんは将来を考え、4月から、これまで無料でやってきたガイドを、高校生以上200円という料金を設定した。「収入を得て、竜渓洞のガイドが持続できるようにしたい」と、次世代へのバトンをつなぐ一環とし、地元から若い後継者が名乗り出るのを待っている。 ※関連記事 1/2 竜渓洞、有料ガイドが登場 ※松江観光協会 八束町支部ウェブサイト(溶岩トンネル) ![]() 世界の美しい仮想ツアー10選、ベトナムのソンドン洞窟が選出 【ベトナム社会主義共和国発】 英紙ガーディアン(The Guardian)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で移動が制限される中、世界中を旅したいと願う人たちのために「世界の美しいバーチャルツアー10選」を発表した。ベトナムからはソンドン洞窟が選出されている。 ソンドン洞窟は、北中部地方クアンビン省の世界自然遺産フォンニャ・ケバン国立公園にある世界最大級の洞窟。1990年にベトナム人ガイドのホー・カイン氏が発見した後、2009年から英国の探検家チームが本格的な調査を行ってきた。 直接体験できない人のために、ナショナルジオグラフィック(National Geographic)が洞窟の絶景を360度パノラマで楽しめる「ソンドン360(Son Doong 360)」サービスを公開している。広大な洞窟の内部は奇妙な形の鍾乳石や生い茂るジャングル、崩壊した天井部分から差し込む光など、神秘的な絶景が広がっている。 ※ソンドン360 ウェブサイト ![]() 沖縄戦伝えるガマ 崩落の危険で閉鎖 地元住民「やりきれない思い」 沖縄戦で住民の避難場所となり、戦後は平和学習に活用されてきた沖縄県糸満市山城にある県管理のガマ「マヤーアブ」が、崩落の危険性があるとして閉鎖されていることが6日、分かった。保存には多額の費用がかかり、技術的にも難しいため県は補強工事はせず、現地の案内板や内部の様子が分かる画像などの整備を進める方針だ。 県は崩落の危険性を確認し、2018年4月に閉鎖した。有識者や技術者でつくる検討委員会で議論した結果、補強工事は景観を大きく変え、平和学習の目的を果たせないとの意見もあり、保存と活用を断念した。 県は立ち入りできないようフェンスを設置し、今年3月、入り口に案内板を整備した。今後、掲示したQRコードから内部の画像を見られるようにする。 マヤーアブは奥行き約30メートル、幅最大17メートル、深さ最大20メートル。沖縄戦では山城地区の住民の避難場所となったが、日本軍に追い出されて犠牲になった住民もいる。戦後、遺骨や遺留品が多く見つかり、戦争の記憶を伝える平和学習の場として活用されてきた。 戦争遺跡に詳しい吉浜忍沖縄国際大学元教授は「戦争体験者が減る中、市町村の多くは戦跡を文化財指定しており、県が閉鎖するのは疑問。安全性を考えた上でどう公開するかを再考してほしい」と指摘した。 仲門保区長(70)は「たくさんの命を守ったガマでもあり、命乞いをしたガマでもある。沖縄戦を語る上で重要な場所なのに閉鎖と言われ、やりきれない思いだ」と声を落とした。 ![]() デンカ、太平洋セメント子会社と共同で石灰石を採掘 デンカは3日、太平洋セメント子会社の明星セメント(新潟県糸魚川市)と新潟県糸魚川市の石灰石鉱山を共同で開発すると発表した。環境に与える影響を調査した上で2029年にも採掘を始める。 開発総面積は100ヘクタール。約50年間で2億6000万トンの石灰石を採掘できると見込んでいる。石灰石を原料とするセメントの国内需要は1990年代をピークに縮小傾向にある。石灰石を安定的に確保しながら、採掘を合理化していく。 開発を予定しているのは山全体が石灰岩でできている黒姫山の南側斜面一帯。現在デンカと明星セメントは黒姫山に別々に鉱山を持ち、石灰石を採掘している。 共同開発地区で採掘する石灰石はセメント原料として、デンカの青海工場(新潟県糸魚川市)と明星セメントの糸魚川工場(新潟県糸魚川市)で使う。 採掘に使う機械や運搬のための設備などを共同で利用することで、開発にかかる費用を削減できると見込んでいる。 ![]() 美祢に「秋吉台アドベンチャーツアーズ」 25歳ガイド男性、未公開の洞窟を探検 美祢で3月7日、洞窟探検のガイドを行う「秋吉台アドベンチャーツアーズ」(美祢市秋芳町、рO80−4555−4264)が営業を開始した。 広大なカルスト台地・秋吉台の地下に広がる、未公開の洞窟を探検する同ツアー。整備されていない道や照明のない洞窟内を進み、一般未整備の「本物の洞窟」を体験することができる。 主宰するのは、国内外の洞窟を探検してきたケイビングガイドの村瀬健志さん(25歳)。山口大学理学部出身の村瀬さんは、在学中に「洞穴研究会」に所属したのをきっかけに「洞窟の魅力にはまり」、ガイドとして活動を開始。これまで、国内外の洞窟でのテレビロケで安全管理やアドバイザーなどを務めたほか、「Mine秋吉台ジオパーク」認定のジオガイドとしても活動する。 「秋吉台といえば、秋芳洞や景清洞などがメジャーだが、一般に公開されているもののほかに450個以上の洞窟がある。観光になり得る環境資源があるのにケイビングガイドがおらず、もったいないと感じてきた。日本一の鍾乳洞を紹介したいと起業を決めた」と話す。 探検するコースは、泥だらけで遊び尽くす「アクティブコース」(3時間半、大人=1万1,600円、小学生=9,600円)と、日本最大と言われる地底湖を遊覧する「青の泉コース」(7時間半、3万8,000円)の2コース。つなぎ服や長靴を着用し、ヘッドライドやヘルメットも装着して安全面にも配慮して行う。 立ち入る洞窟は、許可を得た私有地で村瀬さんもなじみのある場所。「全国的にもプロのケイビングガイドは少ない。洞窟は真っ暗な閉鎖空間で、鍾乳石や地底湖など日常では味わえない体験ができるのが魅力。年齢を問わずに、親子連れにも参加してもらいたい」と村瀬さん。 「秋吉台への滞在時間を増やすことで、地域活性化にもつなげていきたい。探検するコースももっと増やし、新しい観光資源として盛り上げていけたら」とも。 営業時間は9時〜18時。 ※秋吉台アドベンチャーツアーズ ウェブサイト ![]() ![]() 内容は以下の通り。 ・グラビア ・スペレオニュース ・イベントカレンダー ・富士南麓・大淵丸尾溶岩流上流部の世界最大縦樹型の測量 ・日本洞窟学会第45回大会(和歌山県白崎大会)大会記録 ・日本洞窟学会第45回大会(和歌山県白崎大会)講演要旨集 ・第2回洞窟探検技術のワークショップ参加報告 ・草間台小学校5・6年生児童を鍾乳洞へ案内 ・洞窟書籍新刊紹介 ・プロジェクトボード ・学会からのお知らせ ・編集部からのお知らせ 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2850円も可能。龍泉洞(岩手県岩泉町)、カモシカスポーツ 山とスキーの店(高田馬場)、竜ヶ岩洞(静岡県浜松市)、まえちゃんねっと〜よろず販売〜(オンラインショップ)でも購入可能。 ※ケイビングジャーナル ウェブサイト ![]() 浜松・竜ヶ岩洞と龍潭寺 4月1日から共通セット券を販売 浜松市北区引佐町の観光鍾乳洞「竜ヶ岩洞」と龍潭寺は4月1日から、共通セット券の販売を始める。 1枚の購入で両所を楽しめる。各1回限り有効で、期限はない。大人1150円、小中学生は650円で、両所のチケット売り場で販売する。 竜ヶ岩洞の忠内一洋所長代理(61)は「観光地域として、両所に足を運んでほしい」と話した。 ※竜ヶ岩洞はこれまでも方広寺との共通セット券を販売している。 ※竜ヶ岩洞ウェブサイト ※龍潭寺ウェブサイト ※方広寺ウェブサイト ![]() 龍泉新洞 総延長1キロ以上 巨大横穴洞穴、地底湖も 岩泉町岩泉の龍泉新洞が総延長1キロ以上の「巨大横穴洞穴」だったことが、日本洞穴学研究所(同町、桑原英了所長)の調査で判明した。これまで約150メートルとされていた総延長は、1199メートル以上となる。今回の調査では地底湖も発見。清水川を挟んだ向かいの龍泉洞(総延長4088メートル)と同様の特徴的な構造をしており、周辺の地形形成過程の解明が期待される。 同研究所が2018〜20年に計4回実施した調査で分かった。本県の巨大横穴洞穴は13ヵ所目で全国最多となる。長さは県内11番目で、国内では67番目。高低差は22メートルは判明した。新洞は1967年に発見され、これまでの総延長約150メートルは、68年に水平距離で測量している。 今回調査した最奥では、幅1.5メートル×4メートルの地底湖を発見。さらに複数の地底湖があるとみられる。地底湖は龍泉洞も有名だが、同研究所は両洞の性質が同じである可能性が示された。 本県の鍾乳洞はプレートの関係で南北に延びる構造が多いが、両洞は東西に延びる。桑原所長は「周辺の地形の成り立ちを解き明かす上で重要な場所になる」と学術的意義を語る。 新洞は自然洞窟を使った科学館として公開されている。洞内からは縄文時代の遺跡も見つかっている。 両洞以外の県内の巨大横穴洞穴は次の通り。 ▽安家洞、氷渡洞−坪沢穴、桃の木洞、八郎沢の風穴−愁麗洞、大穴(岩泉町)▽内間木洞(久慈市)▽滝観洞、白蓮洞、空穴第4洞▽布佐洞(一関市)▽仙人洞(遠野市) ※八郎沢の風穴−愁麗洞は、プレス発表資料では年々ケイブシステム(八郎沢の風穴−相良向かいの穴−愁麗洞)となっている。 ※龍泉洞ウェブサイト(龍泉新洞科学館について) ![]() 南アの洞窟から17万年前の焼き芋 最古の調理の証拠か 焼け焦げた植物の根茎が、南アフリカのボーダー洞窟から見つかった。17万年前のものとみられ、当時の人類が地中の根茎を集めて焼いた「焼き芋」の残りらしい。実際に植物が調理された証拠としては最古のものという。 植物は分解されやすいが、今回の根茎は炭化していたため保存された。直径は1センチ余りで、大きさや組織の形状などから、今もアフリカに広く分布するヒポキシス属植物の一種「Hypoxis angustifolia」とみられる。炭水化物が豊富で生で食べられ、調理すればさらに軟らかくなる。小さいながらもホクホクの焼き芋に舌鼓を打っていたようだ。 集めた芋を持ち帰って調理した形跡から、家族などへも分配していたらしい。この植物が当時から広く分布していたなら、移動先でも安心して確保できる食料だったはずだと研究チームはみている。 南ア・ウィットウオータースランド大のリン・ワドレー教授は「この植物があったから人類は広く移動し、アフリカを出ることができたのではないか」と指摘した。