日咩坂鐘乳穴

洞穴名	日咩坂鐘乳穴－星穴－大穴（ひめさかかなちあな－ほしあなーおおあな）
別　称	日咩坂鐘乳洞・姫坂鍾乳洞・秘坂鐘乳穴
管理状態	管理洞（許可必要＝新見市教育委員会）
縦断面分類	横穴
規　模	総延長１８００＋ｍ　高低差１８４＋ｍ（近藤純夫編〔１９９５〕：「ケイビング　入門とガイド」より）
洞穴情報	７５２年にこの洞穴を「三尾寺・山門守護神」としてドリーネ頂上に「日咩坂鐘乳穴神社」が祭られ、そこは現在「本宮様の穴」と呼ばれている。８５９年には現在の位置に遷座された。同年、清和天皇が曲薬頭「出雲朝臣峯嗣」に薬石「いしのちち」を採取させたことが三代実録に記されている。現在は岡山大学ケイビングクラブが再測量中。「諏訪洞」に通じているという伝説がある。洞口高は２０ｍと巨大で、洞床は河原のような丸石がゴロゴロしている。２～３ヶ所のフローストーンを見ながら進むと、ゴミで埋没している「星穴」、－８８ｍの「大穴」連結部を通過、「神の池」に到達する。このプールは水没していることが多いそうである。樹根の下がる「神の池」を通過すると、ここからは湿気が帯びており二次生成物も豊富になる。この先は「滑り台」「老人殺し」と呼ばれる段差が現れ、水流に浸かりながら進むと最奥部「地底湖」に到達する。支洞には大石柱があり必見。「神の池」から奥へはケイビング技術と装備が必要。また、「星穴」「大穴」は竪穴なので、不用意に洞口へ近づくことは厳禁。岡山県指定天然記念物（阿哲台の内）。（文責　千葉伸幸）
入洞者	千葉・大池・宮野原
最終入洞日	２００４年１月１日（宮野原）
み　る	日咩坂鐘乳穴神社：「日咩坂鐘乳穴」が御神体。以前は「本宮様の穴」に鎮座され、８５９年に現在の位置に遷座された。普段は神主さんも見えないようだが、正月やお祭り時にはお守りを購入することができる。豊作祈願の神様。
たべる	大衆食堂「ふじや」：国道３１３号沿い、薬師堂。アットホームな感じの食堂で、多少のわがままも快く聞いてくれた。温泉が併設されているので、一風呂浴びてからすぐに晩酌が出来る。℡０８６６－５２－３０６５
いやす	「ほくぼう温泉ふじや」：日帰り入浴施設。７００円。国道３１３号沿い、薬師堂。内湯のみ。どう見ても食堂だが、近づくと温泉も営んでいることが分かる。沸かし湯だが、温泉水を買っていく人がいるほど人気がある。℡０８６６－５２－３０６５

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