巷の噂(2004年版)

インドネシア、カルスト地帯で新種生物発見(2004/12/22 共同通信より入手)
新種の魚や虫、続々発見 インドネシアの森林で

【アメリカ合衆国・ワシントン発】
 多様な動植物の宝庫として知られるインドネシアのカリマンタン島の森林で、国際調査団が、新種とみられる魚や昆虫、植物などを多数発見したと、調査団を組織した米環境保護団体ザ・ネーチャー・コンサーバンシー(TNC)が21日までに発表した。
 調査団は米、英、インドネシアなど5ヵ国の専門家12人で構成。8月の約1ヵ月間、これまで未調査の石灰岩の洞窟や絶壁の多い「カルスト」と呼ばれる地形の森林4ヵ所を徒歩で回り、生息する動植物を手分けして調べた。
 その結果、鳥類約120種、魚約50種、昆虫約200種、植物約400種などを記録。これまでに少なくとも魚2種、昆虫5種、植物3種が新種と確認され、さらに大幅に増える見通しという。




独国、3万年前の最古フルート発見(2004/12/17 読売新聞より入手)
3万年前・最古のフルート、独の洞窟で発見

 マンモスの牙で作った3万7000〜3万年前とみられるフルートを、独チュービンゲン大のニコラス・コナード博士らが、ドイツ南西部の洞窟で発見した。
 象牙製のフルートが見つかったのは初めてで、人類が作った最古の楽器とみられる。16日、コナード博士らが発表した。
 見つかったフルートは、長さ約19センチ。半円形の断片2つを空気が漏れないようにつなぎ合わせて完成させている。高度な技術が求められる象牙製のフルートは、当時の人類が創意工夫を凝らして音楽を奏でていたことを示している。
 これまでに発見されているフルートは、中が空になっている水鳥の翼の骨に指で押さえる穴をあけただけだった。地層の分析結果から、今回のフルートが最古の可能性が高い。
 どのような音楽を奏でたかは不明だが、研究チームがこれらのフルートの音を試したところ、変化に富む美しい音が出たという。
 約4万年前からヨーロッパに移り住んだ現生人類(ホモ・サピエンス)が作ったとみられる。
 小野昭・東京都立大教授(考古学)の話「象牙をつなぎ合わせる高度な技術が楽器作りの初期にあったとは考えもしなかった。極めて重要な発見と言える」




韓国、洞穴保護を強化(2004/11/28 韓國日報より入手)
ドン江周辺天然洞穴窟管理強化

【大韓民国発】
 ドン江流域の天然洞穴において、生態的保護価値や学術的価値が高い20洞穴に保護施設が設置される。原州地方環境庁は、江原道寧越郡寧越邑ムンサン里「イシムイグル(総延長110m)」など、ドン江流域に分布する天然洞穴の二次生成物が無分別に破壊されたり破壊憂慮が高い洞穴に対して保護施設を 設置する計画だと27日明らかにした。
 江原道平昌郡美灘面「白竜洞窟」、旌善郡新東邑ドックチォンリ「スダルグル」など5洞穴は、該当自治団体で保護施設を設置することにした。また、原州環境庁は2002年から昨年までに、旌善郡旌善邑「ヨングタンリ沃溝」など9洞穴に対して、鉄門と案内板など保護施設を設置したと付け加えた。
 原州環境庁は、ドン江流域71洞穴中20洞穴の詳細調査を実施した結果、2等級洞穴である天然記念物「ハミグル」「ヨンポグル」、寧越「モックグル」など5洞穴は、生態的価値があるが一部破壊されており特別管理が必要とした。
 また、3等級である天然記念物「セムムルグル」「ユジグル」、 寧越「ベトルグル」など8ヶ所も破壊憂慮があるとして調査された。




韓国、済州島溶岩洞などユネスコ登録推進(2004/11/22 東亞日報より入手)
漢拏山・・・チュサンジョル里台 ユネスコ自然遺産推進

【大韓民国発】
 済州島は漢拏山と天然洞窟、火山地形などをユネスコ(UNESCO)指定世界自然遺産に登録するため、今月中に文化財庁を経由して申込書を提出すると22日明らかにした。
 今度申し込む自然遺産は「済州刀子縁由産地の火山地形と天然洞窟」。漢拏山天然保護区域、サングムブリ、巨文オルム窟(溶岩洞ケイブシステム)、ベングドイグル、萬丈窟及び私掘、当処物洞窟、城山日出峯、チュサンジョル里台など計8ヶ所。
 済州島は世界自然遺産登録のために、去年UNESCO関係者と国際洞窟専門家などを招待して現地学術調査を行った。最近では自然遺産実務推進委員会を構成して登録対象自然遺産を定めていた。
 UNESCOは来年、関係専門家の現地調査などを経て、2006年6月世界遺産委員会総会で登録可否を最終決める。
 現在UNESCOに登録された世界遺産は文化遺産582件、自然遺産149件、複合遺産23件の計754件。国内の場合、種苗、昌徳宮、仏国寺及び石窟庵など7件が文化遺産に登録されたが自然遺産はない実情だ。




「白馬洞」が地元自治体へ譲渡(2004/11/15 福井放送より入手)
県内唯一の鍾乳洞 白馬洞を和泉村が譲り受ける

 和泉村にある県内唯一の鍾乳洞、白馬洞を村が所有する会社から譲り受けて活用に乗り出すことになりました。
和泉村箱ヶ瀬の子馬巣谷にある白馬洞は、今から3億6千万年から4億年前に出来たといわれる鍾乳洞です。 
 この洞窟は九頭竜湖の観光スポットとして人気を集め、大勢の観光客が訪れていましたが、鍾乳洞の入口が崩れる危険が生じたため5年前に閉鎖されました。 
 白馬洞は県内唯一の鍾乳洞で、地質学や生物学の上でも貴重とされています。
 また和泉村の前身、穴馬村の名前の由来にもなっていることから、村が鍾乳洞を所有する電源開発の関連会社に譲渡を申し入れ、実現する見通しになったものです。
 村では正式に譲り受けた後保存方法や活用策を検討することにしています。




中国、山東省で新洞発見(2004/11/15 人民日報より入手)
大規模な「地下画廊」を発見 山東省

【中華人民共和国発】
 山東省沂水県院東頭郷の九頂蓮花山で、全長1600メートル余りの鍾乳洞が発見された。洞穴は大規模なカルスト地形にできた割れ目から、百万年単位の年月をかけて形作られたもの。天井の最も高いところは約10メートル、幅は2〜7メートルに達する。天井の低いところからは、鍾乳石が逆さに垂れ下がっている。洞穴は曲がりくねり、あちこちに鍾乳石が林立している。長い間封印されていた同鍾乳洞には、全部で108ヵ所の洞穴が分布し、石筍や石柱を始め、竹や滝、氷河などにそっくりの鍾乳石が見られ、絵巻物のような世界が広がる。人々からは「地下画廊」と呼ばれているという。




「新種人類化石」に反論 インドネシアの考古学者(2004/11/15 共同通信より入手)
【インドネシア共和国・ジャカルタ発】
 オーストラリア・ニューイングランド大の研究者が、インドネシア東部のフロレス島で約3万8000〜1万8000年前の小型の新種人類の化石を発見したと英科学誌ネイチャーに発表したのに対し、インドネシアの著名な考古学者が「新種人類でなく、ホモサピエンスの亜種だ」と反論している。
 インドネシアとオーストラリアの共同研究チームは9月、同島西部の鍾乳洞で、ほぼ完ぺきな頭蓋骨や脚の骨などの化石を発見した。
 オーストラリアの研究者は、成人でも身長約1メートル、体重30キロ前後、脳の容積は現代人の約2割の380立方センチの新種人類「ホモフロレシエンシス」で、ジャワ原人から枝分かれしたとみられると発表。化石は成人女性の可能性が高いとした。
 これに対し、インドネシア・ガジャマダ大の考古学者ヤコブ教授らは、哺乳類が島などの狭い環境に隔離され小型化する「島しょ化」の点ではオーストラリアの研究者と一致したが、脳の容積が小さいのは同島に多い小頭症の結果と指摘した。

※関連記事
10/28 新種の小型人類化石発見インドネシア東部の島





新石垣空港問題、コウモリ保護策で人工洞穴設置へ(2004/11/5 八重山日報より入手)
人工洞設置を検討

 新石垣空港整備事業に伴い、建設予定地周辺に生息する小型コウモリ類の保護対策を論議する「第2回新石垣空港整備に係わる小型コウモリ類検討委員会」が4日、開かれた。事務局の県側は、コウモリ類の緊急避難場所となる人工洞設置などの保護策を検討する考えを明らかにした。餌場の確保に向け、カタフタ山、タキ山周辺の樹林地保全を石垣市に要請する方針も示した。
 この日の委員会では、小型コウモリ類の現状と環境保全措置について事務局の県とコンサルタント会社が報告した。それによると、建設予定地周辺の5洞窟にはヤエヤマコキクガシラコウモリ、カグラコウモリ、リュウキュウユビナガコウモリが生息。このうち2洞窟では出産・子育ても確認された。

※関連記事
5/13 新石垣空港予定地に絶滅危惧種コウモリの棲息地
5/18 新石垣空港問題、絶滅危惧種コウモリへの影響軽視
7/21 新石垣空港問題、コウモリ保護策で人工洞穴検討




観光洞「七ツ釜鍾乳洞」で転落事故(2004/11/2 毎日新聞より入手)
長大女子学生が鍾乳洞に転落、軽傷−西海町/長崎

 7日午後3時半ごろ、西海町にある七ツ釜鍾乳洞で、長崎大探検部一行8人の中の女性(19)が深さ3〜5メートルの穴に転落した。女性は問いかけに答えるなど元気で、佐世保市消防局や大瀬戸署が同夜、救助した。軽いけがをしたとみられる。
 大瀬戸署などの調べでは、探検部はこの日、西海町の許可を受け、一般の人が出入りしない入り口から鍾乳洞に入った。人一人がようやく通れる程度の通路を、下の穴に落ちないように進んでいたが、女性は手足を滑らせ転落したらしい。




韓国、泉谷(チョンゴク)洞窟で黄金コウモリ発見(2004/10/31 朝鮮日報より入手)
東海の泉谷洞窟でツシマクロアカコウモリ発見

【大韓民国発】
 環境部が「絶滅危機種」に指定した「ツシマクロアカコウモリ」が29日午後8時40分、江原道・東海市の都心にある「泉谷(チョンゴク)洞窟」で発見された。
 ツシマクロアカコウモリは体の色が赤く、ホオヒゲコウモリ属のコウモリの中では極めて珍しい。洞窟の中で見ると、オレンジ色の体が黄金のように見えるため、韓国では「黄金コウモリ」という愛称で呼ばれている。
96年6月にこの洞窟の中で1週間ほど天井にぶら下がっているのを発見されたが、洞窟の奥底へと姿を隠していた。
 今回、「ツシマクロアカコウモリ」を発見したキム・ドンヨプ(33/天泉洞窟管理職員)さんは、「この日の夜、2週間に1回ずつ行っている大掃除をし、洞窟から出ようとしたところ、黄色いコウモリが目についたので、追いかけて行って写真を撮った」と話した。
 キムさんは「コウモリたちはほとんどが11月初めから翌年3月初めまで洞窟の中で冬眠をする」とし、「今回発見された手のひら大のこのツシマクロアカコウモリは、冬眠をひかえた状態であったせいか、かなりふっくらしていた」と話した。
 国内では唯一、都心の中にあるこの洞窟は、普段からキクガシラコウモリが30匹以上目撃されており、コオロギの形をしたマダラカマドウマやガロアムシなど、珍しい昆虫や動植物が50種類以上生息しているとされている。




新種の小型人類化石発見 インドネシア東部の島(2004/10/28 共同通信より入手)
 インドネシア東部にあるフロレス島で、約3万8000〜1万8000年前の新種人類の化石を、インドネシア考古学センターやオーストラリア・ニューイングランド大などの共同研究チームが発見し、28日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 島の名から「ホモフロレシエンシス」と名付けられた、この新種人類は成人でも身長約1メートル、体重30キロ前後。現代人の直接の祖先である現代型ホモサピエンスと“遭遇”していた可能性があるという。
 化石が出土したのはフロレス島西部にあるリアンブア(Liang Bua)と呼ばれる洞窟。ほぼ完ぺきな頭蓋骨や脚の骨などが見つかった。歯の状態から成人とみられ、骨盤の特徴から女性である可能性が高い。
 脳の容積はグレープフルーツ大の380立方センチで現代人の約2割。ジャワ原人から枝分かれして進化したとみられるが、脳の容積は半分ほど。顔や歯の特徴は現代型ホモサピエンスに近い。

※Liang Bua is a cave 13 kilometres from Ruteng, which not so long ago cause minor sensation due the finding of rare prehistoric fossils.




鍾乳洞の水を風呂へ提供(2004/10/23 毎日新聞より入手)
鍾乳洞からわき出る天然水で、風呂を無料提供−釜石・鉄の歴史館/岩手

釜石市大平町の市立「鉄の歴史館」は23、24の両日、郊外の鍾乳洞からわき出る天然水で満たした風呂を無料で提供する。製鉄には欠かせない水の大切さを、文字通り肌で実感してもらうのが狙い。22日には風呂を沸かす近くのホテルに、天然水4トンが搬入された。
 同市鈴子町を主会場に開かれる「釜石まるごと味覚フェスティバル」の一環。釜石は幕末期に日本で初めて、鉄鉱石を原料に洋式高炉で鉄が作られた。当時、水は高炉に風を吹き込むフイゴの動力源となり、その後は冷却用に使われた。
 国の史跡に指定されている橋野高炉跡近くの鍾乳洞からわき出る水で天然飲料水「山華」を製造販売している「八幡総業」(八幡登志男社長)が無償で提供した。煮沸前の源水で、マグネシウムなどのミネラル分をほどよく含んでいるという。
 22日は同館から1キロほどの遊歩道で結ばれた「ホテルシーガリアマリン」(倉田スミ子社長)の男女浴槽に、タンク車で運ばれた天然水がホースでなみなみと注がれた。「肌に優しい水なのでゆっくりと英気を養ってほしい」と浦山文男館長。入浴希望者には同館で抽選により、湯札を配る。両日は同館で開く茶会にも天然水が使われる。