もしこの芋がなかったなら、人類の歴史は違っていたのかも。 研究成果は、米科学誌サイエンス(https://science.sciencemag.org/cgi/doi/10.1126/science.aaz5926)に発表された。 ※ボーダー洞窟(Border Cave)はスワジランドとの国境近くにある洞窟。 ![]() ![]() ・龍泉洞の水中における人的影響指示菌の検出 ・岩手県未登録洞穴調査 高内沢の新洞調査報告書 ・第1回龍泉洞セミナー ・第2回龍泉洞セミナー ・龍泉洞内ミニコンサートにおける音響調査結果について その8 ・短報 龍泉洞地底湖及びその周辺における環境調査 日本洞穴学研究所発行。A4サイズ56ページ。カラー。頒価500円(税込)。3月23日発行。 購入・問い合わせは日本洞穴学研究所事務局(龍泉洞事務所内/рO194−22−2566)、または地R元事務局まで。なお、日本洞穴学研究所報告第2〜36号までのバックナンバー(各500円/35号36号は2,000円)も取り扱っている。 ![]() 終息する気配のない新型コロナウイルス感染症(COVID−19)だが、制限していた洞窟関連施設では一部解除する動きも出てきている。 福島県田村市の観光洞「あぶくま洞」「入水鍾乳洞」は3月23日から14日ぶりに営業再開。施設内各所にアルコール消毒液を設置するほか、来場者に小まめな手洗いの協力を呼び掛けるなどして感染防止に努めるとしている。 秋吉台の施設「美祢市立秋吉台科学博物館」「Mine秋吉台ジオパークセンター」も3月24日から営業再開する。 しかし、山口県美祢市の観光洞「秋芳洞」は、当初3月16日までとしていた洞内エレベーターの運行停止を延長。期間は定めず、秋芳洞市営第2駐車場も同様となる。「秋吉台エコ・ミュージアム」も3月31日までの休館延長となった。 ※関連記事 3/10 新型コロナウイルス、洞窟関係施設も制限 ※あぶくま洞ウェブサイト ※一般社団法人美祢市観光協会ウェブサイト(特別天然記念物 秋芳洞) ※美祢市立秋吉台科学博物館ウェブサイト ※Mine秋吉台ジオパークセンター ウェブサイト ※秋吉台エコ・ミュージアム ウェブサイト ![]() ![]() 5回目となるこの国際洞窟写真家会合は3月17〜24日の5日間、山口県の秋吉台で開催。アメリカ、イギリス、スイス、ドイツ、トルコ、フランス、ベルギー、レバノン、ロシアから15名の洞窟写真家が参加した。アシスタントや実行委員を含めると国内外約60名による会合となった。 本誌では、当日の公開上映会で発表されたものを含めて61点が掲載。掲載洞窟は秋芳洞、大正洞−犬ヶ森の穴、景清穴(景清洞)、兼清穴、寺山の穴、無名穴、中尾洞、鷹ヶ穴、姫山の穴、平原の穴、幻の鍾乳洞。 国際洞窟写真家会合実行委員会発行。A4サイズ38ページ。オールカラー。関係者配付。3月20日発行。 問い合わせは地R元事務局まで(問い合わせ先を紹介)。 ![]() アリの指定は初! 沖縄で発見された「洞窟アリ」を希少野生種に指定 昆虫研究家の名嘉猛留(たける)さん(41)=沖縄市=らが2年前に沖縄県内の洞窟で発見した「ガマアシナガアリ」が国内の希少野生動植物種に指定された。アリの指定は初。 名嘉さんは「小さくて地味だが、沖縄の生物多様性を象徴する生き物。重要性が認められ、うれしい。アリの保護は初めてで世界自然遺産のPRにもなる」と喜んだ。 ガマアシナガアリは洞窟の中のみで生息する世界で2例目の「洞窟性アリ」。2018年に名嘉さんら研究チームが新種のアリとして発表した。 環境省は今年2月、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に、沖縄に生息・分布する17種を含む63種の動植物を追加指定した。 沖縄奄美自然環境事務所の福井俊介自然保護官は「生息数が少ない中で指定要件を満たした。希少な生き物がいる沖縄の自然を大切にしていってほしい」と話した。 ※ガマアシナガアリは2017年8月、沖縄県中頭郡中城村の洞窟で発見された。 ※九州大学ウェブサイト(日本で初めて、世界で2例目となる「洞窟性アリ」の発見 ) ![]() 秋吉台、「一時湖」が出現 山焼き後、大雨の影響で 美祢市に広がる国内最大級のカルスト台地、秋吉台に10日、大雨の影響で「一時湖」が出現した。秋吉台は2月23日に山焼きを終えたばかり。石灰岩の白と枯れ草が燃えた黒の景色の中に、巨大な"水たまり"があるように見えた。 秋吉台科学博物館によると、カルスト台地特有のくぼ地、ドリーネに水がたまった状態。雨水の地下への排水が追い付かず、一時的に湖ができる。雨の日が続いたり、大雨が降ったりした後、年に数回しか見られない珍しい現象で、一時湖ができた後、湧き出た水が地下に帰ることから一帯は「帰水」という地名が付いている。 下関地方気象台によると、秋吉台では9日夜から10日正午までにかけて雨が降り続いた。市内には10日午前6時すぎから午後3時ごろまで、大雨注意報が出ていた。 ※美祢市立秋吉台科学博物館ウェブサイト ![]() 2019年12月に中国・湖北省武漢市で初症例が確認され、日本でも感染拡大が続いている新型コロナウイルス感染症(COVID−19)。2020年2月26日に政府はイベントの中止・縮小を要請したが、洞窟関係施設にも影響が出てきている。 3月10日現在、福島県田村市の観光洞「あぶくま洞」「入水鍾乳洞」は感染症拡大の防止のため3月9日〜22日まで臨時休業。山口県美祢市の観光洞「秋芳洞」は洞内エレベーターの運行を3月2日〜16日まで停止。秋芳洞市営第2駐車場も同期間閉鎖された。 また、秋吉台の施設「美祢市立秋吉台科学博物館」「Mine秋吉台ジオパークセンター」「秋吉台エコ・ミュージアム」も休館となった。 ※あぶくま洞ウェブサイト ※一般社団法人美祢市観光協会ウェブサイト(特別天然記念物 秋芳洞) ※美祢市立秋吉台科学博物館ウェブサイト ※Mine秋吉台ジオパークセンター ウェブサイト ※秋吉台エコ・ミュージアム ウェブサイト ![]() ![]() 美祢市観光協会は、同市が誇る国内最大級の鍾乳洞、秋芳洞のプロモーション用ポスターを刷新した。「絶景」をテーマに2種類を製作。国内外で活用し、秋芳洞の認知度向上や魅力発信による誘客を図る。 「3億年かかった絶景」をキャッチコピーとしたポスターには、秋吉台の草原とその地下に広がる秋芳洞の百枚皿の写真を印刷。長い年月をかけてつくられた巨大な芸術作品のようにも見える洞内の造形を見せることで、自然の雄大さ、悠久の美を伝える。 「ようこそ星の内側へ。」のポスターは、秋芳洞の入り口の内側から外側を撮影した写真を掲載。洞窟内の暗い部分と外に見える木々の緑のコントラストが幻想的な雰囲気を演出している。秋芳洞を地球の内部に見立て、神秘の空間への冒険が始まるというメッセージを込めた。 インバウンドを意識し、2種類ともに日本地図を印刷。山口県や美祢市、国内の主要都市の位置が分かるようにした。秋芳洞の動画を見ることのできるQRコードも付けた。 それぞれB1判を100枚製作。県内や近県の交通機関に掲示したり、国内外のイベントなどで使用したりする。ポスターの刷新は2016年以来4年ぶり。 同協会は「ポスターをきっかけに秋芳洞に興味を持っていただき、知名度の向上、誘客につなげたい」としている。 ※一般社団法人美祢市観光協会ウェブサイト(カルストジャーナル) ![]() 火星の火山斜面にある巨大な穴の正体は...... アメリカ航空宇宙局(NASA)は、2020年3月1日、火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」の高解像度カメラ「ハイライズ」が2011年に火星の赤道近辺の巨大な楯状火山「パヴォニス山」の斜面を撮影した画像を公開した。こんもりした山の真ん中にぽっかりとあいた大きな穴は、溶岩洞の天窓とみられている。 溶岩洞とは、火山噴火に伴う溶岩流により生成される洞窟で、その天井部分で崩落している場所を天窓と呼んでいる。 火口から噴出した溶岩流が火山の斜面を流れるうちに表面が空気に触れて固まる一方、その下の溶岩流は流れ続けて空洞が生成され、さらに時が経つと天井が崩落して天窓ができる。 地球では、ハワイ島のサーストン溶岩洞や韓国・済州島の万丈窟、日本の富士山麓の溶岩洞群などが知られており、その天窓はいずれも直径6メートル程度だ。 また、日本の月周回衛星「かぐや」が2009年に撮影した画像により、月でも溶岩洞の天窓とみられる縦穴が発見されている。 パヴォニス山の斜面で見つかったこの天窓の直径は35メートルで、洞窟の深さはおよそ28メートルと推定されている。 米アリゾナ大学月惑星研究所(LPL)が数値標高モデル(DEM)を用いて分析したところ、岩屑が少なくとも高さ62メートルにわたって堆積していることから、溶岩洞の深さはかつて90メートルに及んだと見られている。これは、地球の溶岩洞よりもはるかに大きい。 火星で発見されたこの巨大な溶岩洞は、火星に地表の過酷な環境から逃れうる場所があることを示唆している。 ※一部抜粋。 ![]() タイの洞窟遭難事故、『フリーソロ』監督が映画化へ 2018年にタイで起きたタムルアン洞窟の遭難事故を、『フリーソロ』(2018)でアカデミー賞を受賞したジミー・チン&エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ監督が映画化することがわかった。米Deadlineが報じている。 ユニバーサル・ピクチャーズ製作の本作(タイトル未定)は、2018年6月23日の豪雨の影響で、洞窟に閉じ込められた地元少年サッカーチームの少年ら12人と男性コーチ1人の救出劇を描く。事故発生から9日後の7月2日、イギリス人のダイバー2人によって全員の無事が確認されるも、発見された場所は入り口から5キロも離れた場所だったとのこと。洞窟は継続的な浸水の可能性をはらんでおり、水位が増すと、救出どころか救助隊への二次災害も懸念されていた。7月6日には、少年らがいる遭難現場まで物資を届けに行った元タイ海軍兵が、酸素ボンベの残量が不足したことから命を落としてしまう。その後、7月8日から10日にかけて大規模な救助作戦が実施され、コーチを含む遭難者の全員が無事生還した。 なおタムルアン洞窟の遭難事故を題材にした映画の企画は複数進行中だ。最初に関心を示していたのは、米ストリーミングサービスのPure Flix Entertainment社で、共同創業者のマイケル・スコット氏はタイに日常的に滞在しており、事件発生時も現場に駆けつけて救助支援にあたっていたとのこと。加えて、『クレイジー・リッチ!』(2017)を手掛けた監督ジョン・M・チュウ、製作会社SKグローバル・エンターテイメントとNetflixによる企画なども進行しているほか、2019年にはタイで製作された『ザ・ケイヴ(原題:The Cave)』が海外公開されている。 ※一部抜粋。 ![]() Google Arts&Cultureにフランスのショーヴェ洞窟が追加。立ち入り禁止の洞窟内部をVRで体験できる 2020年2月27日(現地時間)、Googleは同社が提供している美術鑑賞アプリ「Google Arts&Culture」のコレクションに、フランスのショーヴェ洞窟を追加したと発表しました。 1994年に発見されたショーヴェ洞窟には260点もの動物画が描かれており、現存する中で最も古いとされる約3万2000年前の壁画もあります。しかし、現在は保護のために立ち入りが禁じられており一般の人は見ることができません。そこで、Googleはショーヴェ洞窟の代表的な壁画や洞窟内に残されていた先史時代の動物の骨などを3Dで再現しました。 この3Dモデルはユーザーが上下左右に好きに動かして鑑賞できます。もし洞窟に入れたとしても、壁画や歴史的遺産を自由に動かして鑑賞することは不可能。こうした「ありえない鑑賞」ができるのは本アプリならではの特徴です。 また、洞窟内部を3Dで再現した10分間のVR動画も公開しました。こちらはたき火やたいまつの光しかない薄暗い中で、ショーヴェ洞窟の代表的な壁画12点が鑑賞可能です。 洞窟内にはリアリティーをアップさせるためかクマが歩いており、妙な緊張感が味わえるのもポイント。VR動画はHTC VIVEとOculus Riftに対応していますが、VRセットがなくても動画は見られるので、一度その雰囲気を体験してみるのもいいでしょう。 ※一部抜粋。 ※Google Arts&Cultureウェブサイト(ショーヴェ洞窟) ![]() ハワイ火山国立公園、サーストン溶岩洞窟の一般公開を約2年ぶりに再開 【アメリカ合衆国発】 ハワイ島のハワイ火山国立公園は、2018年5月の噴火により立ち入り禁止としていサーストン・ラバ・チューブ(溶岩洞窟)について、2020年2月21日(金)から一般公開を再開した。 溶岩洞窟は、国立公園内でも人気の観光名所のひとつだったが、2018年5月の噴火により多発していた地震により安全生が確認できなかったことから、閉鎖が続いていた。 ハワイ火山国立公園では一般再開に向けて、安全確認や洞窟内の整備を進めてきた。駐車場から洞窟までは熱帯雨林のなかループ状のトレイルコースを歩き、溶岩洞窟は通り抜けができる。 観光ではレンタカーを利用すれば、国立公園内のクレーター・リム・ドライブ沿いに駐車場があるほか、ヒロの街や日本からも直行便のあるコナ側リゾート地区からの現地ツアー(オプショナルツアー)を利用すれば、溶岩洞窟は立ち寄りスポットに含まれている。 ハワイ火山国立公園(Hawai'i Volcanoes National Park)は、キラウエア火山を有する国立公園で、ユネスコの世界自然遺産にも登録されている名所だったが、2018年5月の噴火のより立ち入り禁止区域が拡大されていた。 現在もハレマウマウ火口を望む展望室のあるジャガー博物館などがある地域は、立ち入りが制限させており観光できない状態が続いている。 ※ハワイ火山国立公園ウェブサイト ![]() もえよ羊群原 平尾台で野焼き 国内有数のカルスト台地、平尾台(北九州市小倉南区など)で24日、春の訪れを告げる野焼きがあった。野焼きは枯れ草を焼いて芽吹きを促すとともに、火災の予防、害虫駆除、景観維持のために行われる。 この日は地元住民や消防、警察など約280人が参加。午前11時すぎの花火を合図に住民らが火入れすると、石灰岩が羊の群れのように点在する「羊群原(ようぐんばる)」の間を、オレンジの炎がバチバチと音を立てながら燃え広がった。趣味の写真撮影のために訪れた福岡市の林順一さん(70)は「火が広がる光景がダイナミックで驚いた。来年も来たい」と満足げだった。 ※平尾台自然の郷ウェブサイト ![]() 当麻の地酒、鍾乳洞仕込み 「龍乃泉」町民ら搬入作業 町産酒米で醸造された純米大吟醸「龍乃泉(りゅうのいずみ)」を町内の当麻鐘乳洞で熟成させるため、洞内に運び込む作業が23日行われた。春まで熟成させた後、町の特産品として販売される。この日は町民ボランティアら約50人が「おいしくなーれ」のかけ声で、息を合わせて搬入にあたった。 龍乃泉は町産酒米「彗星(すいせい)」を使い、高砂酒造(旭川)が醸造。4年目の今回は町民ボランティア「龍乃泉酔いしれ隊」のほか、社会貢献活動の一環として町内の工事を請け負う新谷建設(旭川)の社員らが参加。ヘッドライトをつけて洞内で列を作り、「もう少しゆっくり」「滑るから気をつけて」と声をかけながら、720ミリリットルの瓶12本が入った約130箱をバケツリレー方式で運び込んだ。 ※一部抜粋。 ※当麻町ウェブサイト(当麻鐘乳洞) ※高砂酒造ウェブサイト ![]() 山口・秋吉台で山焼き 地元住民ら1300人が参加 日本最大級のカルスト台地、山口県美祢市の秋吉台で23日、恒例の山焼きがあった。午前9時半、のろしを合図にガスバーナーで点火が始まると、起伏のある1138ヘクタールの草原に炎の帯が広がった。 草原の景観を守るための伝統行事。今年は地元の住民やボランティアら1300人ほどが参加した。 ※一般社団法人美祢市観光協会ウェブサイト(特別天然記念物 秋吉台) ![]() タイ、田村市が覚書締結へ 鍾乳洞利活用で確認書 田村市内を中心に県内観光地を視察しているタイの国立公園野生動植物局関係者らは12日、同市役所で本田仁一市長と面会し、鍾乳洞の利活用で連携する覚書締結に向け、確認書を交わした。 市と同国は、鍾乳洞の管理・運営のノウハウを市が提供することなどを柱とする覚書締結について合意している。 今回の確認書はその前段階で、本田市長と国立公園野生動植物局のカモンチャイ・コッシャー保護区域第15管理事務所長が署名した。 同局のジョンクラーイ・ウォーラポンサトーン副局長は「11日にあぶくま洞を見学した。管理方法で参考になったものを自国で導入したい」とあいさつした。 一行は、海外からの誘客促進を目的にあぶくま洞を管理する滝根観光振興公社が招いた。13日は田村市滝根町の星の村天文台などを巡る。14日に帰国する。 ※あぶくま洞ウェブサイト ![]() 迫力満点「氷の渓谷」 高山市・飛騨大鍾乳洞 岐阜県高山市丹生川町日面の飛騨大鍾乳洞で、山の斜面に巨大な氷柱が連なる風物詩の「氷の渓谷」が見頃となった。暖冬のため例年より3週間以上遅れたが、ここ数日の冷え込みで迫力たっぷりの姿がお目見えし、12日も観光客が写真を撮って楽しんだ。 標高約900メートルにある同施設が、冬場の呼び物にしようと13年前から、谷水を岩肌や樹木に掛けて徐々に凍らせている。氷柱は通路に沿って延べ約200メートル、高さは最大約30メートルにもなるといい、陽光に照らされると青白く輝く。長沼伸彦支配人は「ようやく"飛騨の真冬"らしくなった。出来はまずまずだが、この迫力を見てほしい」と話している。 2月中の土曜日と祝日の前日は、日没から午後8時までライトアップする。3月10日までは来場者に甘酒を振る舞っている。 ※飛騨大鍾乳洞ウェブサイト ![]() ![]() アニメや漫画などのサブカルチャーにスポットを当てたイベントが9日、美祢市秋芳町秋吉の秋芳洞ふれあい広場周辺であり、多くの人でにぎわった。 新たな秋芳洞ファンの開拓と閑散期の入洞促進を目的に、市や市観光協会、秋芳洞商店会などでつくる実行委員会が「萌えサミットin秋芳洞」と題して毎年開き4回目。好きなアニメキャラクターなどの衣装を着飾ったコスプレーヤーのほか、出演したアイドルグループのファンらが集まった。 特設ステージでは県立大よさこい部奄美連合萩組の演舞や同市出身の歌手、入山アキ子さん、山口県を拠点に活動するアイドルグループ「Yamakatsu」、福岡発のアイドルグループ「LinQ」のライブステージ、声優、香里有佐さんのトークショーなどがあった。軽快な音楽が流れ始めると、訪れた人たちはファンと一緒に盛り上がった。 ※萌えサミット ウェブサイト ![]() 氷のタケノコ発見、久慈・内間木洞で「氷筍」見頃 久慈市山形町小国地区の鍾乳洞「内間木洞」で、天井から滴り落ちる水滴が凍って地面からタケノコのように伸びた「氷筍」が見頃を迎えている。自然の造形美が、洞窟内の神秘的な空間を際立たせている。 岩手県天然記念物に指定されている国内屈指の巨大鍾乳洞で、総延長6350メートル。冷たい外気が吹き込む厳冬期になると、入り口付近に氷筍が現れる。 地元関係者によると、今季の氷筍は1月末のまとまった降雨でいったん溶けたため、大きいもので約1メートルと例年よりも小さめだが、天候次第ではこれから伸びる可能性もある。 7日は地元の市立山形小の4年生8人が洞内を見学し、氷筍や冬眠中のコウモリに歓声を上げた。砂川大閣君(10)は「2本つながった氷筍の迫力がすごかった」と話していた。 一般公開の氷筍観察会は9日午前10時〜午後2時で入場無料。三脚を持ち込むカメラマン向けには16日に有料撮影会が開かれる。 ※久慈市産業経済部観光交流課ウェブサイト(内間木洞) ![]() 龍河洞の入洞2.7万人増 リニューアル奏功し昨年12.6万人に 龍河洞(高知県香美市)の2019年入洞者数が、前年から約2万7000人増え、12万6687人だったことが6日までに分かった。昨年7月のリニューアル効果で近年にない大幅アップ。管理運営する龍河洞保存会の岡村錦一会長は「地域と共に活性化に取り組んできた証だ。さらに国内外にPRしたい」と話している。 龍河洞は2017年、高知県主導で香美市や龍河洞保存会、商店街関係者が「龍河洞エリア活性化協議会(旧龍河洞まちづくり協議会)」を立ち上げ。老朽化した施設や商店街などエリア一体を全面リニューアルする基本計画を作った。費用は最大で約10億円。 改修の第1弾として、高知県と香美市が約1億6000万円かけて、国内初の洞内プロジェクションマッピングの設置や安全対策工事、出口の休憩所を新築するなどし、昨年7月に新装オープンした。 1973年のピーク時に年間105万人が訪れ、県観光の"4番バッター"だった龍河洞だが、入洞者は年々減少。2005年には13万人台、ここ数年は10万〜11万人台で推移し、昨年は9万5880人にまで落ち込んでいた。 2019年はリニューアル以降、7月9880人(3194人増)、8月2万9765人(7645人増)と、入洞者が大幅に増加。例年客足が遠のく10〜12月も好調をキープし、全ての月で前年を上回った。 龍河洞は今後、新冒険コース「西本洞」の公開を目指す。博物館や珍鳥センター、空き店舗の改修にも順次着手し、さらなる誘客を目指す。 龍河洞保存会は2028年までに入洞者30万人を目標にしている。龍河洞保存会とともに、観光振興に取り組む「龍河洞みらい」の古川陽一郎社長は「本来の魅力を大切にし、引き続き、県や市と共に前進したい」とする。 ※龍河洞ウェブサイト ![]() ソンドン洞窟で撮影したアラン・ウォーカーのMVに注目集まる 【ベトナム社会主義共和国発】 ノルウェーを中心に活動する英国出身の音楽プロデューサー、アラン・ウォーカー(22歳)の楽曲で、ベトナムで撮影されたミュージック・ビデオ(MV)「Alone, Pt. II」のユーチューブ(YouTube)での視聴回数が、2019年12月27日の公開から約1ヶ月で3000万回を超えた。 この楽曲は、視聴回数が10億回を超える2016年の楽曲「Alone」のパート2で、米国人シンガーソングライターのエイバ・マックスとのコラボ作品となっており、北中部地方クアンビン省の世界自然遺産フォンニャ・ケバン国立公園にある世界最大級の洞窟、ソンドン洞窟で撮影された。 MVのメインシーンは、少数民族ブル・バンキエウ(Bru-Van Kieu)族が暮らすボーチャック郡タンチャック村ドーン村落(ban Doong, xa Tan Trach, huyen Bo Trach)、エン洞窟(Hang Em)入口、ソンドン洞窟の石筍「犬の手(Khoi Ban Chan Cho=Hand of Dog)」および第1ドリーネで撮影された。 撮影隊は、ソンドン洞窟の探検ツアーを運営するチュアメーダット社(オサリスアドベンチャーOxalis Adventure)や専門家の協力のもと、4日間にわたりソンドン洞窟内外で撮影を行った。中でも洞窟の天井から差し込む光を撮影するのには2日間を要したという。 なお、ソンドン洞窟は過去に「PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜」(2015年公開)や「キングコング 髑髏島の巨神」(2017年公開)などの映画のロケ地にもなっている。 ※YouTube(Alan Walker & Ava Max - Alone, Pt. II) ※オサリス・アドベンチャー ウェブサイト ![]() ![]() 「鉱 ARAGANE」で知られる小田香の最新作「セノーテ」が、6月より東京・K's cinemaほか全国で順次公開される。 タル・ベーラが後進の育成のために設立した映画学校で3年間学んだ小田が、監督・撮影・編集を担当した「セノーテ」。ユカタン半島北部に点在する洞窟内の泉“セノーテ”を巡って交錯する、人々の過去と現在の記憶に迫る。小田は当地に住む人々の集団的記憶や原風景を映像として立ち上げるため、ダイビングを学んでセノーテの水中撮影に挑戦。8oフィルムカメラやiPhoneなどを駆使して本作を完成させた。 「セノーテ」公開時には、小田の過去作も上映される予定。なお「セノーテ」は、2月7日から東京・東京都写真美術館で開催される「第12回恵比寿映像祭」にてプレミア上映される。 ※小田香監督作品。2019年製作。75分。日本・メキシコ合作。 ※セノーテ公式ウェブサイト ![]() 雲の海に浮かぶ展望台「雲海天舟」 絶景を堪能 中国・広西 【中華人民共和国発】 中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)百色市(Baise)楽業県(Leye)にある「大石囲天坑群世界地質公園」に、ガラスの展望台「雲海天舟」が建設され、18日に試験営業を開始した。 展望台は幅10メートル、長さ80メートルで、そのうち34メートルは空中に突きだしている。この日は雲と霧に囲まれ、展望台はその名の通り、雲の海に浮かぶ天の舟のようだった。 楽業県は、自然に陥没してできる巨大な垂直の穴「天坑」が集中する地域。20平方キロメートル足らずの山岳地帯に24の天坑が分布する世界最大の天坑群で知られる。その中でも大石囲天坑は代表的なもので、約6500万年前に形成されたとみられる。 地元企業の広西永恒グループ傘下の観光旅行会社が4200万元(約6億7000万円)をかけて展望台を建設した。海抜約1450メートルに位置する大石囲天坑の西峰の背に沿って造られ、ガラス展望台から直下の天坑を眺めることができ、深さも613メートルもある。訪れる人は世界でもまれな秘境の絶景を眺めることができる。 展望台は2階建てで、カフェや広い展望台がある。観光客がヘリコプターから天坑を眺めるサービスもある。 楽業県は政府が指定する貧困県の一つで、貧困解消支援地域になっている。1月8日には楽業県内で初となる高速道路が完成し、観光客が訪れやすくなった。今後は地元住民の生活が潤う観光産業を発展させ、貧困の克服を目指す。 ![]() ![]() ウェブコミック「コミック アース・スター」において、2019年3月から10月にかけて連載されたものの単行本版。 