タイトル 地底旅団ROVER元老院第297回CAVING
サブタイトル SRT訓練 at 日立市・大久保の風穴
分 類 訓練ケイビング
入洞洞窟 大久保の風穴(風穴鍾乳洞)
日 程 2014年7月5日(土)〜6日(日)
参加者 木嵜、芦田、家崎 以上3名
「大久保の風穴」は総延長504.7m、高低差43.4mの竪横複合洞である。風穴は天神が造ったもので、人間がこの穴に入ろうとすると必ず洞穴の中から風が吹き出してくるという民間伝承がある。洞内には「六畳の間」と呼ばれるホールに古びた梯子など未だ名残が残っており、竪穴の基本訓練やリギング練習する場として、関東ケイバーには身近な洞穴のひとつである。
芦田のリギング技術、家崎のSRT技術の向上のために企画された。


5日18:30、実家から自宅へ向かっていた新車の木嵜車がパンクする。活動中止かと思われたものの、近くのディーラーの助けも借りて「イエローハット 調布店」にてタイヤ交換。ダイハツ車なのに快く助けてくれた「関東三菱自動車販売樺イ布店」に方々には感謝である。

19:30、家崎が新潟を出発。

22:00、東急世田谷線上町駅にて木嵜・家崎合流。「サイゼリア 上町店」にて夕食。

25:30、木嵜宅にて就寝。
6日4:30、起床。準備。

5:00、木嵜車にて出発。

5:40、JR渋谷駅にて芦田合流。
シティボーイ芦田のガイドにより首都高速から常磐自動車道へ入る。天気は快晴、順調に飛ばし、常磐自動車道・日立太田ICにて下道に下りる。

9:00、大久保林道基点にある冨岡産業鰍ノ到着。冨岡さん夫妻にご挨拶。数日前に電話連絡していた所、前日にわざわざ林道の倒木の状態を確認して頂いたそうでお礼を言う。
林道は荒れていたが、大きな倒木は全て撤去してあり、今回は洞口前まで車で移動することができた。
準備していたところ、地元の方からきゅうりを頂く。

10:00、東京スペレオクラブ(中込さん・相葉さん・黒田さん・吉澤さん・篠田さん・島崎さん)と出会いご挨拶。

10:30、地R元は一足先に入洞。東京SCは「六畳の間」での昇降練習チームと、第1ピッチのトラバースリギングチームに分かれるとのことだった。そのため、地R元は第1ピッチのメインルートと第2ピッチのリギングを行うこととなった。
「八畳の間」にて、全員で流動分散の確認をし、芦田が「第1ピッチ」のリギングを行う。
その間、家崎は木嵜とロープワーク(バタフライやラビット結び)の確認や、セカンドの役割等の講習を受ける。実際に芦田のノットを調整してみるも上手くいかない。
下降中にロープが洞壁にこすれているということで、木嵜がダイニーマによるディヴィエーションを設置し、使用方法を全員で確認する。家崎の昇降練習用に木嵜がリビレイも設置

13:00、「第1ピッチ」下にて昼食。その後、約5mの段差「第2ピッチ」を芦田がリギングして「第3ピッチ」手前まで進む。
家崎は「第1ピッチ」にて昇降練習を行う。中腹にてリビレイ通過やチェンジオーバーの練習を何度か行う。ストップからアッセンダーへの切り替えが上手くできず、もたついてしまった。

16:30、出洞して装備洗い。

17:00、東京SCも出洞して帰京。

17:30、冨岡産業蒲lに挨拶。濃厚桃ジュースのお土産を頂く。

18:00、日立おさかなセンター横の「久慈浜みなと寿し」にて夕食。日替わり刺身定食と酢牡蠣を頂く。

19:00、常磐自動車道・日立南太田ICから東京を目指す。

21:20、JR東京駅にて家崎離脱。その後解散となった。


リビレイ通過やチェンジオーバーがスムーズにできず、日頃の練習不足を反省しました。また、洞内でロープワークの確認をするなど、活動前に個人で行うべきことが疎かでした。一回一回の活動を大切に、一緒に来て頂いた方から最大限のことを学べる様に、もっとできることがあったと思います。
次回はリギングに携わりたいです。そのために今自分ができることを精一杯するべきと思いました。(文責 家崎晶)
大久保の風穴・八畳の間 大久保の風穴・第1ピッチ 大久保の風穴・第2ピッチ
流動分散の確認 ディヴィエーションを設置する木嵜 第2ピッチをリギングする芦田

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