「河内の風穴」入洞規制への動き(2004/10/11 入手)
 滋賀県犬上郡多賀町の観光洞「河内風穴」に、非観光部へのケイバー入洞規制が行われていることが分かった。11日付の管理人よると次の通り。
1.定期入洞している関西地区大学探険部の現役学生のみ入洞可能。OB・OGはこれに該当しない。
2.他大の現役学生は、関西地区大学探険部と合同という形でのみ入洞可能。
3.現在入洞許可している関西地区大学探険部も、将来的には報告書を提出してもらい、入洞許可を再検討する。
4.社会人はイザナギプロジェクト(東京スペレオクラブ主催)調査時のみ入洞可能。
5.現管理人が管理している限り、この条件は変更しない。
 これまでは、退路喪失抑制という観点から入洞経験者が同行が必須条件であった。また、2002年には関西ケイバーによる「非観光部入洞についてのガイドライン」が作成されていた。




北京原人の後頭骨化石、中国国内初公開へ(2004/10/1 朝日新聞より入手)
北京原人の後頭骨化石が初お目見え 周口店

 北京原人の頭蓋骨の後頭骨の化石が9月30日、周口店の北京人遺址博物館で展示された。骨は手のひらに乗るほど大きさで、黄褐色をしている。展示期間は今月14日まで。
 今回展示された後頭骨は、1966年5月4日に発見され、以後ずっと中国科学院に保存されていたもので、日本で展示されたことはあるが、国内では今回が初お目見えとなった。後頭骨は2003年9月に同館で展示された前頭骨とセットになり、同じ人物の骨格の一部を構成していたもの。この後頭骨には、平安保険公司が450万元の保険金契約を結んでいる。
 中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の高星副所長によると、1929年から36年までに、周口店の北京原人洞で、完全またはほぼ完全な北京原人の頭蓋骨化石が5点発見されたが、抗日戦争期間中にすべて行方不明になった。現在、科学研究機関や民間団体、科学者個人が捜索活動が行っているものの、政府部門による組織的な捜索は行われていない。高副所長は「捜索のための専門基金が設立されれば、北京原人の頭蓋骨発見に向けた大きな支援になる」と述べた。




鍾乳洞どう守る 山口県秋芳で全国サミット(2004/9/30 中国新聞より入手)
 鍾乳洞がある全国の自治体が、観光地としての魅力アップに向けて連携を図る第17回「日本鍾乳洞サミット」が29日、山口県秋芳町のホテルであった。北は岩手県岩泉町から南は熊本県球磨村まで7町1村の首長や議長ら約80人が参加。現状や課題、取り組みを報告し合った。
 秋吉台科学博物館の庫本正名誉館長の「鍾乳洞の保存整備と観光振興について」と題して基調講演した。各町村は低迷している観光客の誘致対策や、鍾乳洞の維持管理、情報発信の方法などを説明し、意見交換した。
 参加自治体の中で唯一、観光客数が前年度を上回った昇竜洞(鹿児島県知名町)は、乾燥防止のため地下水をくみ上げて洞内に流す工夫を紹介。サミット初参加の七ツ釜鍾乳洞(長崎県西海町)は、町内の旅館などと提携し、入洞割引券を発行している。「お互いがホームページでリンク集に載せ合うなどして、日本の財産として鍾乳洞の魅力を紹介すべきだ」などと提案した。
 市町村合併の協議を進めている秋芳町や福島県滝根町などの担当者は、観光資源の鍾乳洞を新市の活性化のキーワードとして位置付けたいとの認識を示した。




「縄文洞」が観光スタイルを変更(2004/8/31 入手)
 岐阜県郡上市の観光洞「縄文洞」が、2001年より営業形態を変更していることが分かった。
 「縄文洞」は郡上観光株式会社が経営、「大滝鍾乳洞」とともに1970年に観光化された遺跡洞。古代人住居遺跡「絶句の間」など見どころがあるにもかかわらず、立地条件の負から客足が延びなかった。そのため「大滝鍾乳洞」と差別化、ハンドライト照明のみで観光する「ミステリーツアー」へと形態変更していた。
 詳細は大滝鍾乳洞ホームページへ。




「大山水鏡洞」の総延長が8614m+αに更新(2004/8/25 亀戸ケイビングクラブより入手)
〜沖永良部島で秋芳洞を凌ぐ(日本最大級の)巨大鍾乳洞を確認〜

 2004年8月14日から8月23日までの10日間、鹿児島県大島郡知名町の大山東斜面にて沖永良部島洞窟探検隊(高知大学術探検部、香川大アウトドアスポーツクラブ、東京農大探検部、早大探検部、亀戸ケイビングクラブ合同隊)は総勢14名で大山水鏡洞の調査を行った。その結果、この鍾乳洞が山口県の秋吉台にある秋芳洞(日本第2位の規模を持つ鍾乳洞)を凌ぐ巨大鍾乳洞であることが明らかになった。秋芳洞は洞窟の規模をあらわす総延長(通路の長さの合計)が約8780mであることが公表され、明らかになっている。今回、我々の探検隊が大山水鏡洞を調査した結果、洞窟内部の総延長は計測した部分だけでも8614mあることが判明した。今後の計測により、私たちは大山水鏡洞が総延長9000mを優に超える規模であると予想している。また、洞窟内の解明がさらに進めば、岩手県岩泉町にある安家洞(総延長12736m)に並ぶ日本最大級の鍾乳洞になる可能性もあると考えている。
 総延長が大幅に追加更新されたのは、洞窟内に残されていた未探検通路の解明が進み、更に他の洞窟への接続が確認された結果、前回、今年1月の調査で測量され明らかになっていた空間部分に約3.5kmの測量データが付け加わったことによる。私たちは期間中に大山水鏡洞の探検と調査を行い、また、地元の沖永良部ケイビングクラブに所属するダイバー(山本先友さん)の協力を得ることにより、最下流部にあった水没通路の先にさらに新しい通路を発見した。この通路は別の新しい洞窟(文迷洞・大蛇洞と銘々)に接続することがわかり、ここから先に約2kmの長さの新しい通路を発見した。さらに、大山水鏡洞の最上流部に新しい通路を発見し、その先が別の洞窟「風の吹く穴」(長さ約1km)に接続していることを確認した。次回の継続探検・調査は年末年始を予定しており、総延長はさらに更新される見込みである。
 現在、私たちは測量データを整理し、洞窟内の地図を作成している。近日中に詳細をまとめ、報告書を発行する予定。また、日本洞窟学会の刊行物「ケイビングジャーナル」でも詳細を報告する予定だ。

※亀戸ケイビングクラブ ホームページより転記。その後、総延長8,744m+αmにデータ修正。




日本洞窟学会第30回大会・平尾台大会開催(2004/8/22 入手)
 8月20日〜22日、福岡県平尾台にて、「日本洞窟学会第30回大会・平尾台大会」が開催された。
 全国より約130名が参加。韓国から20名、ハンガリーから3名の洞窟関係者も参加した。
 20日は学術講演会、21日は各巡検及び懇親会が行われ、期間を通してポスター発表や写真コンテストも行われた。




「岩根洞」総延長136mに更新(2004/8/22 入手)
 埼玉県大里郡寄居町「岩根洞」が再調査によって総延長136.7mに更新した。
 調査を行ったのはTeam−Freedomとパイオニアケイビングクラブ。これまで総延長35mとされていたが、2003年9月、Team−Freedom代表:小暮雄樹氏によるディギングの結果、新洞部が確認された。
 新洞部の状態は良く、その様子は報告書「岩根洞調査報告書」を閲覧のこと。問い合わせはTeam−Freedomホームページへ。




沖永良部島「大山水鏡洞」一般公開(2004/8/20 南海日日新聞より入手)
知名町の大山水鏡洞を一般公開

 東京の亀戸ケイビングクラブ(牧野浩典代表)が今年1月14日までに発見した知名町の「大山水鏡洞」が19日、一般公開された。これまで5206メートルとされていた洞窟の総延長は14日からの同クラブ予備調査で6142メートル。公式記録としては南西諸島で最大規模、国内でも安家洞(岩手県)=12057メートル、秋芳洞(山口県)=8700メートル=に次ぐ3番目に長い洞窟になる可能性も出てきた。
 大山水鏡洞は知名町上城から上平川、久志検集落にかけて西側に延びる洞窟。今回の一般公開には18人が参加した。昨年12月30日から4日間の調査では「第二洞」(総延長1468メートル)「水鏡洞」(同1181メートル)、「リムストーンケイブ」(同700メートル)など4洞窟が内部でつながっていることが判明。これに「石井こうもり穴」を加え一つの大規模な洞窟であることを確認した。
 洞窟内には「ケイバパール」「ヘリクタイト」と呼ばれる貴重な鍾乳石や直径10メートルを超える鍾乳石の柱、プール(皿状になった池)に垂れ下がるユニークな鍾乳石など国内では珍しい鍾乳石が多く見られるという。
 同探検クラブはこれまで沖永良部で10数回調査し、インガマゴー、和の穴、半崎大鍾乳洞など総延長が1000メートルを超す大規模な洞窟を発見、内部調査。前回の測量データを基に大山水鏡洞の地図を製作し、調査報告書としてまとめている。同地域では1971年に横浜国立大の探検隊が第二洞を発見。昨夏には同クラブと東海大の合同探検隊がリムストーンケーブを発見していた。
 牧野代表は「大山東側の地下水系を守ることが、島の動植物の生態系を維持することにつながる」と話した。




「青龍窟」でウマの歯の化石、日本洞窟学会で報告(2004/8/19 毎日新聞より入手)
2年前に小6生発見、ウマの歯の化石と判明−きょう、洞窟学会で報告/北九州

 北九州市の小学生が2年前に夏休みの洞窟探検で見つけた化石が、専門家の調査でウマの歯と分かり、19日から平尾台で開かれる日本洞窟学会で報告される。ウマの化石そのものが全国でも10前後しか発見例がない貴重なもので、忘れかけていた「思い出の石」が同じ夏休みに届けてくれたビッグニュース。中学生になった発見者は戸惑いながらも喜んでいる。
 02年8月4日、平尾台にある国指定天然記念物の青龍窟。若松区の藤木小6年だった早川翔一君(14)=現・仰星国際高等学園中等部2年=は、市が企画した「自然探検隊教室」に参加した。入り口から約50メートルの洞口ホールで約30人の参加者と共に座って、東京都立大理学部客員研究員(洞窟学)、浦田健作さん(46)の説明を聞いていた。
 ゾウやイノシシなどの化石が見つかった−−という説明に飽き、土いじりを始めた右手に高さ約5センチ、横約3センチ、幅1センチの茶色い「石」が触れた。手に取ると歯に見える。「化石かも」と考え、浦田さんに尋ねると「調べるので預からせて」と言われ、手渡した。
 それから2年。浦田さんや京都大大学院生の調査で、形状などから同じホールで1950年代にも発見報告があるウマの下あごの臼歯と分かった。早川君の化石の時期が今後分かれば、平尾台にいつから生息していたのかなど、ウマの起源を探る貴重な資料になるという。
 発見場所は浦田さんもかつて調査した所で、この時はたまたま雨水などで露出したらしい。「偶然が重なった。少し悔しいですが」と浦田さん。早川君は発見者として発表論文に掲載される。「手に持っていたのは5分ぐらいだったので、何の話か一瞬ピンとこなかった。珍しいと聞いて、びっくりしました」と笑った。




富士山麓溶岩洞巡検も規制対象に(2004/8/14 毎日新聞より入手)
<青木ヶ原樹海>エコツアーでガイドライン策定

 富士山麓の青木ヶ原樹海で人気のエコツアーを巡り、コケの踏み荒らしなどで生態系への影響が懸念されている。ツアーを実施する民間13団体と山梨県などの関係機関は、ばらばらだった散策のルールを協議し、統一したガイドラインを策定した。観光化された富士山の貴重な自然の保全へ向け、違反行為の監視システム構築やツアー参加者の総量規制の是非が、今後の焦点になりそうだ。
 ガイドラインでは▽樹海内の整備された遊歩道や林道に散策ルートを制限する▽各団体が任意で利用者数の上限を設定する−などを決めた。違反への罰則はないが、「悪質な団体は名前を公表する」という。違反行為の通報体制の必要性を求める声もあり、県などと実施団体は8月下旬にも検討に入る予定だ。
 また、これまでの協議では質の高いガイド養成の必要性も指摘された。ふもとの同県富士河口湖町は養成講座を開き、修了者を町のガイドに認定する試みを始めている。
 富士山で自然観察会を開いている富士山自然学校代表、渡辺長敬(のぶよし)さん(63)=同県鳴沢村=は「もっと規制を厳しくしても良い。ツアーガイドには樹海に理解の深い人材育成が必要だが、違反行為を監視するにも人材が少なすぎる」と指摘している。
 ツアーでは、コケの踏みはがしにより樹木の根が露出して水分吸収が低下し弱ったり、溶岩洞窟へ入ることでコウモリの減少を招くなどの影響が指摘されている。

※富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドラインは富士山ボランティアセンター




クロアチアで世界最大地中断崖発見(2004/8/10 共同通信より入手)
世界最大の地中断崖発見 クロアチア、落差500m

【オーストリア共和国・ウィーン発】
 クロアチア中部ベレビト山地にある洞窟内で、落差が500メートルを超える世界最大とみられる地中の断崖が発見されたことが9日、分かった。同国の洞窟学会がAP通信に明らかにした。
 同学会のアナ・バクショチ研究員は「クロアチアにはほかにも規模の大きな洞窟があるが、この洞窟の断崖は、分かっている限り世界最大」としている。
 同学会の測定では、断崖は洞窟が一定の傾斜で約62メートル深くなった地点から、ほぼ垂直に516メートル落ち込んでいる。洞窟の幅は最大で約30メートル。
 ベレビト山地はザグレブ南西約百数十キロに位置。山地のふもとには森の中に湖沼や川、滝が点在し、大自然が残る風光明美な観光地となっている。




防水デジタルカメラ/現場監督に新製品発売(2004/8/8 入手)
 コニカミノルタカメラ株式会社から工事写真撮影用デジタルカメラ「DIGITAL現場監督DG−4W」が発売された。
28o広角レンズ搭載。現場監督シリーズが誇る耐衝撃性・防水(7級)・防塵(6級)性能を持つ。
 先代モデルである「DIGITAL現場監督DG−2」が200万画素、2.5倍デジタルズームだったのに対し、324万画素、3.4倍デジタルズームとグレードアップしている。
 価格はオープン(77000円前後)

※2004年11月現在、ケイバー購入者情報によると2個体共に洞内では画面の曇りが確認されたとのこと。




コウモリフェスティバル2004in柏崎開催(2004/8/1 入手)
 7月31日〜8月1日、新潟県柏崎市・柏崎市立博物館をメイン会場として、「コウモリフェスティバル2004in柏崎」が開催された。本イベントは「コウモリの会」が主催、今回で10回目となる。
 31日にはコウモリ観察会、1日は「新潟県のコウモリ相」「富山県のコウモリ相」「石川県のコウモリ相」などの講演会が開催され、コウモリ啓蒙活動が行われた。
 次回は山口県内の予定。
 柏崎市は県天然記念物指定・海蝕洞「福浦猩々洞」があり、2万頭以上のコウモリが棲息している。




新石垣空港問題、コウモリ保護策で人工洞穴検討(2004/7/21 琉球新報より入手)
新石垣空港で人工洞窟も検討 県、希少種保護策で

 新石垣空港建設予定地に希少種の小型コウモリ類が生息している問題で、県は人工洞窟の建設を含め保全策を検討していることを明らかにした。末吉哲土木建築部長が県議会「観光振興・新石垣空港建設促進特別委員会」で述べた。
 同空港予定地には県版レッドデータブックで絶滅危ぐ種に指定するカグラコウモリなど3種の希少なコウモリが生息する洞窟が5か所ある。そのうち1か所が滑走路予定地上にあり、末吉部長は「工事でつぶさざるを得ない」として、「人工洞窟を作りコウモリを移すことを検討している」と述べた。
 県は、周辺にコウモリが移動できる樹林なども整備する考え。また、建設工事の影響を受ける洞窟2か所については改修などをし、「コウモリなど希少生物への悪影響を最小限に抑えたい」と話している。

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5/13 新石垣空港予定地に絶滅危惧種コウモリの棲息地
5/18 新石垣空港問題、絶滅危惧種コウモリへの影響軽視




「シムクガマ」で平和学習(2004/7/15 琉球新報より入手)
シムクガマで「洞穴体験」 読谷村の小学生らが平和学習

 村内の小学生らに自然を体験しながら平和を学んでもらおうと、読谷村ふれあい交流館が10日、同村波平のシムクガマで「洞穴体験」を行った。児童とその父母ら約30人が参加し、戦争体験者から話を聞いたり、ガマの中を見て回った。
 シムクガマは沖縄戦中、波平の住民ら約千人が米軍の攻撃から避難した場所。米軍がガマまで進撃し、住民らが混乱に陥る中、ハワイからの帰国者2人が騒ぐ住民らをなだめ、米軍への投降を説得し、約千人の命が助かったことで知られている。
 「洞穴体験」では初めに、沖縄戦時にガマに避難し、投降を体験した知花治雄さん(70)が当時の様子を児童らに説明。知花さんは「戦争が起こると、年寄りや女性、子どもたちと力のない人たちが極限の生活に追いやられる。当時の状況は今でも忘れることはない」と話した。
 その後、児童らは約40分かけて天然の鍾乳洞のシムクガマを見て回った。
 古堅南小6年の山城光樹君(11)は知花さんの体験談に「洞穴の中は真っ暗で懐中電灯を持っていても、岩にヘルメットを何度もぶつけた。戦争中は大変だったと思う」と話した。




洞穴番組「しょうにゅうどう 〜地底の宇宙〜」公開(2004/7/10 入手)
 東京都多摩市「ベネッセ・スター・ドーム」にて、4月17日(土)〜7月10日(土)の期間、洞穴番組「しょうにゅうどう 〜地底の宇宙〜」が公開された。
 全天周映写システム「ナチュラリウム」の使用した番組で、秋吉台の「秋芳洞」「景清洞」「中尾洞」などの二次生成物がスクリーンに映し出された。協力は日本洞窟学会会員、山口大学洞穴研究会部員など。
 会場には観光洞ポスターや竪穴装備を付けたマネキン・通称ケビン君が展示された。




「金武鍾乳洞」熟成古酒、初蔵出し(2004/6/26 琉球新報より入手)
鐘乳洞の古酒が初蔵出し 金武酒造

 金武町の酒造メーカー、金武酒造(奥間尚登社長)は24日、16年間鍾乳洞で貯蔵してきた泡盛「龍」を初蔵出しした。今月から泡盛業界全体で始まった品質表示の自主基準に沿って、従業員が「1988年製造 金武鍾乳洞貯蔵古酒」「16年100%古酒」と記したラベル張りに追われた。
 金武酒造は1988年から泡盛の貯蔵に金武観音寺境内の鍾乳洞を利用するというユニークな方法を取り入れた。鍾乳洞は年平均気温が18度で熟成の条件に適しているという。
 豊川あさみ専務は「20年前から差別化のために、6年以上の古酒は我慢して販売せず、貯蔵に回してきた」と語った。




「五代松鍾乳洞」再オープン(2004/6/18 入手)
 奈良県吉野郡天川村洞川地区の観光洞「五代松鍾乳洞」が、6月1日付けで再オープンした。
 この鍾乳洞は洞口付近の落石危険から、2001年より完全閉鎖となっていたもの。再オープンを機に、従来の観光形式から予約ガイド制となり、一度に4名のみ入洞可能。予約は現地「ごろごろ茶屋」で行い、料金は大人400円。
 また、洞口までは農業用モノレールで往復する方式となった。

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2/11 五代松鍾乳洞、再オープンへの動き





PETZLよりケイビング用ヘルメット新発売(2004/6/14 入手)
 フランスのPETZL社より、ケイビング用ヘルメット「EXPLORER(エクスプローラ)」に続いて「SPELIOS(スペリオス)」が登場した。
 これは同社製ヘルメット「ECRIN ROC(エクランロック)」より140gも軽量である「ELIOS(エリオス)」をベースに「FIXO DUO(フィックスディオ)」をマウント、新製品である14LEDモジュールを組み込んであるもの。カーバイドランプ機台は付いておらず、取り付けの際には要加工となる。 色はオレンジのみ。
 国内販売は秋以降で、希望価格は24,990円(税込)。国内輸入代理店はアルテリア




新石垣空港問題、絶滅危惧種コウモリへの影響軽視(2004/5/18 琉球新報より入手)
<新石垣空港>希少種の影響軽く見ていると指摘

 八重山・白保の海を守る会の生島融事務局長らは17日、県の新石垣空港整備事業の環境影響評価(アセスメント)準備書について環境省で会見し、「希少種コウモリへの影響を軽微に記載している」と指摘。12日付で稲嶺恵一知事あてに「調査結果を無視した準備書は無効。新空港が必要なら候補地選定からやり直すべきだ」とする意見書を郵送したことを明らかにした。
 建設予定地周辺では、5つの洞窟でカグラコウモリなど絶滅危ぐ種3種の生息が確認されているが、うち3か所が埋め立てられる。
 生島事務局長らは、情報公開で入手した2000〜02年度の新石垣空港コウモリ類調査業務報告書を基に準備書を点検。その結果、報告書では「建設で残る2か所の洞窟のカグラコウモリのコロニーが脅かされることは明らか」との記載に対し、準備書は「2か所がコウモリ類に利用されなくなる可能性は低い」と書き直されていることなどを指摘した。
 これに対し、県新石垣空港建設対策室は「途中経過の資料をとらえて、記述内容の変更を指摘するのはおかしい。準備書には、2000〜03年度の調査結果をまとめ記載した」と説明。遺伝子調査や標識調査から周辺のコウモリが広範囲の洞窟を複数か所利用しているとし、「周辺個体群が存続することを環境保全目標としている」と述べた。




「満奇洞」で2年振りに硬貨回収(2004/5/14 毎日新聞より入手)
池の硬貨、2年ぶり回収 観光客が願掛けで投入−新見・満奇洞

 新見市豊永赤馬の鍾乳洞、満奇洞(県指定天然記念物)でこのほど、観光客が願掛けのため洞内の池に投げ入れた硬貨が2年ぶりに回収された。
 延長約450メートル、最大幅約25メートルの洞内には、「千枚田」「山田」「あみだ石」「泉水」と名付けられた四つの池がある。いつのころからかイタリア・ローマの「トレビの泉」を模して、池に背を向け、左肩越しに硬貨を放り込むと願いがかなうと、評判が広まったという。
 2年ぶりの回収になった今回、同市商工観光課の職員ら4人は、胸まであるゴム長を身に付け、懐中電灯で照らしながら硬貨を網ですくったり、素手で拾い集めた。この2年間の入洞者は計約5万3000人。回収した硬貨は計3万7545円だった。さびついているものもあり、日銀で鑑定のうえ、市社会福祉協議会に寄付される。

※これまでの回収硬貨は、1998年に9万6383円分、2002年に4万2639円分。いずれも市社会福祉協議会に寄付されている。




新石垣空港予定地に絶滅危惧種コウモリの棲息地(2004/5/13 毎日新聞より入手)
<希少コウモリ>新石垣空港の建設予定地に生息地

 沖縄県が計画している石垣島の新石垣空港の建設予定地に、絶滅の恐れのある3種のコウモリが生息する洞窟が3ヵ所あり、計300匹生息していることが、環境影響評価(アセスメント)準備書で分かった。日本自然保護協会(田畑貞寿理事長)が12日、発表した。同協会は「希少コウモリの生息環境の破壊は重大な問題だ」としてアセスのやり直しを同県知事に求める一方、空港の建設予定地の変更も求める。
 準備書によると、建設予定地と周辺には5ヵ所の洞窟が存在し、ヤエヤマコキクガシラコウモリ、カグラコウモリ、リュウキュウユビナガコウモリの3種が生息している。いずれも環境省のレッドリストで、近い将来絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に指定されている。イリオモテヤマネコやヤンバルクイナと同じランクに属する。
 意見書について同会は、生態調査が不十分で他の生息場所があることを根拠に希少コウモリの生息環境を破壊するのは非科学的、隣接する他の2ヵ所の洞窟の保全策がない、対処策としている人工洞の有効性は未確認などと批判している。
 譜久島哲三・同県新石垣空港建設対策室長は「残る2ヵ所の洞窟の方がコウモリの生息数が多いなど、大きな問題はない」と話している。




「龍河洞」で日本酒“熟成” 酒瓶1170本を搬入(2004/4/22 高知新聞より入手)
 香美郡土佐山田町逆川の龍河洞で21日、洞内で貯蔵する日本酒の搬入作業が行われ、酒瓶1170本が運び込まれた。
 龍河洞内の気温は年間を通じて16度前後と変化が少なく、酒の貯蔵には最適。南国酒販協同組合(中村隆之理事長)が「洞窟貯蔵酒」として4年前から生産、「口当たりが優しく、まろやかな味」と好評という。
貯蔵場所は観光コースから外れた「ゆるぎの間」。組合員13人が狭く細長い空間をはうように歩き、酒瓶の入ったケースを慎重に運んだ。
 1年ものは龍河洞の龍王神社大祭の11月6日、3年ものは18年の同日に搬出する。
 貯蔵酒は同町と赤岡町の蔵元3社による「龍の舞」「龍の夢」「龍の郷(さと)」の3種セットで販売。1年貯蔵は720ミリリットル入り5250円、1.8リットル入り1万500円。3年貯蔵は720ミリリットル入りのみで1万500円。問い合わせは南国酒販協同組合(088−863−2790)。




南ア洞穴で人類最古の装身具発見(2004/4/16 共同通信より入手)
最古の装身具、南アで発見 7万5千年前の貝殻ビーズ

【アメリカ合衆国・ワシントン発】
 人類最古の装身具とみられる約7万5000年前の貝殻ビーズを南アフリカの洞窟で発掘したと、ノルウェー・ベルゲン大のクリストファー・ヘンシルウッド教授ら欧米の研究チームが、米科学誌サイエンスに15日発表した。
 これまでに見つかった最も古い装身具は約4万数千年前のビーズで、今回のビーズはそれよりも約3万年古い。現生人類である新人(ホモ・サピエンス・サピエンス)が比較的早い段階で、装身具使用の前提となる抽象的思考を獲得していた証拠として注目される。
 貝殻が出土したのは南アフリカ南部のインド洋岸にあるブロンボス洞窟。中期旧石器時代の地層で約40個が数個から十数個ずつまとまって見つかった。1センチ以下の豆粒大で濃いオレンジや黒色。どの貝殻もほぼ同じ位置に穴が開けられ、こすれたような跡もあり、糸などでつなぎ身に着けていたとみられる。




本部町案内図「カルスト浪漫」完成(2004/4/11 琉球新報より入手)
<本部町>カルスト楽しむ浪漫マップ完成

 独特の地形をした本部町山里一帯のカルストを楽しんでもらおうと、周辺で喫茶店などを営む人たちが地域の案内図「カルスト浪漫」を完成させた。各店舗や役場などで配布する。
 地図には、山や植物などの自然とともに、喫茶店や工房、博物館などの場所と紹介が書き込まれている。この地図は、地域での採石計画が問題となった2001年、山に親しんでほしいと第1弾を作製。これが好評だったため、新しくできた店など20軒の情報を盛り込んで、前回の2倍の3万枚を印刷した。
現在、採石は行われておらず、地域を国定公園にする話も進められているが、法的にはいつ始まってもおかしくない状況だという。まとめ役の知念幸恵さんは「地域のことを忘れてほしくない。山は季節や時刻によっていろんな表情を見せるし、すてきなお店もたくさんある。コーヒーやおそばを食べながら、ゆっくり楽しんで」と呼び掛けている。




