タイトル | 地底旅団ROVER元老院第278回CAVING | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サブタイトル | 冬のケイビングツアー at 久慈市・内間木洞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分 類 | 合同・ファンケイビング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入洞洞窟 | 内間木洞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日 程 | 2013年2月8日(金)~11日(月) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加者 | 千葉の、細野、菊地敏雄、松本力(以上、東山ケイビングクラブ)、森住貢一、木﨑裕久、石川典彦、後藤聡、福間美希(以上、東京スペレオクラブ)、藤森真人(JAPAN EXPLORER TEAM)、土田孝之(日本洞窟学会) 、カリム・パチェコ、ソフィア・ウイトロン(以上、MEXICO CAVING CLUB)、松田浩平(早稲田大学探検部)、後藤元子、小池純、小池啓子(以上、明治大学地底研究部OB・OG)、田中瑞樹(早稲田大学)、関博光(岩手県三陸ジオパーク推進室)、後藤貴時、後藤優貴子 以上20名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
岩手県久慈市「内間木洞」は総延長3.13.8m+として国内第5位の規模を誇る鍾乳洞である。一般開放は2月の内間木洞氷筍観察会と7月の内間木洞まつりのみとされ、その他は久慈市教育委員会に事前予約して案内人を付きで入洞するという方法もある。そういった理由でなかなか入洞できないため、鍾乳洞マニアにとっては憧れの地であるようだ。 地R元としては、測量調査に2000~2006年に参加、その後も日本洞窟学会大会や救助訓練などで訪れている身近な洞穴である。 今回は氷筍観察会のサポートガイド、テレビの撮影サポート、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響と推測される崩落岩の除去を目的として企画された。 なお、東山ケイビングクラブによる「冬のケイビングツアー」はかつて恒例であったが、今回は久々の開催であるらしい。 8日22:30、細野がランドクルーザー80にて千葉宅到着。装備を詰み込んで出発する。 23:00、小池宅到着。千葉・細野・小池夫妻が合流し、岩手県へ向けて出発する。 23:30、東京外環自動車道・大泉ICから高速道路に乗り、東北自動車道を北上する。福島県に入ったあたりから雪が少し降り始める。 9日6:00、岩手山SA到着。すると、偶然にも木﨑車と後藤車に遭遇。ケイバーには引き合う何かがあるのか? ここのレストランでゆったりと朝食を取る。かつては少しでも早く洞穴に向かったものだが、いまや洞穴よりも他愛もない談話の方が楽しい。 8:00、岩手山SA出発。安代JCTより八戸自動車道へ入りる。雪は降っていないが、道路上の積雪はかなりある。 9:00、九戸IC通過。一般道を平庭高原方面へ進む。 10:00、「道の駅 白樺の里やまがた」到着。昼食を購入するために隣接する「カントリーマーケット ビックフットガタゴン」へ入店するが、これといったものが無い。「ガタゴンサライ(山形ふるさと物産センター)」へも行ってみるものの、こちらも品薄であった。 久慈市役所山形総合支所(旧:山形村役場)の方へ移動し、「リカーショップ きちや」にてビール、カップラーメン、パン、缶詰などを購入した。 11:00、宿泊所である「内間木洞ビジターセンター」到着。すでに木﨑車は到着、宿舎を暖めていてくれた。 その後は各車が順次到着。1時間後にはほぼ全員が揃った。談笑しながら、薪ストーブの前で各自で昼食。 13:30、各班に分かれながら活動を開始する。 【千葉・菊地・槇島・藤森・松田・田中班】 東日本大震災の影響で崩落、通路をふさいだと思われる岩を除去するため「風寒洞」へ向かう。まずはホール「千畳敷」にて、氷筍を観察する。今年の氷筍は細いが、高さは最大2.6mあり、まずまずの発達のようだ。 あんなに通い詰めた「風寒洞」であったが、千葉・槇島はすっかりルートを忘れていた。あっちを覗き、こっちを覗きしているうちに菊地さんが合流、ルートを教えてもらい、狭洞部「押しの一手」を順次通過する。通路が狭くなったのか、自分が大きくなったのか、通過にやや難ありである。 -5mクラック「死の谷」に到着。前後に昇降用補助ロープを張り、崩落現場へと進む。ここでは菊地さんが御自らハンマーやバールを使って崩落岩に手を入れる。続いて松田・田中が作業を行い、再び菊地さんが補助ロープを使って崩落石除去に成功した。除去作業時間は1時間であった。 その先の通路確認とファンケイビングも兼ねて、風寒洞最奥ホール「あきらめのホール」へ向かった。途中の「水没通路」にはメクラヨコエビが確認できた。 【細野・松本・小池・カリム・ソフィア班】 「稲妻洞」への向かい、「銀河の滝」のロープセットを行った。松本がメインで人工登攀を行ったが、思いのほか手間取り、タイムオーバーとなって出洞となった。 その他のメンバーは久慈市内で食品買い出しを行った。 18:00、出洞。手早く夕食の準備を済ませる。 18:45、各車ごとに「新山根温泉 べっぴんの湯」へ移動。こちらも久々の入泉であったが、小風呂はタイルの改修が行われたようだ。 19:20、温泉を出発。宿舎戻ると、スキーをしてきた後藤一家が到着していた。 20:00、ビールと共に夕食(肉じゃがとソーセージ)。関さんに差し入れして頂いた山ぶどうワインが絶品であった。楽しい夜はあっという間に過ぎていく。 24:00、順次消灯。
10日6:30、後藤・小池組は氷筍写真を撮りに行ったらしい。 7:00、起床。朝食(目玉焼きとソーセージ)。今日は「内間木洞氷筍観察会」当日である。簡単にブリーフィングをして、観察会補助、銀河の滝ロープセット、TV撮影サポートに分かれて活動することになる。 8:00、続々と観察会関係者が到着し始める。調査当時は小国自治会の行事だったものが、山形村行事となり、いまや久慈市の大イベントである。自治会や個人商店、市職員などがそれぞれの屋台の出店準備を進める。 小国自治会は「とうふでんがく」「じゃっこ(ヤマメ)焼き」「手打ちそば」「もちでんがく」、久慈市は「山形村短角牛もも焼き」「まめぶるこ」、その他にもB-1グランプリに出展したという久慈まめぶ部屋による「久慈まめぶ汁」、司郎ピザ店による「手作りピザ」、「岩手産やきとり」「山形村短角牛つくね」「牛まん」「カレー」「フランクフルト」 などなど約15種類。巨大かまくらを作り、無料で熊汁やとうふでんがくを振る舞っていた頃とは大違いである。 観察会は10:00開始なので、各店はそれに向けて準備を進めているが、それではケイバー側は間に合わない。小国自治会や久慈市職員に声をかけ、 フライングで「とうふでんがく」「まめぶるこ」を販売してもらう。 「とうふでんがく」は、固めの豆腐にニンニク味噌を付けて焼いた郷土料理。とくに小国地区のものはニンニクが強くて美味しい。 「まめぶるこ」は、まめぶ(黒砂糖・クルミのはいった小麦粉団子の郷土食)とおしるこを組み合わせたという久慈市山形総合支所産業建設課が開発した新名物。 「山形村短角牛もも焼き」も食べたかったが、まだ焼けておらず、取っておくという言葉を信じて屋台を後にする。100食限定、本当に取っておいてもらえるのだろうか。 9:00、徐々に観察客も来場し始める。道の駅からは送迎バスも出ているようである。テレビ局もNHK盛岡放送局、岩手朝日テレビ、テレビ岩手と順次到着、氷筍の撮影を始める。 【細野・松本班】 「稲妻洞」への向かい、昨日に引き続き「銀河の滝」のロープセットを行った。細野が人工登攀で登るが、馴れていないこともあり、途中で力尽きて松本と交代。滝の落ち口からロープをセットした。 【藤森・松田・田中班】 「稲妻洞」でファンケイビングを行った。 【小池・カリム・ソフィア班】 「風寒洞」でファンケイビングを行った。 【石川・森住・木﨑・土田・福間班】 交代で氷筍観察会のサポートを行った。 