タイトル 地底旅団ROVER元老院第45回CAVING
サブタイトル 奥多野かんな姫計劃・第7次奥多野ちゃんから穴調査
分 類 調査(測量・生物採集)ケイビング
入洞洞穴 ちゃんから穴(珍空洞、チャンカラ洞)
日 程 2001年2月25(日)
参加者 千葉、細野、宮崎真紀子(東京スペレオクラブ) 以上3名
立処山麓の食事処「木古里」の主、高橋隆氏所有の未測量の洞穴があると聞き、測量許可を得た。
後日調べてみると、1984年に明治大学地底研究部が測量、「群馬県洞穴地域調査報告書 中里村(叶山・立処山)編」として報告してることが分かった。
しかし、当時と比べて国道拡張工事のために洞口が増えており、また縦断面図もなく総延長も約300mとの報告であった。さらに高橋氏の強い要望もあったため、測量対象に十分値すると判断した。

今調査は第1次調査(第26回CAVING)でのホールのスケッチが甘かったため、基線を放射状に延ばしスケッチ補正をするために計画された。また、「くもの巣ホール」上部に見える支洞の探検・測量を行うことにした。


25日10:00、洞内で使用する足場搬入の為、千葉のトラックにて3名乗車で現地に到着する。「木古里」の皆さんに挨拶、お茶を頂いてから洞口へ向かう。

10:30、活動開始する。まず最初に所在地のGPS測定、次にホール「マッシュルーム」の補足測量をする。体制はスケッチ千葉、コンパス宮崎嬢、メ ジャー細野。このホールは外気温に非常に影響されやすく、この時期は氷点下となる。寒さに耐えながら基線13本を放射、無事完了した。
一旦出洞した後、「くもの巣ホール」へ足場を搬入してから、「木古里」へ向かい昼食を取った。

14:00、測量を再開する。まず「くもの巣ホール」+7m地点に見える支洞の確認をおこなう。2間の縦足場を2本ジョイント、垂直に7.2m足場を立てる。それを細野・千葉が交互に登攀、7m足らずだったが追加測量をおこなった。
次に「くもの巣ホール」の補足測量を開始、4本の基線を放射して完了した。その後、千葉はスケッチ補足、細野・宮崎嬢は上層部へ生物採集へ向かう。
40度斜洞「ヘルメット街道」では、細野が吸虫管の入った壺を落とし、やはりヘルメットを落としたときと同じ箇所まで転落、1つ割れることになってしまった。

17:30、出洞。
「木古里」へ挨拶後、帰途についた。
ちゃんから穴・第7洞口 ちゃんから穴・マッシュ間 ちゃんから穴・くもの巣ホール

トラックで現着

ホール補足測量 +7mを登攀

今調査で測量は本当に完了した。総延長475.1m、高低差49.7m、設置ポイントは176ヶ所となった。残るは生物採集、マーカー撤去、清掃である。(文責 千葉伸幸)


「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2001 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp