タイトル 地底旅団ROVER元老院第205回CAVING
サブタイトル この穴、バラエティ番組で大洞穴になってました at 佐野市・高松沢の穴
分 類 ファンケイビング
入洞洞穴 高松沢の穴(高松沢鍾乳洞)、奥之院(奥ノ院窟)、大日霊窟(大日ノ窟)、大師霊窟(大師ノ窟)、宇津野洞窟(宇津野観音洞)
日 程 2007年11月11日(日)
参加者 千葉、村野て、木嵜、芦田拓郎、浅倉大介、堀本和弥(以上、無所属) 以上6名
高松沢の穴・洞口付近 当初、埼玉県「大ガマタ沢・ケイ谷洞」ファンケイビングを予定していたが、アプローチ林道である市道大滝幹線17号線(旧:中津川林道)が土砂崩れにより通行止め。よって、中止せざるを得なくなってしまった。その代替企画として、地R元としては千葉しか訪れたことのない栃木県葛生地区でのファンケイビングを行うことにした。


6:30、地R元は千葉宅に集合。千葉宅では、村野が柴犬と疾走(散歩)。朝から元気な村野の運転で出発。

7:30、JR浦和駅西口ターミナルに到着。ヘルメットをザックにつり下げて立っていた堀本氏を発見、合流して出発する。

8:00、東北自動車道・蓮田SAにて芦田氏・浅倉氏と合流。朝食の焼きたてパンを購入後、目的地に向かって出発。

9:30、「高松沢の穴」への林道入口に到着。雨が強く降り出すなか準備するが、次第にテンションが下がっていく。芦田氏・浅倉氏はつなぎの上から雨具を着て完全装備の様子。

10:00、林道出発。普段はほとんど使われていないような林道を、千葉の記憶だけを頼りに進んで行く。

10:30、「高松沢の穴」に到着。開口部は想像していたものより大きい。洞口前には石祠があり、汚れを取って刻字を確認すると「黒岩山神社」「明治」という文字があった。写真撮影を行ってから入洞。
主洞を進んで行くと、左奥にも石祠が設置してあった。洞内の祠はまだ新しく見えるが、祠の中には御札などの物は一切無かった。この付近では天井に25匹のコキクガシラコウモリが確認できた。
ここからは上層部ルートを村野・芦田氏・堀本氏が先行。木嵜・浅倉氏は下層分ルートで最奥部のプールへ行くが、引き返して上層部ルートへ向かう。ここで木嵜はカビの生えたグアノ発見。なんでここに!?動物ではここでは踏ん張らないだろうから・・人糞?
浅倉氏がクラックで滑り落ちそうになりながらも、上層部の空間にて全員集合。ここにもコキクガシラコウモリがおり、千葉によるコウモリ講習が行われる。名前の由来、コキクガシラとキクガシラの相違点、生態などを学習。
その後、浅倉氏・芦田氏・堀本氏は上層部を探検。千葉・村野・木嵜は先に下層部へ降りて休憩。上層部から色々な声が聞こえ楽しそうだ。しかし、3人はなかなか降りてこない・・・。しばらく待っていると、上から沢山の小石が降ってくる。上では何してるんだ!?村野が様子を見に引き返す。
堀本氏・芦田氏はあっさり上層部からチムニーで降りてきたが、浅倉氏はとても恐がって降りるのが慎重。その姿は体験ケイビングのときのような生まれたての子鹿であった。

11:00、最奧部のプールに集合。プールには沢ガニが2匹生息していた。どこから現れたのか不思議である。プール奥の空間を探査。色々な支洞を詰めて遊ぶ。
木嵜は一足先に主洞部へ戻り、残りのメンバーを待つ。プールで遊ぼう大作戦開始!最初に戻ってきた芦田氏は、水をかけられ抵抗するが、吹っ切れプールで泳ぎだす。浅倉氏・堀本氏両名は軽い参戦・・終了。やはり、プールの水は冷たくて身体に堪えるなか、ケイビングジャーナルの表紙写真を飾るべく何度も水に浸かる木嵜であった。

11:30、出洞。まだ雨が降っているが林内はとても明るい。

12:00、林道入口に到着。着替えてから市街地へ向かう。

12:30、佐野ラーメンランキング80位ぐらいの葛生駅前「あづま本店」到着。店内は意外に混んでおり外でしばし待機。やっと店内に入って各自ラーメンを注文。佐野ラーメンは、基本的に青竹で打ち、平たく縮れた、もっちりとした食感が特徴とした麺。スープはあっさりとした澄んだ醤油味。美味しい。

13:30、「佐野市葛生町化石館」到着。小規模ながら化石や鍾乳石、鉱物などの展示や日本の石灰岩分布図などもある。隣に隣接している図書館で洞窟関連の文献を探すが、特に見つからなかった。

14:30、「出流山満願寺」到着。ヘルメットやライトを持参しながら、本堂にて参拝。それから、まずは「奥之院」見学。フローストーンに包まれた石筍を御神体とて祀ってあった。
「大悲の滝」で信者が滝に打たれているのを横目に、山道を登って「大日霊窟」へ。意外と空間規模が大きい。洞内は温かく歩くだけで少し汗ばむ。
その後、発見に手間取りながら「大師霊窟」に入洞。いまにも壊れそうな鉄梯子が恐い。浅倉氏以外入洞。洞内ではオオゲジが2匹洞壁にくっついているのが怖い。支洞を詰めていた村野達が写真を撮ると、赤い光が写った。何もないのを確認して1枚、もう1枚と撮ったが、その光は移動しながら写ったのであった。心霊写真?その後、千葉らも撮りに行くが写ることはなかった。

16:30、洞穴絵馬を購入してから「出流本満願寺」出発。

16:45、「宇津野洞窟」到着。閉洞間近なのでマラソン見学。今夏は観光スポットとして盛り上がっていたらしいが、特にものめずらしいものは見受けられなかった。出洞すると、また雨が降り始めた。

17:30、「赤見温泉 公園荘」にて入泉。温泉はすごく清潔感があって、露天風呂もありとても気持ちが良い湯である。

18:30、出発。

19:00、手打うどん「野村屋本店」で郷土食「耳うどん」を堪能。すいとんのようなものだが、味噌味とあいまって美味しい。

20:00、出発。     

21:00、東北自動車道・蓮田SAにて芦田氏・浅倉氏離脱。

21:30、JR浦和駅にて堀本氏離脱。

23:00、千葉宅到着。解散となった。


今回は一日天候が悪かった。しかし、ご当地食をたくさん堪能できとても内容の濃い活動となった。(文責 木嵜ちひろ)
高松沢の穴・プール 大日霊窟・洞口 大師霊窟・支洞
水流部で戯れる木嵜と芦田 大日霊窟(いわや)の洞口 謎の赤い光 感光じゃないから心霊写真?

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