【千葉・槇島班】 10:00、「千畳敷」にてテレビ岩手と合流。「銀河の滝」まで蔦アナウンサーと藤村カメラマンを案内する。彼らと共に高級車同等価格のテレビカメラ、軽自動車同等の三脚を搬送。こちらも緊張する。「お化けトンネル」付近でキクガシラコウモリがいたので説明すると、その30秒後には話をまとめてレポート。蔦アナ、プロとはいえ驚きである。 「モルタル坂」入口で菊地さんと合流。「稲妻ジャンクション」「黄金の滝」「第2ヘアピン」と進む。テレビクルーは暗黒・湿気・寒さという慣れない状況であるにも関わらず、音も上げずについてくる。さすがプロである。 「ボンボリ流し」に到着。ムーンミルクを説明すると、菊地さんのガイドで撮影開始。柔らかい鉱物に興味を持ったようだ。 12:00、「銀河の滝」に到着。やっとロープセットを終えたばかりのようである。蔦アナの「銀河の滝の上へ行きたい」というご要望に応え、SRT未経験ということもあり、1/3システムを使って+13mを吊り上げることにした。 13:30、吊り上げ開始。槇島がピッチヘッドでコントロール。滝に打たれながら蔦アナは昇降、いい笑顔とコメントを残した。 15:00、出洞。屋台はひとつ残らずなかった。もちろん、約束した短角牛もない・・・。やっぱり・・・。 着替えながら外を見ると、次々と写真をせがまれている蔦アナがいた。有名人、なのか?慌てて宿舎を飛び出し、「蔦さん、有名人なの? それならそうと早く言ってよ。神輿で連れて行ってあげたのに!」と一緒に写真を撮ってもらった。我々は有名人には弱い。 小国自治会のお婆さんたちが片づけをしながら手打ちそばを食べていたので、1杯ずつ分けて頂く。十割そばも美味しいが、そば汁がこれまた美味しい。煮干し、昆布に加え、地元の椎茸をふんだんに使っているとのことであった。 16:00、各車ごとに「新山根温泉 べっぴんの湯」へ移動。カリムには熱すぎて、満足に湯船に浸かれない様子である。千葉・細野・松本・後藤親子・石川は小さな露天風呂へ入り、文字通り触れあいを楽しんだ。 17:00、菊地・森住・木﨑・福地は小国自治会の打ち上げへ。 その他は夕食の準備をしつつ、飲み会へ突入。ソーセージは食べ続けているので、バジルをふったり牛乳で煮たりて、いかにして別の味にするのかがテーマとなったが、結局はソーセージであった。 18:00、夕食(牡蠣鍋とソーセージ)。 21:00、木﨑・福地が打ち上げから帰ってきた。カラオケなども楽しんだようだ。 千葉は力尽きて最初に消灯。 23:45、菊地・森住が打ち上げから帰還。そのまま、今後の洞窟界について語り合った模様。 26:00、消灯。
11日7:00、起床。朝食はカリムとソフィアがメキシカンブレックファースト(タマネギとトマト入り炒り卵、フリホーレス豆煮)を作ってくれた。なんだかメキシコに行ってみたい。 8:00、全速力で撤収作業。どんどんと片付けて清掃する。木﨑車・福地車は一足先に帰京した。 9:00、「内間木洞ビジターセンター」出発。内間木さん宅に立ち寄るが留守であった。菊地車・後藤車は龍泉洞へ、松本車は海沿いに仙台へ、細野車は盛岡方面へ向かう。 11:30、東北自動車道・滝沢ICよりら高速道路に乗る。 12:30、前沢SA到着。ここでは前沢牛を食べたいが、ステーキはなんと7000円。そこで前沢牛牛丼1200円をチョイスしたが、炒めた牛肉を乗せてある満足のいく味であった。 19:30、途中で事故渋滞100分に巻き込まれたものの、東京外環自動車道・大泉ICを通過。いつもよりも早い帰京である。 20:00、小池宅到着。 21:00、千葉宅到着。解散となった。 目をつぶればケイビングができるほど通い詰めた内間木洞であったが、細部はすっかり忘れていた。まるで初めての洞穴に入ったようで、楽しい活動となった。 また、テレビ岩手のクルーはとても好感のもてる方々であった。残念ながら、放送では「銀河の滝」はカットされていたが、なんとなくでも洞穴の素晴らしさが伝わったのではないかと思う。後に日本テレビでも放送された。 最後に。地R元は蔦京平アナウンサーを応援します。(文責 千葉伸幸) |
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