タイトル | 地底旅団ROVER元老院第243回CAVING | ||||||||||||||
サブタイトル | 耐震工事前巡検 at 裾野市・裾野第二風穴 | ||||||||||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング・観光 | ||||||||||||||
入洞洞窟 | 裾野第二風穴、駒門風穴 | ||||||||||||||
日 程 | 2010年3月21日(日) | ||||||||||||||
参加者 | 千葉の、山崎、本田、立原弘、川村一之、勝間田隆吉、伊東典夫、木崎裕久、宮崎哲、星野誠三、菊地健二、渡辺吉巳、小山啓介、小山氏、伊藤氏、大島氏、光森氏(以上、NPO法人火山洞窟学会)、杉本氏(裾野市役所)、井上氏(裾野市立富士山資料館) 以上19名 | ||||||||||||||
このたび耐震工事が行なわれることとなり、埋設前の巡検に「NPO法人 火山洞窟学会」にお願いして同行させていただくことになった。 7:00、地R元の集合時間に山崎から一報が入る。暴風のため、JR中央線が大幅に遅延しているとのこと。周囲を見渡すと、あちこちの棟が飛び、納屋が崩れ、屋根がそっくり吹き飛んだ家もある。関東では4:00頃を中心に暴風(千葉では瞬間風速38mとも)が吹き荒れたのであった。首都高速道路も一部通行止めのようである。果たして、全体集合時間に間に会うのだろうか・・・。 7:30、千葉と本田が合流。山崎を少しでも早く拾うべく、2駅先のJR国分寺駅へ迎えに行き、そこで無事合流。すぐさま出発する。 8:00、国立府中ICから中央自動車道へ乗り、富士五湖周遊道路を経由して裾野市へ向かう。道路は空いており順調に進む。 9:00、裾野市役所付近到着。朝食を「バーミヤン 裾野店」にて取りながら集合時間まで待機。 10:00、裾野市役所駐車場にて火山洞窟学会の方々と合流。いつも会っている方、久しぶりの方、初めての方にbご挨拶。休日入口にて氏名を書いてから、402号室「地下空洞調査控え室」に通される。 10:30、市役所総務管財室職員により資料が配布、説明がなされる。今回の市役所庁舎耐震工事が決まった経緯、埋設工事に関する事前調査結果、埋設工法、埋設に伴う洞窟保護に関して丁寧な説明をしていただいた。建物地下に洞窟がある地上5階の建物の耐震工事(免震構造)は日本初であり、建物移転できないのであれば、洞窟を埋設せざるを得ないとのこと。庁舎から外れる部分は洞窟を残し、点検口(=人工洞口)を設置するという事であった。 12:00、休憩。近くの「ベルシティ 裾野店」にて昼食を購入。 13:00、402号室で着替えを済ませ、エレベーターに乗っていざ洞口へ。洞口は地下1階にあり、その工事をしているときに開口したとのことである。廊下に開いた点検口から2m降り、さらに3mほど降りると、そこには暗黒世界が広がっていた。全体的に天井高が低いが、立って歩ける空間もある。基礎補強のコンクリートが鎮座し、鉄柱が生えるという、洞窟としても奇観である。 各所で写真を撮りながら、珪酸による二次生成物、コンクリート成分による二次生成物、洞窟珊瑚のようなものを観察した。溶岩洞は専門外であるため、全てが目新しい。生物も探したが、小柄沢川から流入したサワガニしか確認できなかった。 15:00、出洞。 15:30、解散。駐車場で木崎さんらを待ちながら、立原会長にいろいろとお話を伺う。 16:00、ついに待ちきれなくなって市役所を後にする。 16:30、山崎のリクエストにより、観光洞「駒門風穴(かざあな)」に立ち寄ることとなった。形成成因を想像しながら観光していると、目の前につなぎ姿の人が横切った。木崎さん? 観光洞でもつなぎ姿とは驚きある。あらためて溶岩洞のレクチャーを受けながら洞内を楽しむ。 17:30、出洞。チケット売り場の方は木崎さんと顔見知りのようで、山崎と本田は洞窟グッズとして御守りを購入して千葉へ。安産祈願って書いてあるんですけど・・・。木崎さんと解散。 18:00、相方へ土産物を買うべく「御殿場高原 時之栖」へ。貢ものをしないと、今後の活動に影響が出てしまう。地ビールやソーセージを購入し、B級グルメ王者「富士宮やきそば」とB級グルメ新参者「すその水ギョーザ」を食す。 18:30、出発。 21:30、JR国立駅到着。解散。千葉はそのまま村野と合流、ケイビングジャーナルの最終チェックを行なったのであった。 丁寧な説明をしていただいた「裾野第二風穴」。一方、同じ県内にありながら不十分な説明のみで埋設しようとする「三島風穴」と、対応差が際立った。裾野市役所の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。(文責 千葉伸幸)
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