天崎鍾乳洞トンネル完成は平成16年度へ(2004/4/6 入手)
 掘削工事中に洞穴が発見された高知県土佐市の天崎鍾乳洞トンネルは、平成16年度(平成17年3月)完成を目指していることがわかった。
 当初の予定では、平成15年度の完成を目指していたが、工法選定や洞穴保全方法、予算等の関係もあり遅れたもの。
 なお、洞穴の公開方法は未定で、関係機関及び地元住民と協議し決定する予定。




愛媛県西予市が誕生(2004/4/1 入手)
 「平成の大合併」に伴い、4月1日付けで西予市が誕生した。
 同市は東宇和郡明浜町、宇和町、野村町、城川町および西宇和郡三瓶町の5町が合併し誕生。人口は約4万7000人となり県内7番目。面積は約514平方キロで、県内で最も広い市となった。
 旧野村町には羅漢穴や竜王洞、旧城川町には「穴神鍾乳洞」「黒瀬川鍾乳洞」などがあり、四国カルストの一部が含まれる。




メキシコ洞内拘束事故が国際問題に(2004/3/26 時事通信より入手)
遭難事故が国際問題に=英軍、「探検」口実に無断で訓練?−メキシコ

【ブラジル連邦共和国・サンパウロ発】
 メキシコの洞窟で探検中に遭難した英国人グループの一部が、実は兵士だったことが判明し、両国の国際問題に発展している。
 国営メキシコ通信などによると、この一団は13人で、約2ヵ月前から中部プエブラ州に広がる世界最大規模の洞窟地帯を探検。18日になって、洞窟内の水位上昇により6人が閉じ込められてしまった。
 ところが、このうち4人が英軍に所属していることが判明。メキシコのフォックス大統領は「外国軍が勝手に訓練をしている」とカンカンに。24日、英政府に説明を求める書簡を送る騒ぎになった。
 英国側は「ただの科学調査だった」と火消しに躍起になっている。当の兵士らは無事で、一部が25日夜、メキシコと英国の合同救助隊に助け出された。




「青龍窟」でクリーン大作戦(2004/3/21 入手)
 3月21日、平尾台自然の郷主催「クリーン大作戦・地下の部」が実施された。参加数はボランティアと一般来訪者あわせて約50名。
 この催しは定期的に行われる一般人参加型イベントの一つ。前週14日「地上の部」に続いて「青龍窟」内のゴミ拾いを実施、洞口ホールを中心にタイヤ・瓶・缶などが回収された。ゴミ搬出総量は洞穴付近もあわせて軽トラック1台分。




新洞発見トンネル、正式名称は天崎鍾乳洞トンネルに(2004/3/16 入手)
 2001年11月、掘削工事中に新洞が発見された高知県土佐市高岡町丁天崎・県道39号線トンネルの正式名称が天崎鍾乳洞トンネル(延長109m)となったことが分かった。




稲垣吾郎版・金田一耕助、第2弾は八つ墓村に(2004/3/11 入手)
 フジテレビは11日、プレミアムステージ3時間ドラマ「犬神家の一族 〜誰も知らない金田一耕助〜」の会見で、今秋にも第2弾として「八つ墓村」を製作することを発表した。
 重要な舞台となる鍾乳洞がロケになるかスタジオセットになるかの説明はなかった。
 八つ墓村は横溝正史が1949〜51年にかけて発表した探偵小説。これまで3回映画化、2回連続テレビドラマ化、4回単発テレビドラマ化され、今回は片岡鶴太郎版に次ぐ9年振りの単発テレビドラマ化となる。




「質志鍾乳洞」が京都府指定天然記念物へ格上げ(2004/3/11 入手)
 京都府教育委員会は11日、府文化財保護審議会(上田正昭会長)の答申を受け、府指定・登録文化財と文化財環境保全地区計15件を新たに決定した。
 天然記念物指定を受けた「質志鍾乳洞」は瑞穂町に開口する竪穴石灰洞で、すでに町指定天然記念物(1994年3月1日付)となっており、このたび格上げされた形となる。 
 鍾乳洞は1993年から観光洞として公開、総延長約120メートル、深さ約25メートル。2億数年前の原生動物フズリナの化石や洞穴性昆虫なども発見されており、学術的価値が高いとされている。




「秋芳洞」が一部バリアフリー(2004/2/24 毎日新聞より入手)
 国の特別天然記念物に指定されている東洋最大規模の鍾乳洞、山口県秋芳町の秋芳洞が一部バリアフリー化され、車椅子での見学が容易になった。
 洞内は高さ30メートル、幅20メートルの空間に鍾乳石が織り成す景観が広がる。うち約1キロが観光ルート。落石防止のため、町は02年11月、入り口の桟橋改良に着工。併せて遊歩道のスロープ化や歩道拡幅のバリアフリー化にも取り組み、今年1月末に完成した。総工事費は約1億3000万円。
 これまでは4、5人がかりで車椅子を持ち上げるか、洞の途中のエレベーターで洞内に降り、その周囲を見る程度しかできなかったという。今回の改良で、入り口から約400メートル先の「広庭(洞内富士)」まで楽に行け、世界一の石灰華段丘で人気スポットの「百枚皿」も見ることができるようになった。
 秋芳町観光商工課は「エレベーターと併用すれば、観光ルートの約半分は見ていただける」と言う。




韓国学生が天崎鍾乳洞トンネル工事を視察(2004/4/1 入手)
 2月17日、韓国晋州(チンジュ)産業大学・土木工学科(夜間部)の学生・教授17名が、交流事業の一環として、高知短期大学の学生・教授とともに天崎鍾乳洞トンネルを訪れ、トンネル内の鍾乳洞を見学した。
 このトンネルでは2001年11月、掘削工事中に洞穴が発見。洞穴を保存しながら安全面も確保するということで完成が遅れている。




「仲原鍾乳洞」再オープン(2004/2/23 宮古毎日新聞より入手)
神秘的世界 満喫できます/城辺町・仲原鍾乳洞公開へ

 城辺町仲原にある鍾乳洞が今年4月にもグランドオープンする。この鍾乳洞の所有者である上里勝哉さんが現在、一般公開に向けての準備作業を進めているが、昨年12月からプレオープンとして時間限定の公開ほか、地元泡盛の貯蔵(有料)を受け付けている。すでに口コミやインターネットで鍾乳洞の存在が知られており、観光客らも訪れて神秘的な歴史空間を楽しんでいる。
 鍾乳洞は直径約30メートル、深さ約15メートルの竪穴の底部にある。洞穴は「仲原洞」と呼ばれ、全長265メートルの横穴式。平均幅は8メートルで、最大幅は26メートルにも及ぶ。高さは最も高いところで12メートルある。年間を通した平均気温は19〜20度。
 この鍾乳洞は昨年12月からプレオープンとして時間限定の一般公開(有料)を開始している。時間は午後2時から午後6時まで。
 泡盛の貯蔵も受け付けている。鍾乳洞内部は外気に左右されない温度管理と遮光により、古酒作りには最適な場所とされている。貯蔵料金は貯蔵する年月に合わせて設定されているが、貯蔵する酒は地元の銘柄に限る。
 上里さんは「鍾乳洞に入ると不思議な世界を満喫できる」と鍾乳洞の魅力を語った。さらに「古酒作りにも適しているので思い出づくりと合わせて酒を寝かせてほしい」などと話した。
 これまであまり知られていなかった鍾乳洞が公開されることで、宮古の観光名所としても脚光を浴びそうだ。

※本洞穴は「アブチャ洞」といい、「仲原洞」として観光化されていたが1980年には放棄されていた。




「五代松鍾乳洞」再オープンへの動き(2004/2/11 入手)
 奈良県吉野郡天川村洞川地区の観光洞「五代松鍾乳洞」が、再オープンに向けて動き出している。
 この鍾乳洞は洞口付近の落石危険から、2001年より完全閉鎖となっていた。しかし、これまでの個人経営から洞川財産区経営(入札制)へ移行したことにより、今春再オープンを目指すこととなった。
 落石危険性に関しては様子を見ながら現状のままの営業となるが、2004(平成16)年度にも落石防止工事が実施される予定で、その際には一時的閉洞という可能性もあるという。
 また、不評であった徒歩15分の登山道アプローチを解消すべく、洞口まで農業用モノレールを設置することになった。




チョコQ食玩にキクガシラコウモリ登場(2004/2/4 入手)
 株式会社タカラより発売中の菓子「チョコQ」日本の動物シリーズ第8弾(全21種)にキクガシラコウモリが登場した。製作は食玩最大手の株式会社海洋堂。
 海洋堂初の洞窟性蝙蝠であるbP93キクガシラコウモリは洞穴天井部よりぶら下がっているモデルで、休眠・冬眠状態ではなく活動体勢。
 これまで海洋堂では「チョコエッグ」日本の動物コレクション第2弾/bO39ウサギコウモリ、日本の動物コレクション第5弾/bP37ダイトウオオコウモリ、「チョコQ」日本の動物シリーズ第6弾/bP54クロアカコウモリ、「週刊日本の天然記念物」動物編/bP9ダイトウオオコウモリの全4種5モデルの翼手目を発売している。
 なお、本体チョコレートはストロベリー味となっており、不可思議なテイストに仕上がっている。




「安家洞」総延長12,736mに更新(2004/1/23 岩手日報より入手)
安家洞の精密地図作製 探検NPO

 岩泉町の安家洞の測量を続けている民間非営利団体(NPO)法人・洞穴探検協会(事務局東京)は、精密な洞内地図を作製した。1992年から12年間に及ぶ調査で総延長は12.736キロに達することが判明し、国内最長記録を更新。新発見した洞穴も加え、国天然記念物の学術的な価値を高めた。
 洞内地図は縮尺250分の1の平面図で、すべて広げ合わせると33平方メートル(20畳)ほどになる。主洞と支洞の形状を明らかにし、洞の高さや盤面の傾斜を書き込んだ。
 鍾乳洞に点在する▽つらら状の鍾乳石▽たけのこ状の石筍▽壁面が滝状のフローストーン−などを色分けして網羅。落盤や土砂の堆積(たいせき)状況も示した。
 主要な洞の縦断面図も作製し、最大の高低差は165メートル。人がようやく通れる幅50センチ未満の細い支洞もある。水没した鍾乳洞2ヵ所も潜水調査して地図化した。
 従来の洞内地図は、愛媛大の山内浩教授が61年まで3年間学術調査した総延長8キロの図面がある。洞穴探検協会は測量し直し、延べ5キロ近い新洞の発見によって安家洞の全容をほぼ解明した。
 12年間の調査は同協会の前身ジャパン・ケイバーズ・クラブUの会員が担当。洞内調査は延べ1000日近くに上った。
 今季も17日まで、理事長の山内正さん(52)=愛媛県松山市、会員の稲垣雄二さん(41)=静岡県浜松市=らが地図完成に向け、補充調査を続けてきた。山内さんは「1日10時間かけても2メートルしか進まない日もあった。安家洞の未知の魅力にとりつかれ、地図を記録しなければと思った」と充実感に浸る。
 同協会は岩泉町の関係者に地図の概要を報告するほか、印刷保存を検討している。

類例見ない地 独立行政法人産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の丸井敦尚主任研究員(地下水学)の話
 安家洞の地底環境や水流の様子などが詳細に書き込まれ、類例を見ない鍾乳洞地図だ。国内最長の鍾乳洞でこれだけの図面を作製したことは、他の模範となるだろう。複数の洞穴の新発見を生んだ探査能力も評価したい。

安家洞
 岩泉町安家のジュラ紀石灰岩に発達した鍾乳洞。75年国天然記念物に指定され、一部を一般公開している。愛媛大が59−61年学術調査し、総延長8キロを確認。ジャパン・ケイバーズ・クラブU(後の洞穴探検協会)の92−04年調査で総延長は約12.7キロに更新、洞南側の山内新洞(1.1キロ)、北側の砂山連洞(1.4キロ)を発見した。総延長2位は山口県の秋芳洞8.7キロ。




南西諸島最大の鍾乳洞発見(2004/1/15 南海日日新聞より入手)
 知名町の上城から上平川、久志検集落にかけて洞窟探検を行った東京・亀戸ケイビングクラブ(牧野浩典代表)は14日までに、知名町の同地域で大規模な鍾乳洞の存在を確認したと発表した。洞窟の総延長は5233メートルとなり、公式記録としては南西諸島で最大規模。国内でも4番目に長い鍾乳洞となる。同クラブは「大山水鏡洞」と命名。牧野代表(東海大学講師)は「国内では珍しい鍾乳石が多くあり、観光開発としての可能性が大いに期待できる」としている。
 同探検クラブによると、12月30日から1月2日までの4日間、牧野代表をはじめ4人が調査に当たった。過去の探検で発見されていた「第二洞」(総延長1468メートル)、「水鏡洞」(同1181メートル)、「リムストーンケイブ」(同700メートル)など4洞窟を再度調査。4洞窟の内部で新たな通路を次々に発見し、4洞窟がつながっていることが判明。1つの大規模な洞窟であることを確認したという。
 これらの洞窟の総延長は、国内では安家洞(岩手県)=12057メートル、秋芳洞(山口県)=8700メートル、内間木洞(岩手県)=6800メートルに次ぐ。
 洞窟内には「ケイブパール」「ヘリクタイト」と呼ばれる貴重な鍾乳石や直径10メートルを超える鍾乳石の柱、プール(皿状になった池)に垂れ下がるユニークな鍾乳石など国内では珍しい鍾乳石が多く見られるという。
 牧野代表は「国内では目にすることができない鍾乳石が多く、観光開発としての可能性が大いに期待できる」「大山周辺の東側斜面はあまり注目されてこなかったが、今回の発見で大規模な鍾乳洞があることを裏付けたことになる」と分析している。
 同探検クラブはこれまでに沖永良部で十数回調査し、「インガマゴー」「和の穴」「半崎大鍾乳洞」など総延長が1000メートルを超す大規模な洞窟を発見、調査している。今回の測量データを基に「大山水鏡洞」の地図を製作し、全容を明らかにする予定。
 同地域では1971年に横浜国立大の探検隊が「第二洞」を発見。昨夏には同クラブと東海大の合同探検隊が「リムストーンケイブ」を発見していた。

※その後、総延長5206mにデータ修正。


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