タイトル 地底旅団ROVER元老院第90回CAVING
サブタイトル 体験ケイビング12 暗黒空間への誘い at 大滝村・石舟沢鍾乳洞
分 類 体験ケイビング
入洞洞穴 石舟沢鍾乳洞
日 程 2002年10月26日(土)〜27日(日)
参加者 千葉、小園、雨宮、村野、黒田、細野、吉田勝次、近野由利子、五藤純子、谷健一、田口徹 、梅津幸代(以上、Japan Exploration Team)、日高俊平、西川祥恵、村上桃子、高橋亜紀(以上、体験ケイビング者) 以上16名
石舟前地R元発足以来、12回目となる体験ケイビング。今回はボーイスカウト&ガールスカウトの限定体験ケイビングとし、同時にJapan Exploration Teamも洞口案内することにした。


26日17:00、小園・雨宮・村野・スカウト体験者4名は幕営地あずまやに到着する。設営、夕食、ブリーフィング後に消灯する。

23:00、細野合流。

23:30、千葉・黒田合流。すぐさま消灯する。その後、J.E.Tメンバーも現着、消灯した。
石舟沢鍾乳洞・赤龍の間
入洞開始!
石舟沢鍾乳洞・白龍の滝
白龍の滝登攀開始
石舟沢鍾乳洞・白龍の滝
濡れながらの登攀
石舟沢鍾乳洞・青龍の泉付近
段差は踏み台使用
27日6:00、起床・撤営・朝食。我々の朝食はガールスカウト製サンドイッチである。その後、煮込みうどんには見えない煮込みうどん食べているJ.E.Tに挨拶、簡単なブリーフィングを行う。

8:30、先発隊(千葉・J.E.T)は石舟沢出合を出発、洞口へ向かう。少し遅れて後発隊(スカウト体験者)も出発する。

9:10、先発隊が石舟到着。休憩後、千葉はJETを「第2洞口」へ案内し、すぐさま「第1洞口」より「白龍の滝」ビレイセットへ向かう。

10:00、後発隊も「第2洞口」より入洞開始する。「赤龍の間」にて千葉合流、途中キクガシラコウモリ観察を行いながら「白龍の滝」に到着する。体験者は滝登攀に戸惑いを見せるが、ビレイを取って全員通過する。「青龍の泉」「最奥部の泉」を見学後反転、洞口へ向かう。
「白龍の滝」を降りる際、スカウト体験者が高低差におびえてしまったため、千葉は一人一人後ろ向きでフォロー、ずぶ濡れになりながら滝を7往復するはめになってしまった。千葉は撤収、その他は「第1洞口」へ向かった。

13:00、出洞。J.E.Tと共に遅めの昼食をとり、洞口を後にした。

15:00、石舟沢出合にてJ.E.T関西組と分流。J.E.T関東組の谷さん・田口さん・梅津さんと共に丸山鉱泉にて入泉して完全解散となった。


体験ケイビングは予定通り、円滑に行うことができた。
また、クラブ単位としては初合同となったJ.E.Tとは、若い団体同士として今後も交流を深めていきたいと思う。(文責 千葉伸幸)



【体験者の感想】
初めてのケイビングで私は、色々なことに驚きました。
洞窟まで1時間、崩れた木の橋や岩の山道を歩く間、何故こんなに苦労してケイビングをするのかと考えていました。しかし、実際入ると、そんな疑問など無くなってしまいました。狭い入り口を抜けると、暗い空間が広がっていました。壁も天井も一見同じ石なのに形が色々で、見ていて飽きませんでした。だんだん慣れてくると(全身濡れて細かい事が気にならなくなると?)進むのが楽しくなってきたりもしました。出口近くになると、外の光がとても明るく差し込んでいました。それを見たときはとても嬉しかったです。
高いところが苦手な私は、下が見えない所などは怖くて仕方がなかったけれど、とても楽しかったです。(高橋亜紀)

約一週間前に初めて送られてきた計画書を見た時、実は内心ギョッとしていた。理由は簡単、ケイビングがどんなものだか知らなかった(知っていたのは穴もぐるって事くらい)為になんだかよくわからないがやたら本格的そうなそれに尻ごみしてしまったのだ。"事故"?"救助"?"ケイビング保険"?!無事に戻ってこれるのか─?!と前日なんかは本気で心配して"行かない方がいいんじゃ・・・。"なんて思ったりもした。が、行って良かった!と帰ってきた今では思っている。
多分普通のキャンプと比べてかなり楽だったのが1つのポイントだったと思う。行き帰りは車、荷物はほとんど用意してもらった為軽いしテントはやたらと短時間で設営できるドーム型テント(ただし初めての形だったので結構戸惑った)、ご飯を作る時間もさほどせかされず点検もない!あぁ、今日はなんでスバラシイ日なんだと感じたのも決して嘘ではない。
思ったよりも寒くなかったのもありがたかった、ただし夜を除いて。寝る時、最初は全然平気だったのに恐らく黒田リーダー達が到着したであろう頃(外で声が聞こえた)から急に震える程寒くなってきて私にしては珍しく、あまり眠れなかった。いつもどこでもぐーすか寝ちゃうのに・・・。
そして肝心な洞くつについての感想。とにかく一番印象に残っているのは滝。頭では"足をおいてヒョイヒョイっといけば簡単じゃん!"等と考えていたけれどいざやってみると全然思ったようにできない!現実ってうまくは行かないものです。下りはもうほとんど落ちるような形で下りたので何とも言えないけれど上りは下手したらそのまま落ちて流れていきそうな気がしてうまく足が進まなかった。ところで何とか滝を征覇(?)した後ベルト(スワミ?そんな名前だったような全然違ったような・・・)がぐるっと半周位まわってたりウエストよりも上に上がったりしていた。今考えるとコレって結構危なかったのかも・・・?匍匐前進・・・難しかった。中々進めず。これをやっている時はヘルメットが微妙に落ちてきて前が見えず、顔を上げては天井にぶつけていた。出てみたらヘルメット傷だらけ・・・ゴメンナサイ。あと人を踏み台にしたのは申し訳なかった。恐らく彼は大変だったであろう。ごめんね日高くん、でもなるべくすぐ降りるようにはしたつもりだからカンベンして。コウモリ意外とかわいかった。でも写真まで撮られてあのコあの後おちたりしなかったのかなぁ・・・とかちょっと気になったり。何はともあれ無事に出てこれて良かった良かった。
で、今日一番感じた事は"やっぱりリーダー達はすごぃ"ということ。なんというか慣れてるなあと。次いで"リーダー達の会話ってオモシロイ。"、本当におもしろかったです、色々と・・・。皆さま若い・・・。
とにかく初めの方にも書いた通り、行って良かった!むしろ行かなきゃ損だったと思う。きっと今回は体験ケイビングで、かなり楽な内容だったんだろうけど、次に行ったらかなりキツい、なんてことになるかもだけど、それでもまた行ってみたいと思えた。で、ケイビング慣れする位いっぱい行って「ケイビングは私の一部よ(キラリ☆)」みたいに言えたら・・・うーん、カッコイイかも・・・。(Ranger隊 楊貴妃班 西川祥恵)

「愛と美とケイビング」
10月26日と27日に埼玉にケイビングに行った。車で行った。4時間も乗った。それだけでつかれた。ついたら、テントたててごはんたべた。おいしかった。じゃがりこで作ったポテトサラダ最高!!たき火でおいもたべた。夜はすげぇ寒かった。死ぬかと思った。朝も死んだ。着がえてるときに、テントに蹴りが入った。蹴りかえしてみた。だれかと思って後できいたら犯人は千葉リーダーだった。ありえねぇー。朝ごはんたべてどうくつに行った。アプローチの道とかほんと、ありえない。どうくつ行くまえに死ぬかとおもった。どうくつのいり口はせまくて、ほふくぜんしんで行った。つかれた。入ってすぐコウモリみた。さわった。ふさ×2してた。でも、かおはキモかった。つぎはたきだった。ありえないぐらい高かった。だから、ものすごいいきおいで登った。マッハだった。これも死ぬかと思った。登ったら次はおりた。おりる方がもっときけんだった。千葉リーダーがマジだった。かおが、めちゃくちゃしんけんだった。たきおりたら、すげぇさむかった。出口でたらお昼ごはんたべた。また帰りもアプローチの所かえった。しりとりした。
たのしかったけっか・・・。どうくつは、すごいたのしかったぞ。
帰るとちゅうにおんせんに入った。あったかかった。しあわせ!!帰りの車はしぶがきたいのせいであたまいかれた。1回きいただけなのに、あたまからずーっとはなれなかった。これまた、ありえないしね。(村上桃子)

観光用でない洞穴に入ったのは初めてで、コウモリも見られてとてもおもしろかった。洞穴の入り口は狭くてそんなに長いとは思わなかったが、中に入ってみて思ったよりも長く、よくこんなものができたなと感心した。実際にはそれほど長くはなかったのかもしれないが、洞穴に入って結構疲れた。
反省点では滝を登った際に濡れてその後とても寒かったので雨具も着ておくべきだった。(日高俊平)
「活動報告」に戻る 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2002 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp