タイトル | 地底旅団ROVER元老院第80回CAVING | ||||||||
サブタイトル | 奥多野かんな姫計劃・第7次中里村立処山洞穴調査 | ||||||||
分 類 | 調査(測量)ケイビング | ||||||||
入洞洞窟 | 抜け穴、木古里岩熊の寝床、不二洞 | ||||||||
日 程 | 2002年6月29日(土)〜30日(日) | ||||||||
参加者 | 千葉、雨宮、細野、小園、黒田、細野枝美(嫁) 以上6名 | ||||||||
立処山は1980年に「明治大学地底研究部」によって洞穴探査及び測量がなされているが、地主の話によると未報告の洞穴が多数あるようなので洞穴探査・測量を行うことにした。 また、千葉がオーダーメイドしたPVCつなぎの強度テストも兼ねることにした。 29日23:30、千葉・雨宮・黒田が地主宅へ到着する。テントを張る予定であったが支柱が足りず、急遽軒先でビバークとなる。外は雨・・・。 30日6:00、起床。朝食を取っているところに細野夫妻が到着。別行動を取るため打ち合わせを行う。 その後、地主に挨拶、今回の活動を説明する。 8:00、活動開始。 【測量班】 千葉・雨宮・黒田は「抜け穴」測量へ向かう。 まずは第1洞口(最下部)を測量。次に前回の修正測量を行い、それから竪穴部より上層の測量を行う。体制はスケッチ千葉・コンパス黒田・メジャー雨宮。順調に基線を伸ばすことができた。 その後、最上部の小窓をディギング(許可取得済)、狭洞部を突破する。最上部は基線距離こそ短いものであったが、生物調査的には重要なポイントであった。 16:00、「抜け穴」を出洞後、ついでに「木古里岩熊の寝床」を測量する。数メートルの小穴であるが、命名したとおり熊が冬眠に使っていたという洞穴である。 17:00、下山開始となった。 【細野班】 細野夫妻班は中里村内のヒアリングで得た箇所、上野村乙父沢の周知洞の確認を行う。 その後「不二洞」観光を行い、地主宅へ戻った。 16:00、小園が地主宅へ到着する。ここで細野夫妻と合流、3名で中里村建設課の黒田宅へ向かう。黒田氏とは昨年の中里村「ミュージックサウルス」で面識がある。コーヒーをご馳走になりながら「荒神穴」周辺の土地所有者情報を収集、洞穴自体は国有林であることが確認された。 また、前々からアプローチ道を整備、測量の効率化を図りたいと考えているため、作業道土地所有者を紹介していただいて整備許可を快諾して頂いた。事前に我々の存在を知っていたようであった。 17:30、地主宅に全員集合。孫娘である野々香嬢に2歳祝いをプレゼント、夕食を食べてから中里村を撤収する。 小鹿野町で入泉後にW杯決勝戦を聞きながら帰京となった。 今回の測量は慣れたメンバーであったため効率の良いものであった。「抜け穴」は総延長212.2m、高低差33.9mとなり、「立処鍾乳洞第1洞」よりも大きなものとなった。 次回からは「目玉穴」や「[仮]立処魚穴」を測量する予定である。 立処山の洞穴は現在15洞確認、9洞測量済み。(文責 千葉伸幸) |
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