タイトル 地底旅団ROVER元老院第252回CAVING
サブタイトル 2011年ゲゲゲの初ケイビング at 秩父市・高岩洞
分 類 ファンケイビング
入洞洞窟 高岩洞
日 程 2011年1月3日(月)
参加者 千葉の、村野て、木嵜、脇海道 以上4名
御岳山2号林道終点 2011年の初穴として、−42m、2ピッチからなる竪穴「高岩洞」にてファンケイビングを行うことにした。この洞穴は地R元としては初入洞である。
また、木嵜のリギング訓練、脇街道のSRT訓練も兼ねることとした。


7:00、JR立川駅にて千葉・脇海道が集合。脇街道は集合時間を間違えて30分遅刻である。新年ということで怒られずに千葉車サファリにて出発。

7:15、福生市内の木嵜家にて木嵜合流。

8:00、瑞穂町内の村野家にて村野合流。すぐさま現地へ向う。

9:00、「セブンイレブン 秩父浦山口店」にて各自、昼食を購入。

9:30、秩父市大滝の落合集落に到着。ここから林道御岳山線へ入り、普寛トンネルを経て、林道御岳山2号線を進む。林道はダート+積雪があったが、それを予想しての千葉車であったため問題はなかった。

10:00、林道終点に駐車。工事用重機が3台あったが、正月だけあって工事は行われていないようだ。

10:30、装備を整えて徒歩アプローチ開始。天気が良くハイキング気分で臨んだが、アプローチはアップダウンの連続である。ピークを少しでも巻こうとトラバースしたが、結果的に遠回りに・・・。目標時間45分のところを90分かかってしまう。木嵜曰く、「山は私を呼んではない」との事。

12:00、洞口到着。なかなかいい岩体である。各自食事をとってから準備開始。
千葉がハンドルアッセンダーを忘れたのでタイブロック(緊急用小型アッセンダー)で登ればいいかとぼやいていたが、結局は荷物に紛れていたようだ。本当に忘れていたら良くも悪くもいいネタになっていただろう。
脇海道は1年以上のブランクで装備のつけ方を一から確認。何もかも忘れていた。

12:30、入洞開始。
木嵜がリギングを担当。まずはナチュラルで支点を取り、フリーでも昇降できる3m程度の段差もバックアップ+ビレイロープも兼ねてロープを張る。第1ピッチは−12m程度、第2ピッチは−25m程度。いずれもまっすぐ落とせる井戸状の竪穴であった。第1ピッチ下ではキクガシラコウモリ4頭、第2ピッチ下(最深部)ではコキクガシラコウモリ1頭を確認した。洞内は暖かく、滴下水も無いので快適であった。
最深部において村野が懐に隠し持っていた大福を皆で分けた後、正月らしく洞内正座で記念写真。シュールである。

15:00、出洞開始。デリギングは村野が行う。SRTは降りるのは楽だが、登りは中々疲れるものだ。千葉はフットアッセンダーを使いサクサク登っていた。羨ましいが、地R元の掟によりフットアッセンダーは30歳以上の者しか使うことができない。運動不足がたたり腕は筋肉痛だ。

15:30、出洞。木嵜はバテ気味だったため、一足先に急斜面を登り始めた。

16:00、装備を整えて出発。帰りは急斜面をひたすら登り、尾根沿いのアップダウンを歩き続ける。特に最初の登りはSRTで疲弊した体には結構なキツさである。踏ん張っていたら両足裏の皮がズレてしまい、とても痛かった。普段は登山靴でケイビングに向かうのだが、今回に限ってサイズの合わない長靴を履いてきたことを心から後悔した。

17:00、林道終点到着。装備を積み込んで出発。辺りはすっかり暗く、汗をかいた体はすぐに冷える。林道を高速で下り、まさにサファリコースター。下手なアトラクションより面白い。

18:00、「道の駅 大滝温泉」にて入泉。

19:00、今回の活動はあくまでもご当地B級グルメ「みそポテト」を食べることが最終目的である。しかし、正月タイムのためか販売店各店が閉店。千葉が腹いせに「ヤオコー 秩父上野町」で安売りしていた直径20cm程のメガビッグバーガーを購入し、みなで順番にかぶりいてアッという間に完食。これ以降、脇海道はふてぶてしくも助手席で寝落ち。

20:30、中華料理店「南京亭 瑞穂店」にて夕食。物凄く混んでおりいつまでも待たされたが、ギョーザはでかいし、ご飯のボリュームも上々。軽く反省会を行う。

21:30、順次解散。


本活動は特に問題なくことが進んだ。「高岩洞」はアプローチの悪さが玉に傷であるが、色々な洞穴でSRTを経験するには適していると言える。今回は木嵜にリギングを全て頼ってしまったが、次回は自身もチャレンジしたい。
丁寧に教えてもらい、進学祝いとして竪穴装備を頂戴して大感謝である。 (文責 脇海道卓)
高岩洞・洞口付近 高岩洞・第1ピッチ 高岩洞・第2ピッチ 高岩洞・最深部
洞口付近 第1ピッチを降りる木嵜 第2ピッチ(25m)を下から見る 最深部のフローストーン

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