タイトル 地底旅団ROVER元老院第359回CAVING
サブタイトル レスキュー訓練 at 日立市・大久保の風穴
分 類 合同・訓練ケイビング
入洞洞穴 大久保の風穴(風穴鍾乳洞)
日 程 2018年2月24日(土)〜25日(日)
参加者 細野、小林日、森住貢一、木崎裕久、相場浩輔、黒田朋子、吉澤幸絵、田島大貴(以上、東京スペレオクラブ)、松本力(東山ケイビングクラブ)、山田陽介(東洋大学探検部OB)、田中亮悟(明治大学地底研究部)、吹上優芽(東京農業大学農友会探検部)、吉田研一(無所属) 以上13名
ケイビング活動の安全について考え、マイナーアクシデントを想定し、セルフリカバリー/レスキューを行えるよう、東京スペレオクラブ主催で企画された。
今回の訓練では、1日目に洞窟外で担架搬送練習とサバイバルポイント作成、2日目に洞内で担架搬送練習を行う。
細野は2日目の洞内横穴担架搬送練習のみ参加した。


24日21:00、細野は自宅を出発。外環自動車道路・大泉ICから乗り、常磐自動車道・日立南太田ICで降りて国道6号線を北上。

23:40、「ローソン 日立相賀町店」にてビールとつまみを購入。

23:55、日中より活動しているメンバーが宿泊する「会瀬青少年の家」の駐車場に到着。車中泊準備を整え、ビールを飲む。海沿いで潮風が冷たく寒い。

24:30、消灯するも寒い。寒さで2時間おきに目が覚め、トイレに行くもの躊躇う。

25日5:50、起床したところに松本が到着。

6:30、宿泊組が食堂で朝食をとっているところに挨拶。宿泊施設の洗面所を利用し洗面を行い、ロビーで温まりながら待機。

7:30、全員集合。班分け発表。駐車場にて装備確認と準備。森住さんは帰京。

8:00、「会瀬青少年の家」を出発。途中、コンビニで昼食を購入。

8:30、「大久保の風穴」に到着。着替え等の活動準備。

9:00、活動開始。 リギング班は11:00までにレスキューリギングを完了するように告げられる。
六畳の間リギング班はPL吉澤・木崎・相場・細野。吉澤が鉄梯子上のロワリング・システム、細野が降り口手前5mより吉澤リギングに繋げるリギングを行う。
洞口リギング班はPL黒田・松本・山田・田島。
搬出班はPL小林・吹上・田中・吉田。吉田さんはサバイバルポイントを設置し、要救助者への初期対応をレクチャー。

11:00、ストレッチャーに要救助者(重量級の山田)を乗せ、搬出開始。
「八畳の間」に設置したサバイバルポイントより、ストレッチャーがギリギリ通れる通路を横穴移動させ、「六畳の間」上部に到着。
帆sのリギングポイントに引き継がれ、緩やかな傾斜をロープ確保を取りながら滑らせるように移動。ストレッチャー1/3が竪穴部に出たところで、ロアリング・システムに載せ替え、垂直に方向転換。細野が上部で下降器を操作し、要救助者に負担をかけないよう細心の注意を払い、下降させていく。
「六畳の間」下部に待機している横穴搬送部隊に要救助者を乗せたストレッチャーを受け渡す。ここで、要救助者交代。
吉田さんを乗せた担架は洞口に向かい滑るように移動。事前購入していた昼食は各自、合間を見て食す。
洞口付近に到着。洞口リギング班が設置したロアリング・システムに載せ替え、川までの急斜面を移動させて搬出終了となった。

13:25、活動終了。反省ポイントを思い浮かべながら、片付けと装備洗い。

15:00、現地出発。
ココス 多賀店」にて本日の訓練について意見交換。各自、感じたことを発表して反省点を確認。そんな中、昼食は洞内で済ませていたにも関わらず、全員がしっかりと食事メニューを注文していた。

16:00、全体解散。細野は山田を乗せて、日立太田ICより常磐自動車道を南下。柏ICで降りる。

18:00、JR柏駅にて山田と解散。

19:30、細野は自宅に到着。
大久保の風穴・六畳の間 大久保の風穴・六畳の間 大久保の風穴・洞口 大久保の風穴・洞口
リギングをする吉澤 ロープを確認する松本 担架搬出開始 ビクティム交代


久々の搬送訓練。現場での様々な課題がある中で、一番統一させなければいけないのは指示系統。当たり前のようだが、現場では色々な人が様々な意見を言い放ち、何をすれば良いのか分からなくなる場面も発生してしまう。各現場でのリーダーが状況を把握し、言葉を放つのはリーダーのみ。他の者は指示内容が可能か否かを伝える程度にする必要があると感じた。
今回は参加できなかったが、洞外での基礎講習にも参加し、基本知識を再確認していきたい。今後の訓練活動にも参加していきたいと思う。 (文責 細野誠)


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