女子高校生による登山をテーマにしたものだが、気軽な洞窟探検ということで、3話に渡って大岳鍾乳洞周辺が描かれている。洞内外はリアルな描写で、まるで現地を訪れているような錯覚に陥る。 ・百三十八合目 景色以外の山の恩恵 ・百三十九合目 安全のためのヘルメット ・百四十合目 正しい事だけをやってても・・・ アース・スター エンターテイメント発行。B6サイズ170ページ。定価600円(税別)。電子書籍版594円(税込)。1月10日発売。 購入は書店、オンラインストアhonto、楽天ブックス、Amazon.co.jpほかにて。 ※コミック アース・スター ウェブサイト(ヤノマススメ) ![]() 足元に広がる神秘の世界 海底鍾乳洞、観光活用へ 天城町 昨年5月、鹿児島県徳之島天城町浅間に日本最大級の海底鍾乳洞の存在が明らかになった。水中に広がる神秘的な世界と規模の大きさから、新聞やテレビで度々特集された。放映効果や島の玄関口である徳之島空港に近い立地条件もあって、同地を訪れる観光客は急増。周辺の地下には数百メートル単位の鍾乳洞も広がっており、同町は“足元の資源”を生かした観光誘致の取り組みを進めている。 ■日本のセノーテ 発見者は沖縄県恩納村の水中カメラマン広部俊明氏(54)。1998年に同村で恩納海底鍾乳洞(広部ガマ、総園長約680メートル)を発見した水中探険家の第一人者だ。 天城町での発見場所は浅間地区の海岸から東に約400メートルの内陸部にあり、町民から「陸の中の海」として親しまれている浅間湾屋洞窟(通称ウンブキ)。かつては電化製品などが廃棄される不法投棄場所だったが、町が2011年度から2年間かけて整備。島内入り込み客の約7割を占める徳之島空港最寄りの観光名所として、以前から多くの観光客が訪れていた。 広部氏は18年9月から潜水調査を始め、19年12月上旬までに計11回調査を実施した。洞内は数十センチから最大で幅約50メートルの空間が広がり、最大深度は約40メートル。総延長は1キロ超で、これまで日本最大とされてきた広部ガマを超える規模だ。 広部氏は「とんでもないものを見つけてしまった。世界最大の海底鍾乳洞として知られるメキシコのセノーテに酷似していて、まさに“日本のセノーテ”と呼ぶべき鍾乳洞だ」とその価値を評価する。 ■縄文土器 調査では新種の可能性が高いエビや11年に見つかったウンブキアナゴの水中映像の撮影にも、国内で初めて成功。縄文時代に製作された可能性の高い土器が良好な保存状態で残り、周辺には別の土器も複数見つかった。 地質学に詳しい鹿児島大理学部地球環境科学科の北村有迅助教によると、「鍾乳洞は長い年月をかけ石灰岩が雨水に侵食されてできる。この海底鍾乳洞は約7000年前の気温上昇に伴う海面上昇で海に沈んだと考えられる」との見解を示しており、土器が複数発見されたことで人の居住地として使われていた可能性も浮上している。 町教育委員会は現在、回収した土器の年代測定を行っており、20年中に時期が特定される見込みだ。新種の可能性が高いエビについては今後、環境省と連携した調査を検討している。 ■全容解明へ 海底鍾乳洞は本流が約740メートルあり、その先々で支流が枝分かれしている。想定していたよりも規模が大きく、調査終了は19年度末を予定していたが、次年度以降も継続して行い、一般ダイバーへの公開を目指す。 鍾乳洞の散策は、洞内で直接水面に浮上できない閉鎖環境下での潜水が必要になるため、専門的な技能を持つガイドの同行が求められる。島内にはダイビング業者が少なく、公開に向けて調査と並行してガイド育成や安全なルールづくりを進める。 ダイビング未経験者のために徳之島観光連盟と連携し、洞内の撮影動画を仮想現実(VR)で疑似体験できる体制整備に着手している。町の調査では、ウンブキから陸地側にある民有地の地下には数百メートル規模の鍾乳洞が点在しており、観光客らが気軽に洞窟探検を楽しめる体験プログラムを作成する構想も描く。 町商工水産観光課は「メキシコのセノーテには諸外国の富裕層が訪れており、国内外の観光客がウンブキを目当てに来島する可能性がある。全容解明へ調査しながら、利用調整などのルールをつくることで、多くの人に親しんでもらいたい」としている。 ※一般社団法人徳之島観光連盟ウェブサイト(ウンブギ) ![]() 島根県松江市の観光洞「竜渓洞(大根島第二溶岩隧道)」に4月1日より、有料ガイドが登場することが分かった。 これまでは島根県自然観察指導員に事前連絡、無料で案内していたものが有料化となる。1回1名につき200円。中学生以下は無料。1回約40分。ガイドなしでの入洞は無料。 溶岩洞である「竜渓洞」は1933(昭和8)年に道路工事で発見。1935(昭和10年)には国指定天然記念物に指定されており、キョウトメクラヨコエビやイワタメクラチビゴミムシの棲息が確認されている。 なお、付近には「幽鬼洞(大根島の熔岩隧道)」もあるが、こちらは洞内崩落の危険性から、松江市役所歴史まちづくり部まちづくり文化財課が許可した学術調査等のみの入洞となっている。 ※松江観光協会 八束町支部ウェブサイト(溶岩トンネル) |
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