洞口は陥没孔で、それを下りると奥に続いている通路が見える。溶岩洞のため形状は至ってシンプルで、迷いようのない一本道である。少し狭いところをくぐって、最奥に到達する。ちなみに、狭いといっても四つんばいで歩く程度である。また、洞口付近には珍しい「葡萄状鍾乳石」が見られる。これは溶岩が天井から垂れ落ちる際に固まってできたもので、小さな葡萄の実のような形をしているのが特徴である。
樹海および樹海内の洞穴に入る際には許可がいるので、きちんと段取りを組んで行かなければならない。また、樹海を熟知している人にガイドを頼むのがベストである。
山梨県指定天然記念物。(文責 千葉さち子)
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