タイトル | 地底旅団ROVER元老院第349回CAVING |
サブタイトル | 第5次住田町洞穴群調査 |
分 類 | 調査ケイビング |
入洞洞窟 | 龍泉洞 |
日 程 | 2017年3月18日(土)〜20日(日) |
参加者 | 細野、松本力(以上、東山ケイビングクラブ)、小向益男(日本洞穴学研究所)、鈴木雅子(洞窟救助隊) 以上4名 |
岩手県気仙郡住田町には多くの石灰岩帯があり、所々で洞窟が確認されている。東山ケイビングクラブでは1989年と1994年に新洞探査を行い、地元情報のうち半分の新洞を確認、探検を行った。しかし、山を知る方々が高齢となりつつあり、近年は情報を得ることが難しくなってきたことから、2016年から洞窟探査を再び行うことにした。 5回目となる今回の調査では、金ノ倉地区と八日町地区において、既に知られている洞窟の内部探検と測量を行う事を目的に計画された。 また、2016年8月30日の台風10号による災害から約半年が経ち、岩泉町のシンボルでもある国指定天然記念物「龍泉洞」が営業再開することとなった。ボランティア参加者対象に内覧会が行われるとの事で、龍泉洞事務所の方々への挨拶もかねて立ち寄ることとなった。 18日4:30、細野は自宅出発。今回は少人数のため、東北新幹線で北上することとなる。 6:00、JR東京駅にて鈴木さんと合流して新幹線に乗り込む。やはり楽である。 7:40、JR仙台駅に到着。車で迎えに来てくれていた松本と合流。ここから東北自動車道にて北上。 10:00、矢巾PAに到着。「やまなか屋 矢巾PA下り店」にてブランチ。細野はお決まりの温麺。 11:00、盛岡ICを通過。県道455号線をにて岩泉町を目指す。 12:30、岩泉町尼額地区に到着。尼額公民館付近に住む山崎さん宅を訪問するも留守。 岩泉町うれいら通り商店街の肉屋「上あめや」にてパンとかりんとうを購入。 13:00、「龍泉洞」に到着。小向さんと合流。 龍泉洞事務所に挨拶に行ってから入洞すると、洞内照明が変更されていた。光の当て方、足元の照らし方、また明暗がはっきりしていて、以前よりも趣のある照明となっていた。「滝観洞観光センター」への到着時間が決まっていたため、第3地底湖までの往復とした。 14:00、「龍泉洞」を出発。 16:30、住田町の「滝観洞観光センター」へ到着。荷物搬入。 18:00、夕食。風呂。ブリーフィングを行う。 23:30、順次消灯。 19日7:00、全員起床。朝食。ブリーフィング。 8:00、小向・鈴木班が活動開始。 若手に「滝観洞」の魅力を知ってもらおうと、住田町観光課(=観光センター職員)のホリウチさんによる「滝観洞」のプチ探検に洞口&レクチャー。キンノさん(大船渡市)と千葉さん(住田町)は洞内を楽しんだ。 その後は「蔵王新洞」「愛宕神社裏の穴」の確認を行った。 10:00、「金の倉の立穴」確認班(細野・松本)が活動開始。 金ノ倉地区の山狩りを開始するも、「金の倉の立穴」は見つからず、急斜面を昇り降り。水が噴き出している「金の倉の下の穴」と思われる小穴と、その脇にある小穴を確認することはできた。 16:20、山間は暗くなり始めるのが早い。日が傾き始めたため下山開始。 17:00、滝観洞観光センターに到着。鈴木・小向班も到着していた。 17:30、地元の若手さんたちが帰宅。 18:30、夕食はお決まりのジンギスカン。一日山中を歩き廻った同級生2人はたらふく食べて、疲れと、「金の倉の立穴」が確認できなかった悔しさを慰めていた。 23:30、順次消灯。 30日6:30、順次起床。 7:30、朝食。宿舎清掃と片付け。 9:30、「滝観洞観光センター」を出発。小向さんと解散。細野・鈴木は松本車に揺られ、JR仙台駅へ向かう。 13:00、JR仙台駅周辺に到着。昼食は牛タンが食べたいと、「利久 北目町店」にて牛タン定食。 14:00、JR仙台駅にて松本と解散。細野・鈴木は東北新幹線にて南下。 17:00、JR東京駅に到着。解散。 龍泉洞の観光再開が嬉しく思う。観光洞は照明の当て方次第で「こうも見え方が変わるのか…」と実感した。 また、住田町活動では「金ノ倉の立穴」の確認には至らなかったが、事前情報にあった露岩らしき箇所を確認することが出来た。次回活動時にはその周辺を重点的に探査することになる。(文責 細野誠) |
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