タイトル 地底旅団ROVER元老院第95回CAVING
サブタイトル 第44次内間木洞調査委員会プロジェクト at 山形村・内間木洞
分 類 合同・ファン・調査(測量)ケイビング
入洞洞穴 内間木洞
日 程 2003年2月7日(金)〜9日(日)
参加者 千葉、菊地敏雄、山口泰史、松本力、小熊悟、岩渕千恵美(以上、東山ケイビングクラブ)、柳沢忠昭(日本洞穴学研究所)、佐々木清文(岩手県埋蔵文化財センター)、木崎裕久、松澤亮、小池純、林剛、岡村聖子、平井純子(以上、東京スペレオクラブ)、小林日、戸田聡(以上、亀戸ケイビングクラブ)、伊藤隆夫(パイオニアケイビングクラブ)、宮崎哲(富士山火山洞窟学研究会)、湊正代(早稲田大学探検部OG)、鈴木知昇(愛媛大学探検部OB)、浅井里佳(大阪市立大学探険部OG)、山口文恵(九州大学探険部OG)、宮崎朋彦、槇島啓子(以上、明治大学地底研究部)、西田智信、Bertram Pamminger(以上、立教大学探険部)、金子雅一(法政大学探検部)、西澤知宏(京都大学探検部)、Richard Vaughan(National Speleological Society)、Thomas Sipal Kodiak、長野志保、久池井豊、長島生(以上、無所属) 以上33名
1995年から「東山ケイビングクラブ」を中心に行われている内間木洞調査委員会プロジェクト、今活動日程は2月8日(土)〜11日(火)である。恒例の「内間木洞氷筍祭り」にあわせて、マスコミ発表及び案内を目的として企画された。


7日22:00、東京組は3台に分乗して一路内間木を目指す。暖冬のせいかチェーン規制もなく盛岡通過、順調なアプローチである。
しかし、国道281号線において前走するトラックに追い越しをかけたところ、千葉車が時速80qの大スピン。雪壁に突っ込んだだけで済んだが、後続していた小林車によると、あと10数pでトラックに接触するところであった。Bertramに「これが神風走りだ」と説明。
8日9:00、内間木集落に到着。地主に挨拶し、宿舎であるプレハブ小屋のセッティングを行う。複数箇所の割れた窓を補修後に休憩、班分けをする。

11:00、活動開始する。千葉・小林・戸田・山口・西田・Bertram・長野は「北洞」におけるマスコミ案内用ルート整備。「久光支洞」〜「空中庭園」にラダー設置、その後に「空中庭園」を楽しんだ。帰路に「うらぎりのホール」〜「さちの間」にラダー設置、最後に「千畳敷」で氷筍撮影を行った。ここ数年で一番の発達である。湊・鈴木・岡村・平井・Thomasは「稲妻洞」でのファンケイビングを行った。

17:00、全員出洞すると、東山組が到着しており、これでほぼメンバーが揃った。

18:00、「べっぴんの湯」にて入泉。その後に夕食、ブリーフィングをして消灯。
9日9:00、活動開始する。小林・戸田らはテレビ局3社、新聞3社のマスコミ案内、J・西田らは怪しい箇所の確認、千葉・山口は「玲奈支洞」測量を行う。
千葉は今回、全く測量するつもりはなかったのだが、前夜ブリーフィングでJさんの怪しい眼が光り、狭洞へ突っ込まされることになった。予備情報としては、10玲奈=約15mの狭洞としか聞かされておらず、取りあえず装備をもって現場へ向かう。洞幅30p・+25度勾配を通過し、更に+40〜60度勾配を登って最奥部へ到着する。洞幅70pが広いと感じるほど狭く、スケッチ板を掲げると前が見えない。とにかくやってしまおうと、ゴソゴソもそもそと測量、12:00完了した。

千葉車は一足先に離脱するため撤収作業、氷筍祭り会場で甘酒や味噌豆腐田楽を楽しんでから、千葉・山口・湊・鈴木・長野は内間木集落を後にした。
内間木洞・北洞・うらぎりのホール 内間木洞・北洞・久光支洞 内間木洞・北洞・空中庭園
コキクガシラコウモリ・コロニー 空中庭園へのアプローチ 空中庭園見学
内間木洞・北洞・うらぎりのホール 内間木洞・千畳敷 内間木洞・千畳敷
マスコミ用ラダー設置作業 2mを越えた石筍 氷のフローストーン


次回はゴールデンウィーク、村依頼の洞内写真撮影や新洞探査、各所上層部アタックが中心となる予定である。(文責 千葉伸幸)

「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2003 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp