昔、この洞穴に棲んでいた土蜘蛛(=先住民?)を景行天皇が退治、3つに分けて曽根に埋めたと言われている。明治時代には修行の場とされ、1975年に「白龍窟」、1976年に「ナウマン支洞」が発見された。
洞口は「東洞口(本洞口)」「西洞口」「湧泉洞口」「ナウマン支洞洞口」「田代の岩屋洞口」と5つあり、洞内は「本洞」「ナウマン支洞」「白龍窟」「田代の岩屋」に大別される。
「洞口ホール」には白山多賀神社(等覚寺)の奥の院として御神体(巨大な岩石)があり、青龍大権現豊玉姫が祀られている。
「本洞」下層には「滝不動ドリーネ」から流入する水流があり、著しい曲流現象が見られる。
「ナウマン支洞」からは絶滅種ナウマンゾウやオオツノジカなどの化石が多数出土した。
国指定天然記念物。(文責 千葉伸幸)
白川の里から
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